ミリア隊
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「CLAYMOREの登場人物」の記事における「ミリア隊」の解説
「北の戦乱」を生き延びたクレアと同世代の戦士。隊長はミリア。 ミリア 声 - 井上喜久子 身長175cm 右利き 攻撃型 組織の127期、No.6の戦士。責任感が強く統率力に富み、数回の覚醒者狩りを経験しているベテラン。初めて覚醒者討伐に参加したのはNo.17の頃。 No.8の頃に参加した覚醒者狩りにおいて、標的の正体が友人であるNo.6ヒルダであった事に気付き妖気が暴走、半覚醒状態となった。以後自分や友人を半人半妖の身にした組織への復讐を決意し、水面下で組織の内情を探り始め、大陸の各地に足を運んだ。そのため他の戦士よりも組織の内情に詳しい。また、組織に探りを入れた際には彼女に協力した者もいた。 パブロ山の任務では隊長としてクレア、デネヴ、ヘレンと覚醒者を倒し、自らと同じような境遇に陥っている(と思われる)3人と仲間の誓いを立て、再会を約束する。その後、北の戦乱で総隊長を努め最後まで戦い抜くも、覚醒者の軍勢に抗し切れず敗北した。事前に自分たちが捨て駒である事に気付いていたミリアは、全滅を装う策を戦士たちに授け、24人中、自身を含む7人が生き残った。 北の戦乱の後は、同じく生き延びた6人をまとめ7年間身を隠していたが、クレアに伴い、友と仲間の仇を討つべく南下する事を決意する。そしてラボナを訪れアガサを倒した後に組織の実態をクレア達に話す。しかしその後動けなくさせる程度にタバサを斬り捨て一人組織の本拠地へと向かった。組織に到着したミリアはオードリー、レイチェル、ニーナを含めた組織のほぼ全勢力と戦うことになったが、「戦士は誰一人殺さない」という志を貫き通した結果戦士たちはミリアの側につく。 復活したNo.1の3人との闘いではヒステリアと戦闘、ロクサーヌに泥仕合と評されるような闘いをするも辛勝。さらに覚醒したヒステリアとの戦闘も仲間の協力とロクサーヌ、カサンドラの闘いを利用することで勝利する。その後組織の長リムトの首を討ち取り組織の壊滅を達成させる。 組織壊滅後はクレア救出とプリシラ討伐のためラボナに帰還。クレア救出後はクロノスら覚醒者と手を組み打倒プリシラのため共闘するよう持ちかける。カサンドラやプリシラの圧倒的な強さを前にしても絶望せず、最後の時まで戦い続ける決意を持っている。 プリシラ戦後は、大陸に残る妖魔や覚醒者を全て討伐するべく、新世代の戦士たちを従えて旅立つ。その背にはタバサの剣を携え、自らの剣はタバサの墓標としている。技能 瞬間的な妖力の急上昇により、超スピードを発揮する移動術「幻影」を得意とし、緩急をつけた移動で敵に残像を見せて翻弄する戦い方から「幻影のミリア」の異名を持つ。動きが雑になりやすく、妖力の急上昇による負担のために使用回数は限られるが、その移動速度は全戦士中随一。その技能と統率力の高さから、「集団戦ではNo.1以上の働きをする」と言われ、非常に聡明で仲間の戦士は元より敵である覚醒者たちからも能力の高さを指摘される。 北の戦乱後は組織から身を隠すべく妖力解放と共に幻影を封じ、脚力と身のこなしを鍛え上げて妖力解放無しでの高速移動術 「新・幻影」を体得した。従来の幻影ほどの速度は発揮できないが、敏捷性や持続性の低さという妖力に依存するがゆえの弱点が無く、より洗練された技となった。 ヒステリアとの闘いの中では苦肉の策として通常状態から妖力を急上昇させる通常の幻影とは違い妖力開放状態から限界点を超えた位置まで妖力を上昇させる「幻影を超えた幻影」を編み出す。純粋の速さではヒステリアに勝るが、動きの制御が難しい上に瞬間的にとはいえ限界点を超えるため多用は不能。ヒステリア曰く、吐き気がするほど醜い技らしい。 アニメでの設定 北の戦乱直後、プリシラを討とうとするクレアを追う。クレア発見後にプリシラと相対するが、返り討ちを受ける。その後に組織を離反し人に紛れて組織の謎を探る事を決意する。 デネヴ 声 - 武田華 身長175cm 右利き 防御型 組織の135期、No.15の戦士。毒舌家で常に冷めた態度を取るが、仲間に対し対抗意識が強く、ヘレンとは違った意味でトラブルメーカー。妖魔に殺された姉の仇討ちのためにクレイモアになるが、心の奥底で「死にたくない」という気持ちが勝ったため防御型の戦士になった。姉の仇討ちよりも保身の感情が勝っていたことに絶望し当初は自暴自棄な戦い方をしていたが、ヘレンの一言で救われ現在に至る。 