層序学的定義とは? わかりやすく解説

層序学的定義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/29 05:45 UTC 版)

チトニアン」の記事における「層序学的定義」の解説

異な古生物地理学地域は、以下の各地域個別生層序スケール確立繋がり特定の指標アンモナイト微化石磁気層序など)に応じてある地域内における異なゾーニング確立している。 基底公式な定義テチス海卓越した外洋性堆積物から地点選ばれており、以下の地点研究されている。 ローヌ=アルプ地域圏アルデシュ県位置するサン・ペレーの町に所在するクルソル城の下の遠洋性石灰岩 プロヴァンス地方ヴァール県にあるカンジュエのキャンプラーガーシュテッテ石灰岩露出しており、非常に保存状態良い化石多産する。 ドイツ南部バーデン=ヴュルテンベルク州シュヴァーベンジュラ山脈露頭 シチリア島エトナ地方のフォルナッツォの近くサイト

※この「層序学的定義」の解説は、「チトニアン」の解説の一部です。
「層序学的定義」を含む「チトニアン」の記事については、「チトニアン」の概要を参照ください。


層序学的定義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/11 07:35 UTC 版)

クングーリアン」の記事における「層序学的定義」の解説

クングーリアンロシアペルミ地方クングールにちなん命名された。クングーリアン階1890年ロシア地質学者アレクサンドル・スタッケンバーグが学術論文初め使用したクングーリアン基底コノドントの種 Neostreptognathodus pnevi(英語版) と N. exculptus の初出現で定義されている。

※この「層序学的定義」の解説は、「クングーリアン」の解説の一部です。
「層序学的定義」を含む「クングーリアン」の記事については、「クングーリアン」の概要を参照ください。


層序学的定義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/15 08:01 UTC 版)

キンメリッジアン」の記事における「層序学的定義」の解説

キンメリッジアン階の名前はイングランド位置するドーセット海岸のキンメリッジ(英語版由来し1842年フランス博物学者アルシド・ドルビニ論文時代名を発表した歴史的にキンメリッジアンという用語は異な2つ使われ方をしてきた。キンメリッジアン基底は同じであったが、最上部はイギリス層序学者によりポートランディアンの基底として定義され一方フランスではチトニアン基底として定義された。この違いは完全に解決されておらず、国際層序委員会英語版)のタイムスケールではチトニアンキンメリッジアンの上の階とされている。 キンメリッジアン基底アンモナイトの種である Pictonia baylei が地質柱状図初め現れる地点で、模式地イギリス南海岸のキンメリッジ。キンメリッジアン最上部、すなわちチトニアン基底アンモナイトの種 Hybonoticeras hybonotum が初め出現する地点であり、これは磁気異常 M22An の最上部とも一致する

※この「層序学的定義」の解説は、「キンメリッジアン」の解説の一部です。
「層序学的定義」を含む「キンメリッジアン」の記事については、「キンメリッジアン」の概要を参照ください。


層序学的定義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/15 07:55 UTC 版)

インドゥアン」の記事における「層序学的定義」の解説

かつては西洋層序学者らがスキタイ階という用語を使用していたが、ロシア層序学者が1956年スキタイ階をインドゥアン階オレネキアン階細分したかつては前期インドゥアン相当する時代がカナダアクセルハイバーグ島北西部Griesbachに模式地を持つグリースバキアン期、後期インドゥアン前期オレネキアン相当する時代ヒマラヤ模式地に持つナンマリアン期とされていた。また、インドゥアン期非公式にグリースバキアン亜期とディーネリアン亜期に細分され、ナンマリアン期という語は現在では使用されていないインドゥアン階という名称はパキスタンインドインダス地域にちなん命名された。 インドゥアン階基底、すなわち下部三畳系三畳系中生界基底コノドントの種 Hindeodus parvus が最初に化石記録出現する場所、あるいはP-T境界後のδ18O値の負異常の終わり定義されている。インドゥアン階基底国際標準模式層断面及び地点(GSSP)は中華人民共和国長興県位置する

※この「層序学的定義」の解説は、「インドゥアン」の解説の一部です。
「層序学的定義」を含む「インドゥアン」の記事については、「インドゥアン」の概要を参照ください。


層序学的定義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/15 07:55 UTC 版)

