クイズEXPO'70 クイズEXPO'70の概要

クイズEXPO'70

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/10 03:49 UTC 版)

クイズEXPO'70
ジャンル クイズ番組
放送時間 金曜 19:00 - 19:30(30分)
放送期間 1969年10月3日 - 1970年3月
放送国 日本
制作局 読売テレビ
出演者 坂本九
オープニング 世界の国からこんにちは
エンディング 同上
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概要

1970年3月14日土曜)に開幕する日本万国博覧会(大阪万博)を半年後に控え、そのPRを兼ねて放送。番組は毎回万博への参加国をクイズのテーマにしていた。番組後半にはゲスト歌手による歌のコーナーもあった。司会は、万博テーマソング「世界の国からこんにちは」の歌手でもある坂本九が務めていた。収録は公開形式で、万博会場ではなく大阪府内と近郊のホールで行われていた。

元々万博が開幕するまでの期間限定番組だったため、延長することもなく半年で終了した。

ルール

1対1の対戦クイズで、解答者は時計回り・反時計回りの観覧車風のゴンドラに乗る。

最初は解答者が左右の位置(右:チャンピオン、左:挑戦者)からスタート[要説明]。正解すると自分のゴンドラが1段上昇し、相手のゴンドラが1段降下する。逆に不正解のときには自分が1段降下し、相手が1段上昇。そして下段解答者が正解したときには、上段解答者のいた地点まで上昇する(例:下2段目にいた解答者が正解すると上2段目まで上昇し、入れ替わりで上段解答者が下2段目まで下降。上段解答者が不正解の場合にはこの逆のパターン)。

これを繰り返していき、ゴンドラが真上に来た時点で勝ち抜けとなり、「勝抜き賞」1万円を獲得。そして新しい挑戦者を迎えて再度対戦を行った。5人勝ち抜いた者には天井から大量の紙吹雪が降り、「チャンピオン賞」として各回のテーマになった参加国へ行ける海外旅行と副賞の賞金10万円が贈られた。

補足

  • 第1回で行われたのは「ゲスト特集」で、E・H・エリック、桂三枝(後の六代桂文枝)、高松しげお加藤登紀子、徳永芽里などがフランスをテーマにしたクイズに挑戦していた。第1回放送当日(1969年10月3日)付の読売新聞関東版朝刊のテレビ欄には、本番組の写真が掲載されている。
  • 年明け直後の1970年1月2日に行われたのは「紅白対抗ゲスト大会」で、ジュディ・オング上原ゆかり高田美和丘みつ子丹下キヨ子が紅組メンバーとして、ジェリー藤尾蔵忠芳太田博之長沢純十朱久雄が白組メンバーとしてそれぞれ出場。ルールは通常時と同じだったが勝抜き戦ではなく、一番上にゴンドラが着いた方が勝ちになり、最終的に勝者の多い組が優勝となるチーム対抗戦形式だった。負けチームには、番組冒頭で坂本が連れてきたセント・バーナード(この年は戌年だった)とキスをする罰ゲームが待っていた[1]
  • 1970年3月の万博開幕時[いつ?]のサブタイトルは「祝!万国博開幕」となっており、当該回で坂本が「世界の国からこんにちは」を歌った。
  • ゴンドラセットの中央に「クイズEXPO'70」、「久光製薬」の間に万博マーク(桜を形どったもの)が掲げられており、さらにセットの上部には万博参加国の「万国旗」が掲げられていた。

脚注

読売テレビ製作・日本テレビ系列 金曜19:00枠
(本番組まで久光製薬一社提供枠)
前番組 番組名 次番組
スターなんでも大会 ものまね大将
(1969年4月4日 - 1969年9月26日)
クイズEXPO'70
(1969年10月3日 - 1970年3月)
オールスター・サーカス

世界のビッグショー

結婚しまショー
(1970年5月15日 - 1970年9月25日)



  1. ^ 読売新聞読売新聞社、1970年1月1日付のテレビ欄。 


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