一般補助表
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 09:55 UTC 版)
一般補助表は、新訂10版では以下の4種。「全範囲」または「複数の類に跨る特定主題」で使用可能な補助表である。新訂9版では固有補助表の「言語共通区分」「文学共通区分」もこれに含まれていたため6種であった。 I 形式区分 基本的にすべての分類記号に付加できる。さらに0を重ねて付加する箇所や、0を除いて付加する箇所がある。以下に一部を示す。新訂7版のみ、「-09 経済的・経営的観点」という項目もあったが、適用範囲が限定的であるため、新訂8版で形式区分から除去された。-01 理論、哲学 -02 歴史的・地域的論述 -03 参考図書(レファレンスブック) -04 論文集、評論集、講演集、会議録 -05 逐次刊行物:新聞、雑誌、紀要 -06 団体: 学会、協会、会議 -07 研究法、指導法、教育 -08 叢書、全集、選集 I-a 地理区分 基本的にすべての分類記号に付加できる。形式区分の-02に続けて使用する。各国・各地域の歴史(210から279まで)の分類から、第1次区分の2を取り去ったものである。以下に一部を示す。(詳細は2類の要目表を参照)-1 日本 -2 アジア、東洋 -3 ヨーロッパ、西洋 -4 アフリカ -5 北アメリカ -6 南アメリカ -7 オセアニア、両極地方 II 海洋区分 指示のある箇所にのみ使用する。基本的には、海洋 (299) の第4次区分以降と同じである。以下に一部を示す。-1 太平洋-2 北太平洋 -3 南太平洋 -4 インド洋 -5 大西洋 -6 地中海 -7 北極海(北氷洋) -8 南極海(南氷洋) III 言語区分 9類や030、040、050、080などで使用する。以下に一部を示す。-1 日本語 -2 中国語 -29 その他の東洋の諸言語-291 朝鮮語(韓国語) -292 アイヌ語 -2936 カム・タイ諸語:タイ語(シャム語) -2937 モン・クメール諸語:ベトナム語 -294 オーストロネシア諸語(マライ・ポリネシア諸語)-2942 ムラユ語(マレー語、マライ語)、インドネシア語 -2944 フィリピノ語(タガログ語) -297 セム・ハム諸語(アフロ・アジア諸語)-2973 ヘブライ語 -2976 アラビア語 -298 インド諸語-2983 ヒンディー語 -2985 パンジャーブ語、アッサム語、ベンガル語 -299 イラン諸語-2993 ペルシア語 -3 英語 -4 ドイツ語 -49 その他のゲルマン諸語-493 オランダ語 -5 フランス語 -59 プロバンス語 -6 スペイン語 -69 ポルトガル語 -7 イタリア語 -79 その他のロマンス諸語 -8 ロシア語 -89 その他のスラブ諸語 -9 その他の諸言語-91 ギリシア語 -92 ラテン語 -93 その他のヨーロッパの諸言語 -94 アフリカの諸言語 -95 アメリカの諸言語 -97 アフリカの諸言語 -99 国際語(人工語)-991 エスペラント
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