組織壊滅後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/26 09:46 UTC 版)
戦士の刻印、冥府の軍勢、やみわだの剣 ラボナに到着した一行は、周囲に集まる覚醒者、住民が避難した聖都、そして封印が解けかけているプリシラを確認する。ラキの呼びかけでクレアは解放され、2人がついに再会を果たした直後、プリシラは覚醒者たちのもとに向かう。クレアを加えた7人の戦士は、まず聖都に逃れた覚醒者を撃退、プリシラから無傷で逃れた9体の覚醒者に共闘を持ちかけ、まずはカサンドラと戦う。深淵の圧倒的な力の前に加勢に来た覚醒者らも次々と倒されていく中、その1体エウロパが戦線を離脱、矛先をラボナの兵士に向ける。 ラボナではガラテアと新世代の戦士らが待ち構えていたが、深淵に比肩するエウロパはそれらも蹴散らし兵士を喰らっていく。しかしガラテアとクラリスによって、自我を保ったまま覚醒したミアータによって倒され、クラリスという犠牲を出したものの聖都の防衛に成功した。 一方、ルシエラ×ラファエラとの内なる戦いや、「西の深淵に似た別の何か」との戦いを制したプリシラは、戦況を見ていたダーエとルヴルの前に立つ。ダーエはプリシラに自身の見解を述べる。それはプリシラが覚醒の際、その力の大きさに恐れた人としての心が、幼い少女(=後に戦士となる存在)を見えなくする呪いをかけていた、というものだった。 彼方からの刃、銀眼の戦士たち カサンドラは戦いの中でプリシラの支配を逃れ、自らの意思で戦士や覚醒者たちを攻撃していく。クレアは当初の作戦に戻りカサンドラをプリシラにぶつけることを提案、クロノス・オクタビアと共にカサンドラを誘導していく。 一方、ダーエを殺害したプリシラのもとに、ラボナの剣を携えたラキが現れる。プリシラは戯れにラキの力に合わせて戦い、ひとしきり楽しんだ後ラキを切り捨てる。そこに戦士たちが現れ交戦状態となる。 クレア・ミリアの連携攻撃さえ問題にしないプリシラの前にクレアの心は折れかけてしまうが、デネヴの言葉で再起、しかし到着した覚醒者らと協力してもなおプリシラに決定打を与えることはできず、ついにタバサがその凶刃に倒れることとなる。勝負を決めにかかるプリシラだったが、その瞬間、プリシラの背後からラキが刃を突き立てる。かつてイースレイから託された教えを実行してプリシラに一瞬の隙が生まれたところにクレアの高速剣が命中、決着がついたかに見えた。 しかしそれでもプリシラは生きており、カサンドラ・クロノス・オクタビアを吸収、自らに取り込んでいく。すでに満身創痍であった戦士たちは、それでもプリシラに挑む。クレアは状況を打開するため再び覚醒を試みるが、そこにかつてのラファエラの言葉がよぎる。その言葉の意味を理解したクレアは、自身の中にいる最強の戦士、テレサを覚醒させることに成功する。 クレアが心を支えることで蘇ったテレサは、瞬く間に状況を一変させる。3体の覚醒者をプリシラの支配から解放し、カサンドラとはNo.1の戦士同士として戦い勝利。さらにラキから、プリシラが深層意識では死を望んでいることを聞いたのち、プリシラと対峙。憎しみを暴発させどんどん肥大化するプリシラを、テレサは圧倒的な力で、その憎しみをすべて受け止めるように切り伏せていく。そしてついにテレサも覚醒。神話に現れる同名の双子の女神を髣髴とさせる姿となったテレサは、全力の高速剣を放つ。深層意識が現れたプリシラは、感謝の言葉を述べながら塵へと還っていった。 プリシラとの戦いは終わり、テレサの意識はクレアの笑顔に見送られて消滅する。ルヴルは戦火の大陸に帰り、この大陸に新たな妖魔が現れることはなくなった。しかし、いまだ多くの妖魔と覚醒者が残っており、それらをすべて仕留めるまで戦士たちの戦いは終わらない。そんな中でクレアはラキを伴い、あるところを訪れる。ラファエラの記憶を受け継いだことでその後の消息を知ったかつての恩人、クレアに高速剣と右腕を授けたイレーネのところだった。
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