浮舟 (源氏物語)
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巻名は、薫の庇護を受けていた女が匂宮に連れ出されて宇治川対岸の隠れ家へ向かう途中に詠んだ和歌「橘の小島の色はかはらじをこのうき舟ぞゆくへ知られぬ」(橘の茂る小島の色のようにあなたの心は変わらないかも知れないけれど、水に浮く小舟のような私の身は不安定でどこへ漂ってゆくかも知れません)に因む。
- ^ 伊東祐子「源氏物語の引歌の種々相」(『源氏物語の探求 第十二輯』風間書房 1987)
- ^ 神作光一「「千年紀『源氏物語』の和歌を読む」にあたって(新連載) 」本阿弥書店編『歌壇』第22巻第10号(通号第257号)、本阿弥書店、2008年(平成20年)10月、pp. 96-100。
- ^ 稲賀敬二「作中人物解説 浮舟」池田亀鑑編『源氏物語事典下巻』東京堂出版 1960年(昭和35年)(合本は1987年(昭和62年)3月15日刊)、p. 322。 ISBN 4-4901-0223-2
- ^ 「浮舟」『源氏物語事典』 林田孝和・竹内正彦・針本正行ほか編、大和書房、2002年(平成14年)、p. 67。ISBN 4-4798-4060-5
- ^ 「浮舟」西沢正史編『源氏物語作中人物事典』東京堂出版、2007年(平成19年)1月、p. 243。 ISBN 978-4-490-10707-4
- ^ 平安神宮百年史編纂委員会『平安神宮百年史 年表編』 p.225,
- 1 浮舟 (源氏物語)とは
- 2 浮舟 (源氏物語)の概要
- 3 浮舟を扱った作品
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