銅鑼とは? わかりやすく解説

ど‐ら【×鑼】

読み方:どら

打楽器の一。青銅などでできた金属製円盤につるし、ばちで打ち鳴らす仏教法要民俗芸能囃子(はやし)、歌舞伎下座音楽出帆合図などに広く用いられるゴング

[補説] 書名別項。→銅鑼


どら【銅鑼】

読み方:どら

詩誌。大正14年1925)、草野心平広東(カントン)留学中創刊宮沢賢治八木重吉らの作品紹介昭和3年(1928)終刊


銅鑼

読み方:ドラdora

金属製打楽器の一


銅鑼

読み方:ドウラ(doura)

中世以降軍陣用いられ合図小型の鐘の一種


銅鑼

名称
銅鑼
<どら>

区分
重要無形文化財

保持
魚住安彦
<うおずみ やすひこ>
雅号 三代 魚住 為楽
うおずみ いらく
石川県

解説
銅鑼は我が国には中国大陸より伝わり仏寺法会使用され普及した。現在は,主として法会茶会において,客の送迎時の合図用いられている。銅鑼は打ち出す音色のよさ,余韻長さによって価値がきまる。 制作に錫等を加えた銅合金砂張」を材料とし,型鋳造行われる。形は円形中心部高く盛り上げ薄肉均質とする。これを熱を加えながら地金組織密にするため金鎚打ち音響よくするため焼入れ行い,金肌を整えてから着色して仕上げる。

銅鑼


銅鑼

主名称: 銅鑼
指定番号 2402
枝番 01
指定年月日 1976.06.05(昭和51.06.05)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 工芸品
ト書
員数 1口
時代区分 鎌倉
年代 建長8年(1256)
検索年代
解説文:  共に響銅鋳成で一部轆轤仕上げ施している。>〓子中世における遺品極めて少なく、これは今日知られている在銘最古遺例であり、且つ、〓・銅鑼が一具として揃い、その資料的価値は高い。

銅鑼

工芸技術のほかの用語一覧
金工:  刀剣研磨  彫金  日本刀  銅鑼  鋳金  鍛金
陶芸:  備前焼

銅鑼

作者上林暁

収載図書上林暁全集 第1巻 増補決定版
出版社筑摩書房
刊行年月2000.6


銅鑼

作者黄春明

収載図書鹿港からきた男
出版社国書刊行会
刊行年月2001.6
シリーズ名新しい台湾の文学


銅鑼

読み方:ドラdora

作者 会津八一

初出 昭和20年

ジャンル 短歌


銅鑼

読み方:ドラdora

作者 上林暁

初出 昭和8年

ジャンル 小説


銅鑼

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/20 08:23 UTC 版)

元寇史料館に所蔵されているが用いた銅鑼
マレーシアの銅鑼

銅鑼(どら、度鑼[1])は体鳴楽器に属する打楽器の一つ。青銅真鍮などの金属でできた盆形の円盤を枠(ドラスタンド)に吊るして、で打ち鳴らす。仏教法要[2]、民俗芸能の囃子歌舞伎下座音楽[2]、出帆の合図[2]など広く用いられる。仏教用のものは鐃(にょう、どら)とも呼ぶ[1]

大きさは大小様々で、中央にいぼ状の隆起があるものもある。桴も種類は多く、用途によって組み合わせは様々である[1]

はっきりした音程はないが、一定の音程に調律するものもある。

全長100メートル以上の船舶には音響信号として「どら」(gong)の備付けが義務付けられている(海上衝突予防法33条1項)。視界不良時の信号として用い,錨泊中又は乗り上げにおいて,船の前部にある号鐘(bell)と交互に銅鑼を後部で鳴らす(同法35条6項,9項)。

英語では、東南アジア等で使われる音階のある伝統楽器や、格闘技などで試合の合図として打ち鳴らすものなどを含めてゴングと総称する。ゴング一般に関しては記事「ゴング」を参照。

出典

  1. ^ a b c 新村出 編『広辞苑』(第六版)岩波書店、2008年1月11日、2039頁。 
  2. ^ a b c どら(銅ら) 横須賀市教育研究所

関連項目


銅鑼

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 05:30 UTC 版)

タイの楽器」の記事における「銅鑼」の解説

コーンチャイ (ฆ้องชัย)、コーンフイ (ฆ้องหุ่ย)、またはコーンムイ (ฆ้องมุ่ย) - 大型の時を告げるために用いられる釣銅鑼。 コーンモーン (ฆ้องโหม่ง) もしくはモーン (โหม่ง) - 中型の釣銅鑼。タイ伝統的合奏用いられる。 コーンメーン (ฆ้องเหม่ง) もしくは コーングラテー (ฆ้องกระแต) - 小型の釣銅鑼。信号パレードの中で拍子として用いられる。 クローンラーオ (ฆ้องราว) - 木製フレーム収められ大中小の三つの銅鑼。 クローンクー (ฆ้องคู่) - 木製の箱に二基一対収められた銅鑼。タイ南部劇場音楽演奏などで用いられる。 ウォンクローンチャイ (วงฆ้องชัย) - 円く配置され7つの銅鑼のセット

※この「銅鑼」の解説は、「タイの楽器」の解説の一部です。
「銅鑼」を含む「タイの楽器」の記事については、「タイの楽器」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「銅鑼」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「銅鑼」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「銅鑼」の関連用語

銅鑼のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



銅鑼のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
文化庁文化庁
Copyright © 2024 The Agency for Cultural Affairs. All rights reserved.
文化庁文化庁
Copyright (c) 1997-2024 The Agency for Cultural Affairs, All Rights Reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの銅鑼 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのタイの楽器 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS