エルシオール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/02/17 05:34 UTC 版)
Elsiole(Elle Ciel、Elsiorとする文献もあり) 司令官:ルフト・ヴァイツェン→タクト・マイヤーズ(ギャラクシーエンジェル) 艦長:レスター・クールダラス(ギャラクシーエンジェルII「絶対領域の扉」)→不明(ギャラクシーエンジェルII「無限回廊の鍵」) 副官:レスター・クールダラス(ギャラクシーエンジェル)→不明(ギャラクシーエンジェルII) GALAXYANGELシリーズのゲーム中における、生活の舞台の場となる巨大な宇宙船。艦内は重力発生パネルにより、人工重力が発生させられているために地上と同様の生活が可能(スイッチを切って無重力状態にすることもできる)。白き月の聖母、シャトヤーンの儀礼艦であったために、生活に必要な施設は全て用意され、内部にはシヴァ皇子などの皇族専用の部屋をはじめとし、人工海岸(宇宙クジラの棲むクジラルームとして使用されている)、展望公園などの豪華客船をも上回る施設が入っており、補給などを除けば、長距離航海にも耐えうる能力を持つ。作中、大気圏の離脱や突入を行っており、大気圏内で飛行することもでき、クロノドライブと呼ばれるワープ航法により星系間の移動ができる。地上への降下では、港に停泊している描写が見られる。 戦闘艦として見れば、ムーンエンジェル隊の紋章機の母艦であり、その専用運用艦となる空母機能を持つ戦闘艦。紋章機が格納、整備可能な大型の開放式の格納庫を持ち、格納庫内の大型クレーンにより機体を発進/回収可能。高速リンク指揮システムと呼ばれるデータリンクシステムにより、戦場において、紋章機や友軍艦の各機体の状況をリアルタイムにモニターしつつ、指揮を行うことができる。また、戦艦並みの武装を持っており、なおかつ高速艦とされており、特A級のセンサーを持ち、敵を早期発見できる能力を持つ。元々は艦首にクロノ・ブレイク・キャノンが取り付けられていたが、あまりにも威力が強大すぎ、悪用を恐れた過去の白き月の研究員たちにより、白き月の深部に隠されていた。だが、エオニア戦役において、黒き月を破壊するために、再び開放され、装備されることになる。 艦歴 白き月から発掘された巨大艦、この艦そのものがロストテクノロジーといえる。武装を取り外され、白き月の聖母シャトヤーンの儀礼艦として運用されていた。しかし、トランスバール皇国暦402年に、13代皇王ジェラール・トランスバールがトランスバール皇国軍を率い白き月に軍事侵攻、武力制圧されトランスバール皇国の直轄地となったために、白き月の巫女はトランスバール皇国近衛軍の所属となり、そのために以降はトランスバール皇国近衛軍白き月守備隊旗艦として編入されていた。その後、ヴァル・ファスク本星への侵攻作戦など、多くの決戦において艦隊旗艦など重要な役を務めた。 トランスバール暦412年 エオニア戦役 タクト、ルフトよりムーンエンジェル隊の指揮を委ねられ、司令官に就任 トランスバール暦416年 タクトがルクシオールの艦長に転属すると同時に、副官だったレスターが艦長に就任 トランスバール暦417年 ヴァル・ランダルへのブラックホール衝突を防ぐために紋章機と共にクロノ・ストリング・エンジンを開放して自沈、ブラックホールの軌道を変え衝突コースをそらすことに成功。 諸元 全長 846.0m(クロノブレイクキャノン砲身部を除く) 全幅 274.0m 全高 392.0m 乗組員 約500名(皇太子の帰還において、陸戦隊の乗員が確認されているために、都市衛星ファーゴの到着後に人員が変化した可能性あり) リアクター 超時空弦推進機関「クロノ・ストリング・エンジン」 武装長距離レールガン 船体エンジン部の左右に連装されている大型のレールガン。 対艦ミサイル 艦首左右に発射口が合計6基見られる。発射数はGAの作品によって変化が見られる。 長距離ミサイル エルシオールが船体上面の甲板に内蔵している垂直発射型のミサイル。発射口は複数見られる。 中距離レーザー エルシオールが船体上面の甲板に装備している対空レーザー。 祝砲 戦闘用の武装ではなく、儀礼などの際に発射される砲。花火を撃ちだす。 クロノ・ブレイク・キャノン エルシオールの主砲であるエネルギー砲。遥か遠方からエオニア軍の主力艦隊を消滅させる威力と射程を持ち、その威力は惑星規模の物質の破壊すら可能な程である。なお、あまりに強大な威力を持つため、通常は取り外されて白き月に保管されている。また、「Moonlit Lovers」から「Eternal Lovers」にかけては、このエルシオールのクロノ・ブレイク・キャノンを取り外して7番機に装備していた。7番機が大破した後は「絶対領域の扉」において再びエルシオールに取り付けられている。 小説版ではクロノ・ブレイク・キャノンはクロノ・ストリング・シリンダーそのものを弾薬として使うエネルギー砲として描かれており、シリンダー内部のクロノ・ストリングを強制崩壊させ、全エネルギーを開放、指向性を与えて撃ちだしていた。 艦載機GA001×1 GA002×1 GA003×1 GA004×1 GA005×1 GA006×1(MoonLit Loversで新たに搭載) 無人哨戒機×? 降下艇×? シャトル、小型艇などと呼称される内火艇が登場するが、同一のものかは不明。 GA007×1 エルシオールを改装することで、Moonlit Loversにおけるオ・ガウブ迎撃作戦において臨時的に搭載されたが、巨大すぎるために本体が艦内入りきらず、接合ロックによりエルシオール船体から直接保持されていた。GA007が搭載されていると他の紋章機が搭載できないために、再び改装され以後GA007が搭載されることは無かった。 特殊装備高速指揮リンクシステム 紋章機の運用に使われる、戦域データリンクシステム。コンピューター言語が違うために通常の艦は搭載されていないが、データを送信/更新するだけで既存のデータリンクから変えることもできる。 防御フィールド 艦載バリア。出力により防御力を変えられる。防御シールド、エネルギーフィールド、エネルギーシールドなどと呼ばれるバリアが登場するが、同一のものかは不明。 イナーシャルキャンセラー 慣性飽和装置。これにより艦全体にかかるGを極限まで減衰できる。 クロノレーダー これにより光速を超える距離で敵を探知可能。 クロノウェーブ通信 これにより光速を超える通信が可能。 クロノドライブ機関 クロノドライブを行うための機関。これにより船体をクロノ・スペースに移行させることで相対性理論を無視し、見かけ上光速を上回る速度で空間移動をすることが可能となる。約十時間で一光年を移動できるが、「クロノ・スペース」の航行中に、通常空間の物質に接触する危険性があるため、星間物質の薄い宙域でしか使用できない。 トリビア 艦内の福利厚生としてエルシオールラジオが艦内放送で行われている。スポンサーはトランスバール税務局。 宇宙コンビニではエルシオールまんじゅうと呼ばれるものが発売されており、艦内限定品らしい。
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