防御型の戦士で元々回復力は高かったが、妖力解放の限界点を探っている時に半覚醒してしまった経験を持ち、その影響で超絶的な回復力を通常の戦闘で使いこなせるようになっている。基本的には技巧派の戦士であり堅実な戦い方をするが、時に回復力に任せた捨て身の攻撃も仕掛ける。 パブロ山での覚醒者狩りでミリア、ヘレン、クレアとチームを組む。ヘレン同様にクレアを見下していたが、任務終了後仲間の誓いを立て、生きて再会することを約束する。その後北の戦乱に参加し、小隊長のウンディーネと打ち解けたが、リガルドの攻撃から彼女を救えず、自分の力不足を痛感し強くなることを誓い、ウンディーネの形見の剣を手にし彼女同様に二刀流となる。 北の戦乱を辛くも生き延び、7年間身を隠しつつ鍛錬を重ねていたが、ミリアと同様に仲間の仇を討つべく南下を決意する。その後ヘレンが帰郷のため南に向かうとき、自分の故郷も近くにある為彼女に同行する。旅路の途中ディートリヒ達を助けた後、イースレイの姿を見る為ヘレンと共に近づくが、正体を看破され重傷を負ってしまい、傷を修復する為に妖力解放を行ってしまう。 イースレイと深淵喰いの戦いから逃れた後はクレア達と合流する為、西に向かう。シンシア、ユマと合流し、ヘレンと共にクレア救出に向かう。西の地の乱戦後はミリアを救出するべく仲間と共に組織へ向かい、覚醒したヒステリアと闘うミリアをサポートした。 組織壊滅後は打倒プリシラとクレア救出を目指しミリア達と共にラボナに帰還。プリシラとの戦いで心が折れかけたクレアを再起させた。 プリシラ戦後は、中断していたヘレンの帰郷に同行している。アニメでの設定 北の戦乱後、プリシラを討とうとするクレアを追う。クレアを見つけた後、プリシラと相対するが、返り討ちを受ける。北の戦乱後に、組織を離反しヘレンと共に旅をする事を決意する。 ヘレン 声 - 長沢美樹 身長175cm 右利き 攻撃型 組織の135期、No.22の戦士。激情家で気性が荒く、依頼人を含む普通の人間ともよく問題を起こすトラブルメーカーだが、持ち前の明るさで仲間内の雰囲気を盛り上げるムードメーカーでもある。デネヴとは同期であり付き合いも長い。「自分達は人間である」という確固たる信念を持っており、その事で自暴自棄になっていたデネヴを救った過去がある。ミリアのことを尊敬しており、「ミリア姐さん」と呼び慕っている。 過去に覚醒への衝動に抗えず半覚醒した影響で、本来限界近くまで妖力を解放しなければ出来ない四肢の伸縮を自在に使いこなせるようになっており、腕を伸ばしての遠距離攻撃を得意とする。この特性のため、彼女の衣服は四肢の部分が他の戦士と異なる。なお、「覚醒への衝動」について、ヘレン自身は「男共(男の覚醒者)と同じ」と語っていることから、性的快楽に近い衝動に抗えなかったとの意味であることが窺える。また、北の戦乱から7年間の鍛錬により、ジーンのように腕の捻転を利用した「旋空剣」を修得し、最強の突きを放てるようになった。伸縮自在な腕は旋空剣と相性が良かったのか、捻転の時間や使用回数がジーンよりも改良されている様子。妖力解放状態では最大回転数が55に達する(ジーンは21回で、それで全戦士中1番の突破力と言われていた)。 パブロ山での覚醒者狩りでミリア、デネヴ、クレアとチームを組む。当初は最下位ナンバーのクレアを見下していたが、任務終了後はクレアの実力を認め、生きて再会する事を約束する。その後ミリア、デネヴ、クレア同様に参加したアルフォンスでの北の戦乱では主力として活躍し、最後まで覚醒者と戦い抜くが、覚醒者の軍勢に抗し切れず敗北する。 北の戦乱を辛うじて生き延びた後は、他の戦士同様身を隠しつつ鍛錬を重ね、ミリアと共に仲間の仇を討つべく南下を決意する。ラボナでアガサを倒した後、悔いを残さないよう一時故郷に帰る為デネヴと共にラボナを発つ。その旅の途中、覚醒者狩りで苦戦しているディートリヒ達を助け南の地の現状を知る。その後イースレイの妖気を感じ取り、彼の姿を見る為興味本位で近づくが正体がばれ闘う事になり、妖力解放を行ってしまう。そして戦闘に割り込んできた深淵喰いによって負傷、帰郷を中断しクレア達と合流する為西へと向かう。しかしクレアと合流した後にルシエラ×ラファエラが放った覚醒体と対峙し挙句の果てはプリシラと遭遇する。 プリシラからの逃走を成功させた後はラボナに戻り、ミリアを救出するべく仲間と共に組織へ向かい、覚醒したヒステリアと闘うミリアをサポートした。 