雲仙天草国立公園とは?

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うんぜんあまくさ こくりつこうえん -こくりつこうゑん 【雲仙天草国立公園】 ◇

長崎熊本鹿児島の三県にまたがる国立公園雲仙岳天草諸島沈降海岸がその中心

雲仙天草国立公園

写真:高舞登山より望む天草諸島
[高舞登山より望む天草諸島

地図

雲仙には、昭和3年指定された普賢(ふげん)岳紅葉樹林など5件と、平成16年指定平成新山、計6件の指定天然記念物がある。

一方歴史的には、8世紀初頭満明寺開基以来宗教山として栄え明治期には外国人保養地として発展した。また、江戸時代から近年まで、放牧も盛んであった。

この国立公園風景は、変化に富む自然を縦糸に、振幅大きな人歴史横糸にして、重層的織り上げられたものである

島原半島と雲仙

写真:仁田峠のミヤマキリシマ
仁田峠のミヤマキリシマ

長崎県島原半島雲仙地域と、八代やつしろ)海を隔て九州本土向き合う天草地域からなる昭和9年雲仙国立公園として瀬戸内海霧島とともに最初に指定された国立公園である。その後31年天草地域追加して現在の名称になり、42年にはさらに天草5地域追加している。

雲仙岳複式火山で、九千部(くせんぶ)岳、妙見岳、野岳など10座以上の火山群からなるその中で普賢岳は、妙見カルデラ中央火口丘であり、近世活動歴史が残るのはすべてこの山である。特に寛政4年(1792)の噴火では、同時に起こった強い地震により東部眉山(まゆやま)が大崩壊を起こし島原の町を埋没させたうえ、有明海津波を引き起こし死者15,000名を出した。「島原大変肥後迷惑」として伝えられる、日本最大噴火災害である。島原九十九島そのとき流れ山名残である。

写真:雲仙地獄
雲仙地獄

雲仙温泉はこの地域利用中心である。普賢岳西方谷間にある平坦地で、大宝元年701)に行基ぎょうき)が大乗院満明寺開き中世に高野山と並ぶ真言宗霊場として、隆盛極めたと伝えられる。温泉古くから利用されていたが、明治以降香港上海などに居留する外国人避暑地としても利用され、国際的に知られるようになったこのため長崎県明治44年雲仙県営公園指定し、ゴルフ場なども整備して経営乗り出しのである洋風建築が多いのはこのような経緯からであり、今も公共建築などにそのスタイル継承されている。地区内には噴気、噴湯の活発な雲仙地獄があり、原生湿原白雲の池なども散策範囲である。

雲仙岳国見岳などには仁田(にた)峠から登山道があり、峠から妙見岳まではさらにロープウェイもある。初夏ミヤマキリシマ秋の紅、冬は地元で「花ぼうろ」と呼ばれる霧氷と、季節ごとに変化する自然を楽しめる登山禁止解除された普賢岳は、平成新山展望地点として人気集めている。また、千々石(ちぢわ)から登る九千部岳は、やや北西離れた静かな山である。

天草地域

天草地域沈降した山地であり、上島下島の2島を主に、大小合わせて120余り島々でつくる多島海リアス式海岸が展開する。

天草五橋は、九州本土宇土半島上島連絡する5本ので、天草パールライン一部構成し、上島大矢野島の間にある天草松島通過する。ここは多く小島入り組んだ海岸線からなる多島海海域であり、上島の千巖(せんがん)山や高舞登(たかぶと)山は、この地区一望できる代表的展望地点である。

下島西海岸天草灘面する北端にある富岡半島の曲崎(まがりざき)には、北方からの沿岸流により発達中の砂嘴(さし)がある。そこから南は出入り少な海岸線続き海食崖発達し、特に妙見浦岩礁洞門が多い。十三仏じゅうさんぶつ)崎からは荒々しいこの地区海岸展望できる。

これと対照的に、南部羊角ようかく)湾は湖沼のように深く湾入したリアス式海岸である。また、上島山稜下島六郎次山からは、御所浦島獅子島などの島嶼とうしょ)がある八代海不知火しらぬい)の海)を望むことができる。

天草といえば厳し弾圧を受けたキリスト教信仰関わる歴史忘れることはできない下島本戸城跡には殉教公園整備され、関係資料展示されている。また、石段十字彫り込んだ明徳寺、崎津や大江天主堂なども、この地の歴史と現在を語っている。

普賢岳

写真:普賢岳火山ドーム
普賢岳火山ドーム

雲仙山岳のうち、噴火記録のあるのは普賢岳のみである。寛政4年活動本文のとおりだが、平成2年198年ぶりに活動始まり平成7年まで続いた。この間火砕流土石流多発し、山麓大きな被害を及ぼし、平成3年には火砕流により死者行方不明44名を出す惨事も起こった。

この活動により普賢岳東方新たな溶岩円頂丘成長し、普賢岳より197mも高い1,486mの平成新山誕生した。日本で一番新しい山である。

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雲仙天草国立公園

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/07/14 13:16 UTC 版)

雲仙天草国立公園(うんぜんあまくさこくりつこうえん)は長崎県島原半島熊本県天草諸島に属する国立公園である(一部鹿児島県も含む)。雲仙地区は1934年3月16日雲仙国立公園として、瀬戸内海国立公園,霧島国立公園(現・霧島錦江湾国立公園)とともに日本で最初の国立公園に指定される。天草地区は1956年7月20日に編入され、現在の雲仙天草国立公園と改称され面積28,279haとなる。




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  1. ^ 雲仙天草国立公園の区域図 (PDF)”. 環境省. 2012年10月8日閲覧。
  2. ^ 雲仙天草国立公園の公園紹介”. 環境省. 2012年10月8日閲覧。
  3. ^ 国立公園の利用者数(公園、年次別) (PDF)”. 環境省. 2012年10月8日閲覧。


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