シベリア‐たいりく【シベリア大陸】
読み方:しべりあたいりく
シベリア大陸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/30 15:39 UTC 版)
シベリア大陸(シベリアたいりく)とは、現在のユーラシア大陸のうち、ロシアのシベリア地方を大陸に見立てた言葉。実際にシベリア地方の大部分は、原生代初期から地表に存在してきたクラトン(「安定陸塊」「楯状地」とも呼ばれる非常に古い陸上プレートである。クラトンが移動によって集成して大陸が形成されたとする)と考えられている。アンガラ大陸の別名があるが、この場合はゴンドワナ大陸に繁茂した植物群との対比で使われ、シベリアに加えてモンゴルから中国北部、朝鮮半島までも含まれる。地下資源が非常に多様で豊富な地域である。
注釈
- ^ 「アンガラ植物群」の名は標準化石を産したアンガラ川流域に因む。
- ^ 実際、この地域は標高が海面下のカスピ海沿岸低地(最下部は海面下28 m)やトゥラン低地(カルスト地形にはいくつがあるポリエ(溶食盆地)の1つ、カラギーエ は10 kmx40 kmにもなり、海面下132 m)などとなっている。なお、中国内陸にあるトルファン盆地はさらに低い(海面下154 m)が、こちらは造山運動に伴う褶曲で生じた凹地であり成因が違う。
出典
- ^ a b Rogers, J. J. W. (1996). “A history of continents in the past three billion years”. Journal of Geology 104: 91–107, Chicago. Bibcode: 1996JG....104...91R. doi:10.1086/629803. JSTOR 30068065.
- ^ “中央構造線の始まり”. 大鹿村中央構造線博物館. 2020年6月8日閲覧。
- ^ 『ロシアのシェールオイル開発の現状 -バジェノフ層とドマニク層-』(レポート)JOGMEC、2017年6月22日 。2018年12月5日閲覧。
- ^ 「石油・天然ガス開発のフロンティア 「東シベリア」を拓く」『JOGMEC NEWS』vol.18、JOGMEC、2009年9月、2-6頁、2018年12月5日閲覧。
- ^ 『沈み込んだ海山が引き起こした予期せぬ火山活動』(プレスリリース)海洋研究開発機構、2017年9月14日 。2020年6月8日閲覧。
- ^ “海の研究探検隊 JAMSTEC 第2回 永久凍土が解けて、森が枯れる理由”. ナショナルジオグラフィック日本版 (2013年6月3日). 2018年12月6日閲覧。
- 1 シベリア大陸とは
- 2 シベリア大陸の概要
- 3 地質時代史
- 4 外部リンク
シベリア大陸と同じ種類の言葉
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