雲隠六帖
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雲隠六帖(くもがくれろくじょう)とは、『源氏物語』の補作の一つ。しばしば偽書・偽作研究で取り上げられることは多いが紫式部が書いたものでないことは明らかなものである。中世王朝物語と呼ばれるジャンルに含まれる。室町時代初期の注釈書である四辻善成の『河海抄』に見えないことなどからそれ以後の成立と見られるが作者は不明である。『阿里莫本』のようにこの雲隠六帖を含めた全60帖で伝えられる源氏物語の写本も存在する。
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- ^ 妹尾好信「梗概書」伊井春樹・渋谷栄一編『講座源氏物語研究 第三巻 源氏物語の注釈史』おうふう、2007年2月、pp.153-177。 ISBN 978-4273034535
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