組織壊滅後は打倒プリシラとクレア救出を目指しラボナにミリア達と帰還する。 プリシラ戦後は、中断していた里帰りをデネヴと共に再開した。アニメでの設定 北の戦乱後、プリシラを討とうとするクレアを追う。クレアを見つけた後、プリシラと相対するが、返り討ちを受ける。北の戦乱後に、組織を離反しデネヴと共に旅をする事を決意する。 シンシア 声 - 宮川美保 防御型 組織の132期、No.14の戦士。我の強いクレイモア達の中では珍しく、人当たりのよいおっとりとした性格。常に敬語口調で話す。他人と妖気を同調し、傷の修復、再生を手伝うことができる。北の戦乱ではベロニカ、ヘレンと共に活躍し、最後まで覚醒者と戦い抜くが、覚醒者の軍勢に敗れる。 北の戦乱を生き延び、仲間の仇を討つべくクレア、ミリア等と共に南下を決意する。ラボナでアガサを倒した後はミリアの頼みで西の地へ向かうクレアにユマと共に同行する。そこで重傷を負った際、「北の戦乱で、目の前で隊長(ベロニカ)が倒され、リガルドに斬りかかったものの難なく避けられてしまった。リガルドに一太刀も浴びせられなかったことを恥じており、仲間たちの敵討ちを望むとともに、自分の死に場所も求めていた」と語っている。この時に自身を救ったユマとは特に親しくなったようで、しばしば詰めの甘いユマに対して鋭い突っ込みを入れるようになる。 西の地の乱戦後はミリアを救出するべく仲間と共に組織へ向かい、覚醒したヒステリアと闘うミリアをサポートした。 組織壊滅後は打倒プリシラとクレア救出を目指しラボナにミリア達と帰還する。妖気同調を行えることから、前線で戦うよりも後方で傷の回復などのサポート役に回る描写が多いが、ナンバーでいえば7人の中ではミリアに次いで高い。プリシラとの戦いで妖気を使い果たしたクレアに、ラキと共に避難するよう伝える。 プリシラ戦後は、ラボナの兵の訓練に付き合っている。 タバサ 声 - 渡辺明乃 組織の141期、No.31の戦士。北の戦乱を生き延びた戦士の1人。どちらかと言えば下位ナンバーの戦士だが、高精度の妖気感知能力を持ち、広範囲に渡り戦士や覚醒者の存在を感じ取り、相手の弱点を読み当てる事が可能。その能力だけならばガラテアにも匹敵し、7人の中で「目」の役割を担っている。 北の戦乱後もミリアをリーダーとして慕い、共に南下する。ラボナでアガサを倒した後もミリアと共にラボナに残るが、南と西の地の状況を聞いたミリアに斬り伏せられる。その後ミリアを助けに一人組織に乗り込もうとするがデネヴによって止められる。結果的にデネヴらと共に組織へ向かい、研究施設を破壊した後、覚醒したヒステリアと闘うミリアをサポートした。 組織壊滅後は打倒プリシラとクレア救出を目指しラボナにミリア達と帰還する。激戦で仲間が次々と妖力解放を行っていく中で唯一、この時点でも体から妖気が消えたままの状態。その利点を生かし、ヒステリア戦では虚をつく攻撃を見せたが、プリシラには通用せず、体をバラバラに切り刻まれる。 最期はミリアに感謝の想いを伝え、息を引き取った。以後、ミリアは彼女の剣で戦い、墓標にはミリアの剣が用いられた。 ユマ 防御型 組織の129期、No.40の戦士で、北の戦乱を生き延びた戦士の1人。東にあるスタフに近い小さな町の出身。ナンバーが示す通り実力は高くなく、アルフォンスの覚醒者狩りでは緒戦で左腕を失うなど、戦績は芳しくなかった。性格は気弱な方で、精神面もあまり強くはない模様。また、防御型でありながら再生が苦手。7人の中では自他ともに認める最弱だが、クレイモアの遠投だけは随一。 北の戦乱から7年後、ミリア等と共に南下を決意した。ラボナでアガサを倒した後はミリアの頼みで西の地へ向かうクレアにシンシアと共に同行する。そこで新世代のNo.14リーナを圧倒するほどの実力者となっていた事に気付く(それを感じさせないほど他の6人も強くなっていた)。西の地で両手両足を失ったシンシアを助けるために、見よう見まねで妖気同調を覚えた。西の地の乱戦後はミリアを救出するべく仲間と共に組織へ向かい、覚醒したヒステリアと闘うミリアをサポートした。 組織壊滅後は打倒プリシラとクレア救出を目指しラボナにミリア達と帰還する。妖気同調を覚えてからは後方でのサポートに回る描写が多いが、弱い覚醒者なら一人で倒せるほどの実力はある。 プリシラ戦後は、ラボナの兵の訓練に付き合っている。 クレア #クレアを参照。
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