アニシアン」の記事における「層序学的定義」の解説

アニシアン階基底、すなわち中部三畳系基底コノドントの種 Chiosella timorensis が層序記録初め出現する場所とされることや、magnetic chronozone MT1n の基底とされることがある国際標準模式層断面及び地点(GSSP)はルーマニアドブロジャ位置する Deşli Caira 山の横に位置する

※この「層序学的定義」の解説は、「アニシアン」の解説の一部です。
「層序学的定義」を含む「アニシアン」の記事については、「アニシアン」の概要を参照ください。


層序学的定義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/15 07:59 UTC 版)

ラディニアン」の記事における「層序学的定義」の解説

ラディニアン基底アンモナイトの種 Eoprotrachyceras curionii あるいはコノドントの種 Budurovignathus praehungaricus が層序記録初め出現する場所であると定義されている。基底国際標準模式層断面及び地点(GSSP)は北部イタリアブレシア県バゴリーノのカッファロ川(英語版)の川底露頭である。

※この「層序学的定義」の解説は、「ラディニアン」の解説の一部です。
「層序学的定義」を含む「ラディニアン」の記事については、「ラディニアン」の概要を参照ください。


層序学的定義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/15 08:01 UTC 版)

オックスフォーディアン」の記事における「層序学的定義」の解説

オックスフォーディアン階1815年ごろにウィリアム・スミスにより「固い粘土頁岩」("Clunch Clay and Shale") 、1818年にW・ブックランドにより「あるいは沼地粘土」("Oxford, Forest or Fen Clay") と表現された。1844年にはアルシド・ドルビニ論文中でオックスフォーディアンという用語を正式に導入したオックスフォーディアンという名称はイングランド都市オックスフォードから派生したもので、オックスフォードでは単層良く卓越している。ただし、オックスフォーディアン階オックスフォード留まらずドーセットからヨークシャー海岸までほぼ連続して露出し一般に低く広い谷を形成している。特にウェイマスオックスフォードベッドフォードピーターバラスカーブラ露頭顕著である。オックスフォーディアン期岩石イギリスの Uig やスカイ島でも産出する

※この「層序学的定義」の解説は、「オックスフォーディアン」の解説の一部です。
「層序学的定義」を含む「オックスフォーディアン」の記事については、「オックスフォーディアン」の概要を参照ください。


層序学的定義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/15 07:56 UTC 版)

オレネキアン」の記事における「層序学的定義」の解説

オレネキアン階1956年ロシア層序学者が初め学術論文でその語を登場させた。かつては後期オレネキアン相当する時代がカナダエレスメア島に模式地を持つスパシアン期、前期オレネキアン後期インドゥアン相当する時代ヒマラヤ模式地に持つナンマリアン期とされていた。現在ではスパシアン期はオレネキアンの亜期とされ、ナンマリアン期という語は使用されていない

※この「層序学的定義」の解説は、「オレネキアン」の解説の一部です。
「層序学的定義」を含む「オレネキアン」の記事については、「オレネキアン」の概要を参照ください。


層序学的定義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/22 14:59 UTC 版)

フロイアン」の記事における「層序学的定義」の解説

フロイアン階基底スウェーデンヴェステルイェートランド地方のDiabasbrottet採石場位置するGSSPでフデイシテトラグラプトゥス・アプロクシマトゥス(英語版)の初出現として定義される国際標準模式層断面及び地点はDiabasbrottetクオリー(北緯582132東経12度3009秒 / 北緯58.3589度 東経12.5024度 / 58.3589; 12.5024)で、主に頁岩層位的に連続した露頭である。名称はスウェーデン南部ヴェステルイェートランド地方Flo由来し2004年にフローアン(英: Floan)が提案されたが、国際層序委員会フロイアン正式名称採用した

※この「層序学的定義」の解説は、「フロイアン」の解説の一部です。
「層序学的定義」を含む「フロイアン」の記事については、「フロイアン」の概要を参照ください。


層序学的定義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/15 04:10 UTC 版)

