三の間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 19:29 UTC 版)
上流側には張り出した場所を設けてあり、これは橋の守り神である橋姫を祀る、「三の間」である。宇治橋のたもとにある通圓茶屋は1160年創業で、江戸時代のガイドブック「宇治川両岸一覧」にも描かれている茶店で、茶人としても知られる豊臣秀吉が千利休に作らせたと言われる釣瓶がある。そして通圓はこの三の間で水を汲み上げ、毎朝やってくる秀吉の使いの者に伏見城まで届けさせた。毎年10月に行われる「茶まつり」では、秀吉の故事にならってここから水を汲みお茶をたてる。現代においては、汲み上げた水は伏見城ではなく、曹洞宗の禅寺・興聖寺へと届けられる。
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