京王バス永福町営業所 廃止・撤退路線

京王バス永福町営業所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/12 23:27 UTC 版)

廃止・撤退路線

東京線

1949年(昭和24年)に都営バス、小田急バスの前身の武蔵野乗合自動車と3社共管で運行開始。翌1950年(昭和25年)、武蔵野乗合は小田急電鉄に買収され、社名を小田急バスに変える。

都電第5次撤去と同時の1970年(昭和45年)3月20日限りで都営と京王が撤退。小田急バスは新宿駅西口までに短縮の上、宿44系統として運行を継続している。

新橋線

  • 111:新橋駅 - 西新橋一丁目 - 虎の門 - 溜池 - 赤坂見附 - 四谷駅前 - 四谷三丁目 - 新宿一丁目 - 新宿追分 - 新宿駅南口 - 角筈二丁目 - 西参道 - 新宿車庫前(初台交差点) - 初台 - 幡ヶ谷 - 笹塚 - 明大前 - 下高井戸(1948年10月から1970年10月31日まで)
  • 111:新橋駅 - 溜池 - 四谷駅前 - 新宿駅南口 - 西参道 - 初台 - 笹塚 - 明大前 - 永福町(1970年11月1日から廃止まで)

都営バス新宿営業所と共同運行。世田谷営業所(初代)からの引き継ぎ路線で、引き継ぎの際に終点が永福町へ変更された後、1971年(昭和46年)10月31日限りで京王が撤退。

新橋永福町線

  • 126:永福町 - 代田橋駅 - 大原町 - 上原駅上 - 富ヶ谷 -(←渋谷駅/神山町→)- 南青山五丁目 - 外苑前 - 南青山一丁目 - 六本木 -溜池 - 新橋駅

都営バス新宿営業所と共同運行。1950年(昭和25年)10月に開通し、新橋線と異なり当初から永福町所管だった。

富ヶ谷から渋谷二丁目にかけての渋谷地区では、永福町行きは渋谷駅東口、宮下公園、宇田川町を、新橋駅行きは神山町、渋谷栄通(現在の渋谷センター街入口辺り)を経由していた。六本木と新橋の間は都電6系統(現・都バス都01系統)と並行し、六本木から青山一丁目まで外苑東通りを走り、青山通りに出て渋谷駅というルートを取った。

1969年(昭和44年)3月31日限りで廃止。富ヶ谷と代々木上原の間の井ノ頭通りは、2003年に笹塚循環線が新設されるまで、30年以上も路線バス空白地帯となってしまった。

高円寺線

都営バス堀ノ内営業所→杉並営業所と共同運行。1957年(昭和32年)に開設された都営バス9系統に後から京王が参入して136系統と改められる。

1971年(昭和46年)8月31日限りで京王が撤退。その後、2014年の佼成病院移転に伴い高円寺駅 - 佼成病院線として復活を果たしている。

駒場線

東京急行電鉄(現・東急バス目黒営業所と共同運行。東急との相互乗り入れで目黒区に足を伸ばしていた路線。東急では松濤線と呼称した。

1955年(昭和30年)に新宿駅西口と駒場駅(現・駒場東大前駅)の間で開通、当初は京王単独でしかも幡代経由だった。その後、山手通りの整備が進んだ1965年(昭和40年)に東急東横線中目黒駅まで延長、東京急行電鉄の洗足線と接続の上、東急が新規参入した。新宿駅西口と初台交差点の間は新橋線と同じ、初台交差点と東大前の間は渋谷初台線と同一、中目黒駅から終点の目黒区役所までは東急バス洗足線と同一のルートを取った。

新宿駅から目黒区東山にあった東急修学旅行会館へのアクセスを確保すると共に、東海大学本部・代々木キャンパス、東海大望星高校への通学輸送を担っていたが、1971年(昭和46年)に京王が撤退、残った東急便も1974年(昭和49年)1月15日限りで廃止となった。

三軒茶屋線

小田急バス若林営業所と共同運行。1950年(昭和25年)に開設。幡代を左折して中野通りに入り、東急バス幡ヶ谷線との併走区間を経て茶沢通りを南下、東急玉川線とぶつかる三軒茶屋まで運転された。

1966年(昭和41年)の車両制限令改正に伴い、世田谷区北沢の狭隘な道路を大型バスが走れなくなったことで新宿と下北沢の間が廃止になり、同時に京王は撤退。下61系統として下北沢引返所 - 野沢交番間を小田急バスが単独で継続される。

松沢線

現在のすぎ丸および希望ヶ丘団地線の系譜につながる路線。1954年(昭和29年)に下高井戸 - 杉並高校間で開通し、後に浜田山駅での分割、世田谷区松沢方面へのルート変更を経て、1970年(昭和45年)の世田谷営業所閉鎖時に廃止。

松ノ木線

  • 永01:永福町 -(←西永福 / 大宮台 →)- 大宮八幡前 - 松ノ木住宅

高45・新02系統の前身。2002年(平成14年)6月2日、路線延長に伴うリニューアルの形で廃止。

新宿循環線

  • 宿30:新宿駅西口 → 十二社池の下 → 本町三丁目 → 西参道 → 新宿駅西口
  • 宿40:新宿駅西口 → 西参道 → 本町三丁目 → 十二社池の下 → 新宿駅西口

1978年4月10日運行開始。宿40(午前回り)は西参道先回り。宿30(午後回り)は十二社池の下先回りで午後から終車まで運行。2004年11月30日限りで廃止。

2003年4月1日より中野営業所が担当し、S01系統として運行開始。その後2009年9月27日に新宿WEバスが開業し、2011年12月1日よりS01系統も新宿WEバスに統合された。