モスコビアン」の記事における「層序学的定義」の解説

モスコビアン1902年にド・ラバランが命名したモスクワ盆地ではモスコビアン厚さ約180メートル泥灰土白色石灰岩で、Spirifer mosquensis や Fusulina cylindrica を特徴とし、この他フズリナの Staffella 属も産出する。サマラベンドではモスクワ盆地存在しない Wedekindellina 属に代表される上部含めて300メートル達し基底は Stafella antiqua に富みその他の大型フズリナ産出しないモスコビアン基底コノドントの種 Declinognathodus donetzianus(英語版) と Idiognathoides postsulcatus(英語版) の初出現あるいはフズリナの Aljutovella aljutovica の初出現に近い。フズリナの種は地域ごとに異なるため、世界的な対応に使うことはできない2020年4月時点モスコビアン国際標準模式層断面及び地点(GSSP)は定められていない2008年にはコノドントの種 Diplognathodus ellesmerensis(英語版) の初出現がGSSP候補として提唱されたが、同種の化石希少であること、その進化関係が明らかにされていないこと、産出した化石大半幼体のようであることが懸念されている。

※この「層序学的定義」の解説は、「モスコビアン」の解説の一部です。
「層序学的定義」を含む「モスコビアン」の記事については、「モスコビアン」の概要を参照ください。


層序学的定義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/23 01:07 UTC 版)

ダーピンジアン」の記事における「層序学的定義」の解説

Huanghuachang section GSSP位置を示す中国地図ダーピンジアン階基底コノドントのバルトニオドゥス(英語版)属の種 Baltoniodus triangularis の初出現に定義されている。国際標準模式層断面及び地点(GSSP)は中華人民共和国湖北省宜昌市黄花英語版)の黄花セクション(北緯305138東経1112226秒 / 北緯30.8605度 東経111.3740度 / 30.8605; 111.3740)に位置する、ダワン累層露頭である。下側境界タイプ産地でのコノドントの種 Baltoniodus triangularis の初出現で定義されている。厳密な境界はダワン累層基底から10.57メートル上に存在する。なお、ダーピンジアンという名称はGSSP存在する付近黄花由来し2005年提唱された。 ダーピンジアン階イングランド用いられる層序区分ではArenigと重複する

※この「層序学的定義」の解説は、「ダーピンジアン」の解説の一部です。
「層序学的定義」を含む「ダーピンジアン」の記事については、「ダーピンジアン」の概要を参照ください。


層序学的定義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/19 04:18 UTC 版)

チャンシンジアン」の記事における「層序学的定義」の解説

チャンシンジアンという名称は中国浙江省北部長興県にちなんでおり、長興石灰岩由来する。この名称は1970年地層に対して初め使用された。 チャンシンジアン1981年国際タイムスケール正式に認められた。チャンシンジアン階基底は、コノドントの種 Clarkina wangi(英語版) の最初の出現として定義されている。国際標準模式層断面及び地点(GSSP)は長興県位置するタイプエリアの眉山市プロファイルDである。

※この「層序学的定義」の解説は、「チャンシンジアン」の解説の一部です。
「層序学的定義」を含む「チャンシンジアン」の記事については、「チャンシンジアン」の概要を参照ください。


層序学的定義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/14 15:06 UTC 版)

ウーチャーピンジアン」の記事における「層序学的定義」の解説

ウーチャーピンジアンという名称は1962年中国南部のローピンジアン世がチャンシンジアンウーチャーピンジアン区分された際に初め使用され1973年初め地層ユニット用いられた。 ウーチャーピンジアン基底コノドントの種 Clarkina postbitteri postbitteri(英語版) が最初に出現する層序記録上の場所として定義されている。国際標準模式層断面及び地点(GSSP)は中国広西チワン族自治区来賓市来賓市近く位置する

※この「層序学的定義」の解説は、「ウーチャーピンジアン」の解説の一部です。
「層序学的定義」を含む「ウーチャーピンジアン」の記事については、「ウーチャーピンジアン」の概要を参照ください。


層序学的定義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/14 03:13 UTC 版)

カーニアン」の記事における「層序学的定義」の解説

カーニアン1869年にヨハン・オーガスト・ゲオルグ・エドモンド・モジソヴィッチ・フォン・モジスバー(英語版)が命名し、この名前はオーストリアハルシュタット位置する石灰岩露頭一部言及する際に初め使用されカーニアン階基底アンモナイトの種である Daxatina canadensis が初め出現する層序記録上の場所と定義されている。基底のグローバル・リファレンス・プロファイルはイタリア南ティロル地域ヴァル・バディア(英語版近くの Stuores-Wiesen に位置する

