ブリーチ

実用日本語表現辞典

bleach

別表記：ブリーチ

「bleach」とは

「bleach」は、英語の単語であり、日本語に訳すと「漂白する」「脱色する」という意味を持つ。また、名詞としては「漂白剤」「脱色剤」を指す。衣類や髪の毛を白くするために使われることが多いが、細菌やウイルスを除去する目的で使用されることもある。

「bleach」の発音・読み方

「bleach」の発音は、IPA表記では/blitʃ/となる。これをカタカナに直すと「ブリーチ」となる。日本人が発音する際には、「ブリーチ」と読むのが一般的である。この単語は発音によって意味や品詞が変わる単語ではない。

「bleach」の定義を英語で解説

「bleach」は、"to make white or colorless by removing color"と定義される。また、名詞としては"a chemical compound used to whiten or make lighter, such as hydrogen peroxide or sodium hypochlorite"と定義される。

「bleach」の類語

「bleach」の類語としては、「whiten」「decolorize」「blanch」などがある。これらはすべて何らかの物質の色を取り去る、または白くするという意味合いを持つ。

「bleach」に関連する用語・表現

「bleach」に関連する用語としては、「disinfectant」（消毒剤）、「detergent」（洗剤）、「stain remover」（染み抜き剤）などがある。これらはすべて清潔を保つため、または見た目を改善するために使われる製品である。

「bleach」の例文

１. She decided to bleach her hair blonde.（彼女は髪をブロンドに漂白することに決めた。）
２. The sun has bleached the wood.（太陽が木を脱色した。）
３. I use bleach to clean the bathroom.（私はバスルームの掃除に漂白剤を使う。）
４. Bleach can kill bacteria.（漂白剤は細菌を殺すことができる。）
５. Be careful not to get bleach on your clothes.（衣服に漂白剤がかからないように注意する。）
６. The bleach left a white spot on the fabric.（漂白剤が布地に白い斑点を残した。）
７. The laundry bleach is too strong.（洗濯用の漂白剤が強すぎる。）
８. The bleach has a strong smell.（漂白剤は強い臭いがする。）
９. The bleach discolored the carpet.（漂白剤がカーペットを脱色した。）
１０. The bleach is harmful to the environment.（漂白剤は環境に有害である。）

（2023年7月18日更新）

breach

別表記：ブリーチ

「breach」とは、違反・不履行・侵害・裂け目のことを意味する英語表現である。

「breach」とは・「breach」の意味

「breach」が名詞として使われるとき、不可算名詞の場合は違反・不履行・侵害という意味をもち、可算名詞の場合は絶交・不和・裂け目・クジラの水面上の躍り上がりという意味をもつ。複数形は、breachesである。

「breach」が動詞として使われるとき、破る・違反する・クジラが水面上に躍り出るという意味をもつ。このとき、活用変化はbreaching(現在分詞)、breached(過去形)、breached(過去分詞)、breaches(三人称単数現在)となる。

「breach」の発音・読み方

アメリカ英語では、「breach」の発音記号は「bríːtʃ」である。カタカナで表記すると、「ブリーチ」となる。実際に発音する際は、「ブリィーチュ」のようになる。「b」は、唇を閉じてから急に唇を破裂させるようにして「ブッ」と発音する。「r」は、舌先を内側に巻き上げ、口内に触れないようにしながらラ行の音を発音し、すぐに「iː」の発音へ移行する。「iː」は、口を横に少しだけ開いて「イー」と長く伸ばす。「tʃ」は、唇を前に突き出し、多めの息だけで「チュ」と発音する。

イギリス英語では、「breach」の発音記号は「bri:tʃ」である。

「breach」の語源・由来

「breach」の原義は、「壊すこと」である。印欧語系で「壊す」ということを意味する「bhreg-」がゲルマン祖語で「壊す」ということを意味する「brekana」となり、古期英語で「壊す」ということを意味する「brecan」となり、最終的に「breach」となった。

「breach」の原義である「壊す」と同じ意味をもつ単語に、「break」がある。「breach」は「break」の派生語である。

「breach」の類語

「breach」と同様に「違反」という意味をもつ英単語には、「contravention」「non-compliance」「infraction」「infringement」などがある。

「breach」を含む英熟語・英語表現

「stand in the breach」とは

「stand in the breach」は、「攻撃の矢面に立つ」「攻撃を受ける」という意味である。そこから転じて、「自ら進んで難局に当たる」という意味を表すこともある。

