アーユルヴェーダとは? わかりやすく解説

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アーユルベーダ【(梵)āyurveda】

読み方:あーゆるべーだ

生命知識の意》インド伝承医学生理機能バランス整え自然治癒力高めることに主眼を置く。エステティックサロンなどでも取り入れられている。


アーユルヴェーダ Ayurveda


アーユルヴェーダ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/11 07:06 UTC 版)

アーユルヴェーダ: आयुर्वेदラテン翻字:Āyurveda)は、インド亜大陸の伝統的医学である。ユナニ医学(ギリシャ・アラビア医学)、中国医学と共に世界三大伝統医学の一つであり、相互に影響し合って発展した。トリ・ドーシャと呼ばれる3つの要素(体液、病素)のバランスが崩れると病気になると考えられており、これがアーユルヴェーダの根本理論である。


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アーユルヴェーダ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/01 09:26 UTC 版)

脈診」の記事における「アーユルヴェーダ」の解説

アーユルヴェーダの脈診ナーディ・パリークシャー(フランス語版)は、右手人差し指中指薬指使って行われ患者男性の場合右手女性の場合左手の脈が診られる。ヴァータの状態は人差し指ピッタ中指カパ薬指感じられるとされ、脈を感じ深さによって、患者ドーシャ先天的なバランス現在の状態判断する脈診は、インドにおいてはインド起源認識されているが、古典医学書『チャラカ・サンヒター』の段階では脈診記述全くないため、中国医学影響行われるようになった考えられている。アーユルヴェーダ医(B.A.M.S.)のRajesh .A. Shrotriya は、ナーディー(英語版)(ナーディ管、脈管経絡)の概念は、アーユルヴェーダと関係の深いバラモン教で、解脱目指す修行ヨーガ実践者ヨーギー英語版)によって研究されたと述べている。ナーディーにはプラーナprāṇa、中国医学の気に比される概念)という生命エネルギー流れているとされ、ヨーガでは解脱関係する考えられた。

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アーユルヴェーダ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/21 09:37 UTC 版)

カミメボウキ」の記事における「アーユルヴェーダ」の解説

トゥルシーには様々の癒し効果があるため、アーユルヴェーダで数千年にわたり使われて来た。古代のアーユルヴェーダ文献チャラカ・サンヒター言及されている。異なった体内プロセス間のバランスをとるアダプトゲンであると考えられストレスへの順応助ける。その強い芳香収斂作用によって特筆され、アーユルヴェーダでは一種の「不老不死の薬」と見なされ、寿命伸ばす信じられている。 抽出物はアーユルヴェーダの治療薬として、風邪頭痛胃の症状炎症心臓病、様々の中毒マラリア用いられるハーブティーとして、粉末のままで、生ので、ギー混ぜてなど、伝統的に色々な方法使われる。Karpoora Tulsi から抽出されエッセンシャルオイルはほとんどまたはハーバル化粧品として使用され抗菌作用として皮膚製品広く使用されている。干したは何世紀もの間、虫除けのために貯蔵穀物混ぜられている。 オイゲノール (1-hydroxy-2-methoxy-4-allylbenzene) の濃度が高いことから、最近の研究トゥルシー多く鎮痛剤のようにCOX-2抑制剤である可能性示唆されている。ある研究は、トゥルシー血糖値減少させる効果により糖尿病に関する効果的な治療薬であることを示した。同じ研究トゥルシーによる総コレステロール値のかなりの減少示した別のある研究は、血糖値へのトゥルシー効果抗酸化特性のためであることを示したまた、放射能汚染白内障予防のための何らかの可能性示している。 トゥルシーいくつかの主な化学成分オレアノール酸ウルソール酸ロズマリン酸オイゲノールカルバクロール、リナロール、およびβ-カリオフィレンである。

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アーユルヴェーダ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 05:10 UTC 版)

五味」の記事における「アーユルヴェーダ」の解説

インド伝統医学のアーユルヴェーダでは味覚6つ分け毎食6種類の「味(ラサ)」を食べることが望ましいとされる詳細は「アーユルヴェーダ」を参照 甘味 - madhu(マドゥー酸味 - amla(アムラ塩味 - lavana(ラヴァナ辛味 - katu(カトゥ) 苦味 - tikta(テクタ) 渋味 - kashaya(ケシャイ)

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