※この「層序学的定義」の解説は、「カーニアン」の解説の一部です。
「層序学的定義」を含む「カーニアン」の記事については、「カーニアン」の概要を参照ください。


層序学的定義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/03 14:59 UTC 版)

カンブリア紀第二期」の記事における「層序学的定義」の解説

ステージ2上下どちらの境界国際層序委員会英語版)による定義を受けていない。ステージ2の上側の境界すなわちステージ3との境界三葉虫出現での定義が、ステージ2基底貝類の Watsonella crosbyi(英語版) あるいは Aldanella attleborensis(英語版) の最初の出現としての定義が提案されている。 国際標準模式層断面及び地点(GSSP)の候補として、中華人民共和国雲南省朱家累層シベリア大陸アルダン川近くのPestrotsvet累層で Watsonella crosbyi が初め出現する地点挙げられている。

※この「層序学的定義」の解説は、「カンブリア紀第二期」の解説の一部です。
「層序学的定義」を含む「カンブリア紀第二期」の記事については、「カンブリア紀第二期」の概要を参照ください。


層序学的定義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/03 15:00 UTC 版)

カンブリア紀第四期」の記事における「層序学的定義」の解説

基底国際層序委員会英語版)により公式に定義されていない三葉虫の属オレネルス(英語版)あるいはレドリキア(英語版)の最初の出現や、三葉虫の種 Arthricocephalus chauveaui の最初の出現が定義として提案されている。上側境界ウリューアン階基底である。 国際層序委員会英語版)はカンブリア紀第四期命名していないシベリア術語体系広く使われている用語では、バトミアン(Batomian)とトヨニアン(Toyonian)がステージ4カバーする

※この「層序学的定義」の解説は、「カンブリア紀第四期」の解説の一部です。
「層序学的定義」を含む「カンブリア紀第四期」の記事については、「カンブリア紀第四期」の概要を参照ください。


層序学的定義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/03 14:54 UTC 版)

ルドフォーディアン」の記事における「層序学的定義」の解説

ルドフォーディアン階国際標準模式層断面及び地点GSSPイギリスのラドロー(英語版)から南西2.5キロメートルのサニーヒル・クオリー(北緯522133西経2度4638秒 / 北緯52.3592度 西経2.7772度 / 52.3592; -2.7772)に位置する示準化石にはフデイシの Saetograptus leintwardinensis leintwardinensis が、二次的な示準化石には腕足動物の Kirkidium knightii や Strophonella euglypha および単体サンゴD. myops や P. globosa が用いられている。ドーニングによる1981年論文では Cymbosphaeridium pilaris、Leoniella carminae、Multiplicisphaeridium paraquaferum、Veryhachium leintwardinensis、Leiofusa estrechaを含むアクリタークのバイオゾーンが基底のわずか下方位置する報告された。

※この「層序学的定義」の解説は、「ルドフォーディアン」の解説の一部です。
「層序学的定義」を含む「ルドフォーディアン」の記事については、「ルドフォーディアン」の概要を参照ください。


層序学的定義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 11:50 UTC 版)

アルビアン」の記事における「層序学的定義」の解説

2015年8月白亜系小委員会承認され2016年3月国際地質科学連合批准した国際標準模式層断面及び地点では、アルビアン基底フランスドローム県 Arnayon の Col de Pré-Guittard セクションにあるキリアン層準アルビアン基底定義し浮遊性有孔虫 Microhedbergella renilaevis が主指標とされる。副指標にはアンモナイトイノセラムス類、ナノプランクトン炭素同位体変動岩相変化など28指標挙げられている。同一セクションのパキール層準基底の Leymeriella tardefurcata もアルビアン基底として提案されたが、提案され境界直下不連続があること、主指標となるアンモナイト広域性に難点があること、微化石バイオマーカーなど副指標限られていることから白亜系小委員会却下された。ただしキリアン層準浮遊性有孔虫による定義も完全無欠ではなく有孔虫形態似た種が多いため種同定保存状態大きく左右されるという欠点がある。 前期白亜紀/後期白亜紀境界すなわちアルビアン/セノマニアン境界は、長らくフランス北部重要視されていた。しかし両階の地層の間に時間的間隙があること、逆に異な層準化石1層位に凝縮された状態で産出することがあることから、境界規定する新たな地層として3つの候補挙げられた。現在ではフランスアルプス山脈ロザン英語版近く位置するMont Risou の西の露頭オート=アルプ県北緯442333秒、東経5度3043秒)が公式なセノマニアン基底定義する国際標準模式層断面及び地点指定されており、層序記録有孔虫 Rotalipora globotruncanoides が出現する地点基底定義される。この境界は Marnes Bleues 累層最上部の36メートル下に位置する

