源氏物語の類
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源氏物語の類(げんじものがたりのるい)とは、源氏物語などの専門家である国文学者の稲賀敬二が平安時代末期から鎌倉時代ころまでにかけての源氏物語の受容の実態に関連して唱えた概念のことである。
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- ^ 光源氏物語本事に記録された異文によると「五四まき」
- ^ 阿部秋生「物語の増補・改訂」『岩波セミナーブックス41 源氏物語入門』岩波書店、1992年(平成4年)9月7日、pp.. 137-140。 ISBN 4-00-004211-4
- ^ 三巻本の該当箇所は「すみよし。うつぼ、とのうつり。くにゆづりはにくし」と在り「うつぼの類」との記述は見えない。「殿移り」は、執筆当時に通用していたうつほ物語の巻(「蔵開き」か)の別名ではないかとされる。
- ^ 藤村潔「広本源氏物語と巻名の異名 源氏物語-3-」『文学』第50巻第11号、岩波書店、1982年11月、pp.. 46-56。
- ^ 常磐井和子「巣守物語論」『源氏物語古系図の研究』笠間書院、1973年3月、pp.. 287-308。
- ^ 久下裕利「別巻の存在 『源氏物語』の別巻「桜人」、「狭筵」、「巣守」」『変容する物語-物語文学史への一視覚-』新典社、1990年(平成2年)10月、pp.. 27-40。 ISBN 978-4-7879-6751-0
- ^ 伊井春樹「物語の整理」『源氏物語の謎 三省堂選書 98』三省堂、1983年(昭和58年)5月、pp.. 208-210。
- ^ 伊井春樹「源氏物語の巻数」『源氏物語の伝説』昭和出版、1976年(昭和51年)10月、pp.. 101-105。
- ^ 反町茂雄「源氏物語収集と池田亀鑑先生と」『定本 天理図書館の善本稀書』八木書店、1980年3月、pp.. 149-173。
- 1 源氏物語の類とは
- 2 源氏物語の類の概要
- 3 『源氏物語の類』の受容
- 4 参考文献
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