聖堂線(一部系統の廃止)

  • 宿31:新宿駅西口 - 十二社池の下 - 本町三丁目 - 東大附属 - (←川島通り/富士高校→) - 中野車庫

宿32系統の折り返し便といえる存在だったが、独自区間が南台交差点と川島通りの間のごく一部しかなく、重複整理を理由に2004年11月30日限りで廃止され、宿32・33系統に統合。

  • 宿34:新宿駅西口 - 十二社池の下 - 本町三丁目 - 東大附属 - 中野車庫 - 佼成会聖堂前

これも宿32系統の変形で、南台交差点を右折して富士高校を経由、中野車庫を左折というものだった。宿32の運転本数のうち、2 - 3本に1本の割合で宿34に振り替えた(宿32は8分間隔だったものが8分~16分間隔に変更され、宿34は16~24分間隔で設定された)が、乗客の流動が偏ったため2001年3月限りで廃止、宿32系統に集約された。

  • (出庫):永福町 → 大宮台 → 方南町駅 → 佼成会聖堂前

2011年(平成23年)7月1日、永70の開設に伴い廃止された。

笹塚循環線(渋67)

  • 渋67:渋谷駅 → 大山町 → 大原一丁目 → 泉南 → 笹塚中学 → 笹塚 → 大原一丁目 → 大山町 → 渋谷駅(循環)

2003年1月に「笹塚循環線」として開業。2010年10月11日の路線再編で、渋60に変更されて廃止。


NHK線

NHK線専用車の日産ディーゼル・スペースランナーRM
(D40254、除籍済)

2000年3月18日に開業したNHKスタジオパークへのシャトルバス。NHK線専用ラッピング車両NHKキャラクターどーもくん」などが描かれる)の中型車が充当されたが、検査時やイベントによる多客時などは一般車両で運行されたこともある。運行開始当初は東急バス淡島営業所との共同運行路線だったが、2010年3月31日限りで東急が撤退して京王単独の運行となり、運賃も大人150円・小児80円から一般路線と同額の大人210円・小児110円(IC 105円)に改定された。

直行シャトルバスのため、途中の停留所には停車しない。渋谷駅発着路線でNHK放送センターを経由する系統は、神南一丁目交差点から公園通りを経由(一部は西武百貨店から渋谷センター街井ノ頭通りを経由)するが、本系統はファイヤー通り経由。

スタジオパークが2011年4月から半年間改装のため休館したことから、本系統は2011年3月28日より2011年10月14日まで土・休日の運行を休止していたが、イベント開催時などは土・休日にも運行することもあった(2011年5月1日・3日~5日に実際に運行した)。

NHK放送センターの建て替え計画と新型コロナウイルス感染症パンデミックが重なり、スタジオパークは2020年2月25日を最後に休館となったため本路線も運休となり、そのまま5月11日付で閉館が決まったため廃止となった。再開は建て替えの終わる2036年(令和18年)以降になる。

  • 渋68:渋谷駅 - 渋谷区役所 - 富ヶ谷 - 代々木上原駅 - 大山町 - 北沢小学校 - 大原一丁目 - 永福町

入出庫便。渋谷駅方向に朝1本、永福町方向に夜1本運行していた。永福町方向は2018年2月1日のダイヤ改正時に、渋谷駅方向はNHK線の廃止と共に運行を終了。

丸の内線(052系統)

2021年10月1日に新設されたが、バスターミナル東京八重洲への乗り入れによる路線再編に伴い、2022年9月16日をもって廃止された[4][5]


  1. ^ 世田谷営業所 京王電鉄バス公式サイト、2019年11月15日閲覧(アーカイブ archive.is)。
  2. ^ C・H01系統の減便および土日祝の運行廃止について 京王バス(2024年3月1日) 2024年3月3日閲覧
  3. ^ [1] [2] 京王バス 中野営業所運行路線図 京王電鉄バス公式サイト、2020年10月現在、2020年10月2日閲覧。
  4. ^ a b 【052】渋谷駅~新宿駅西口経由~新橋駅 系統新設のお知らせ 2021.9/17 京王バス
  5. ^ a b c 【050系統】渋谷駅~バスターミナル東京八重洲新設について - 京王バスホームページ 2022年9月8日閲覧。
  6. ^ 2024年4月1日(月)より 【050】渋谷~新宿駅西口~バスターミナル東京八重洲を一部時間帯【030】永福町~新宿南口交通ターミナル(バスタ新宿)~バスターミナル東京八重洲 にリニューアルいたします! 京王バス(2024年3月1日) 2024年3月3日閲覧
  7. ^ 【ダイヤ改正】高45永福町駅〜高円寺駅南口 10月16日(水)ダイヤ改正のお知らせ”. 京王バス (2019年10月7日). 2019年10月14日閲覧。[リンク切れ]
  8. ^ 【10月16日(水)】五日市街道営業所管轄ダイヤ改正”. 関東バス (2019-1010). 2019年10月14日閲覧。[リンク切れ]
  9. ^ 京王バス 永福町営業所運行路線図 京王電鉄バス公式サイト、2020年10月現在、2020年10月2日閲覧。
  10. ^ a b c d 『バスジャパンハンドブックシリーズ R62 京王電鉄バス・西東京バス』BJエディターズ・星雲社、2007年9月1日発行、ISBN 978-4-434-10234-9
  11. ^ a b c d e f 『バスジャパンハンドブックシリーズ S86 京王バス・西東京バス』BJエディターズ・星雲社、2014年12月1日発行、ISBN 978-4-434-19866-3


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