「step into the breach」とは

「step into the breach」は、「(緊急時に)救いの手をさしのべる」「代わりを務める」という意味である。

「breach」に関連する用語の解説

「breaching」とは

「breaching」は、「breach」の現在分詞である。違反・不履行・侵害といった意味をもつ。他の名詞と組み合わせて使われることが多い。用例は、「contract breaching fee(違約金)」「the act of breaching(裏切り行為)」などがある。

「serious breach」とは

「serious breach」は、「深刻な違反」「重大な違反」という意味である。契約や規則の罰則規定などでよく用いられる表現である。用例は、「If you commit a serious breach, the contract will be terminated(重大な違反を犯した場合は、契約を解除する)」「He was excluded from the organization because of a serious breach(彼は重大な違反を犯したために組織から排除された)」などがある。

「data breach」とは

「data breach」とは、「データ侵害」という意味である。悪意のある第三者や組織によって、Webサービスや企業・組織などが有するデータが不正に盗まれたり、持ち出されたりすることを指す。組織内部の不正や外部からのハッキング、認証システムの悪用、マルウェア感染などにより発生する。「data breach」は、組織の大小にかかわらず発生する可能性がある。用例は、「The company suffered tremendous damage from the data breach(会社は、データ侵害により甚大な被害を被った)」「The healthcare industry pays the highest costs after a data breach(医療業界は、データ侵害後に最も高いコストを払うことになる)」などである。

「breach」の使い方・例文

「breach」を「違反」「不履行」といった意味の名詞として使う場合、「He want to take her to court for breach of trust(彼は、彼女を背任行為で裁判に訴えたいと考えている)」「That is a clear breach of the rules(それは明らかなルール違反である)」「He was sued for breach of contract(彼は契約違反で訴えられた)」などの表現となる。

「breach」を「絶交」「不和」といった意味の名詞として使う場合、「He tried hard to end the breach between his mother and his father(彼は父と母の不和を解決しようと努力した)」といった表現となる。

「breach」を「裂け目」といった意味の名詞として使う場合、「This company has a breach in computer security(この会社は、コンピュータセキュリティに穴がある)」といった表現となる。

（2023年3月8日更新）

デジタル大辞泉

ブリーチ【bleach】

読み方：ぶりーち

布などを漂白・脱色すること。

航空軍事用語辞典++

【ブリーチ】(ぶりーち)

1. breech
   銃尾（砲尾）。後装銃に必須の部品。
   小銃の遊底や、半自動式拳銃のスライドなど。
   関連：閉鎖機構
   
   
2. breach
   突き破る事。特にCQBで建物や部屋へ突入するために、ドアや窓などを突き破る行為を指す。
   侵入路を確保するのはもちろん、意表を突く事で敵の混乱を招き、掃討を容易にする効果も期待できる。
   破壊にあたっては二次的な被害が発生しないよう注意する必要があり、特に人質を傷つけない配慮は重要。
   逆に、近くにいた敵ごと巻き込んでしまっても構わない場合にはあえて強引な手法が選択される事もある。
   

• 扉破壊（ドアブリーチ）
  • ブリーチングチャージ（テープ状に加工したC2）などの爆薬で扉板を破砕する
  • 散弾銃で蝶番を破壊する
  • 破城槌（バッテリングラム）でドアノブを破壊する
  • フーリガンツール（金槌・バール・ピッケルを兼ねる災害救助用工具）でドアをこじ開けるか破砕する

• 窓破壊（ウィンドウブリーチ）
  • 閃光弾や爆薬などで窓ガラスを破砕する
  • 外壁からラペリングで窓に接近して窓を蹴破り、そのまま屋内へ飛び込む
  • 破片が飛び散るのを避けたい場合、薄い板状に形成された専用の爆薬を使ってガラスを破砕する

• 壁破壊（ウォールブリーチ）
  • 爆弾などで壁を爆破する
  • 破城槌や鉄球などで壁面を突き破る

短編小説作品名辞典

ブリーチ

作者花輪真衣

収載図書北日本文学賞入賞作品集 2
出版社北日本新聞社
刊行年月2002.8

ウィキペディア

ブリーチ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/07/09 13:23 UTC 版)

破る、突破する、違反、侵害などの意。en:breachも参照。

Weblio日本語例文用例辞書

「ブリーチ」の例文・使い方・用例・文例

• サポートのための短いブリーチがあるリング形のライフブイ