※この「層序学的定義」の解説は、「アルビアン」の解説の一部です。
「層序学的定義」を含む「アルビアン」の記事については、「アルビアン」の概要を参照ください。


層序学的定義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/04 05:26 UTC 版)

アプチアン」の記事における「層序学的定義」の解説

アプチアン/アルビアン境界の定義は2016年現在のものとなったフランスドローム県 Arnayon の Col de Pré-Guittard セクションキール層準基底のLeymeriella tardefurcata が境界規定する指標として提案されたが、提案され境界直下不連続があること、主指標となるアンモナイト広域性に問題があること、微化石バイオマーカーなど副指標限られていることから白亜系小委員会却下された。一方で同一セクションキリアン層準2015年白亜系小委員会承認を受け、2016年3月国際地質科学連合国際標準模式層断面及び地点批准した。この層準浮遊性有孔虫 Microhedbergella renilaevis が主指標として境界定義し、副指標にはアンモナイト・イノセラムス類・ナノプランクトン炭素同位体変動岩相変化など28指標設定された。ただしキリアン層準浮遊性有孔虫による定義も完全無欠ではなく有孔虫形態似た種が多いため種同定保存状態大きく左右されるという欠点がある。

※この「層序学的定義」の解説は、「アプチアン」の解説の一部です。
「層序学的定義」を含む「アプチアン」の記事については、「アプチアン」の概要を参照ください。


層序学的定義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/10 10:48 UTC 版)

キャピタニアン」の記事における「層序学的定義」の解説

キャピタニアン1904年地質学者ジョージ・バー・リチャードソ(英語版)が論文初め使用した1961年には、グアダルピアン世(アメリカ合衆国テキサス州グアダルーペ山脈英語版)に由来)を細分する層序名として初め使用されそれまではグアダルピアンもキャピタニアンアメリカ合衆国南部地域的にしか用いられていなかった。2001年国際層序委員会英語版)の時代区分認められた。ヨーロッパ時代区分では Zechstein の一部にあたる。 キャピタニアン基底アッセリアンローディアンウォーディアンウーチャーピンジアンチャンシンジアン同じくコノドントの種の初出現で定義されている。後期ペルム紀根拠とされてきたフズリナの Lepidolina kumaensis 群集は現在ではキャピタニアン示準化石とされている。これに伴い放散虫 Follicucullus charveti の生息期間大部分後期キャピタニアンとされた。

※この「層序学的定義」の解説は、「キャピタニアン」の解説の一部です。
「層序学的定義」を含む「キャピタニアン」の記事については、「キャピタニアン」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「層序学的定義」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「層序学的定義」の関連用語

1
32% |||||

2
クングーリアン 百科事典
32% |||||

3
30% |||||

4
チトニアン 百科事典
16% |||||

5
16% |||||

検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



層序学的定義のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのチトニアン (改訂履歴)、クングーリアン (改訂履歴)、キンメリッジアン (改訂履歴)、インドゥアン (改訂履歴)、アニシアン (改訂履歴)、ラディニアン (改訂履歴)、オックスフォーディアン (改訂履歴)、オレネキアン (改訂履歴)、フロイアン (改訂履歴)、モスコビアン (改訂履歴)、ダーピンジアン (改訂履歴)、チャンシンジアン (改訂履歴)、ウーチャーピンジアン (改訂履歴)、カーニアン (改訂履歴)、カンブリア紀第二期 (改訂履歴)、カンブリア紀第四期 (改訂履歴)、ルドフォーディアン (改訂履歴)、アルビアン (改訂履歴)、アプチアン (改訂履歴)、キャピタニアン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS