アダプトゲンとは?

辞典・百科事典の検索サービス - Weblio辞書

初めての方へ

参加元一覧


用語解説|動画|文献|商品|全文検索
Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > アダプトゲンの意味・解説 

ウィキペディア

ウィキペディアウィキペディア

アダプトゲン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/05/29 10:45 UTC 版)

アダプトゲンとは、トラウマ不安、肉体的疲労などのストレスへの抵抗能力を高める働きのある天然のハーブである。どのアダプトゲンも抗酸化物質を含んでいるが、抗酸化物質がすべてアダプトゲンであるというわけでもなく、抗酸化作用がアダプトゲンの第一の作用であるとも言い難い。[1]

アダプトゲンに関する認識は数千年前の古代インドや古代中国までさかのぼるが、本格的な科学的研究が始まったのは1940年代後半になってからである。1947年、Nikolai Lazarev 博士はアダプトゲンを、「体に悪影響を与える物理的、化学的、または生物学的なストレッサーを、非特異性の抵抗力を高めることによって撃退するもの」と定義した。[1]

1968年、Israel I. Brekhman哲学博士とI. V. Dardymov博士は正式に次のような実用的な定義を発表した:

  1. 服用者に無害であること
  2. 非特異的な反応を示すこと-つまり、物理的、化学的、生物学的な様々なストレス因子に対して抵抗力を高めること
  3. 生理機能を正常化すること;標準値からどの方向にずれても正常値に戻すこと

つまり、アダプトゲンとは通常の用量では無害で、特定の対象のみではないストレスへの防衛反応を作りだし、そして身体を正常化する作用を持っている。アダプトゲンは、視床下部-下垂体-副腎系(hypothalamo-pituitary-adrenal axis)を正常化する。定義によると、アダプトゲンは天然の、恒常性、代謝調節機構の新しいパーツとなってくれる。

アダプトゲンは、内分泌ホルモン免疫システムのバランスを保ち、私たちの体のホメオスタシスを最適に維持してくれるという点で他の物質と比べてユニークであると主張されている。[1]アダプトゲンの正常化機能は、機能が亢進した器官の働きを抑えることも、機能の低下した器官の働きを強めることもできる。しかし、長期間のストレス下に対抗するためのアロスタシス-つまり、ホメオスタシスのように血圧などを固定された一定値に維持するのではなく、環境に適応できるような値に保つ機能-にも有効に働く。[2]


  1. ^ a b c d e f Winston, David & Maimes, Steven. “Adaptogens: Herbs for Strength, Stamina, and Stress Relief,” Healing Arts Press, 2007.
  2. ^ [1]Robyn Klein."Allostasis Theory and Adaptogenic Plant Remedies" 2004
  3. ^ Saleeby, J. P. "Wonder Herbs: A Guide to Three Adaptogens", Xlibris, 2006. (Three chapters on adaptogens Rhodiola rosea, Eleuthero & Jiaogulan.)
  4. ^ Hobbs, Christopher "Medicinal mushrooms: The history, chemistry, pharmacology and folk uses for modern times" Botanica Press, 1987.
  5. ^ http://www.minnesotamushrooms.org/news/2005/04/chaga.php
  6. ^ 健康食品等の素材情報データベース (セイヨウオトギリソウ 2007/10/02) 独立行政法人 国立健康・栄養研究所
  7. ^ Panossian, Alexander G., 2003. Adaptogens: a historical overview and perspective. Natural Pharmacy, 7(4), 1, 19- 20.
  8. ^ [2]Robyn Klein Masters Thesis Paper, May 2004, Montana State University, Dept Plant Sciences & Plant Pathology: Phylogenetic and phytochemical characteristics of plant species with adaptogenic properties
  9. ^ Bouic, Patrick J.D., 2002. Sterols and sterolins: new drugs for the immune system? Drug Discovery Today, 7(14), 775-778
  10. ^ Panossian, Alexander G., 2003. Adaptogens: a historical overview and perspective. Natural Pharmacy, 7(4), 1, 19- 20.
  11. ^ [3]Robyn Klein Masters Thesis Paper, May 2004, Montana State University, Dept Plant Sciences & Plant Pathology: Phylogenetic and phytochemical characteristics of plant species with adaptogenic properties


「アダプトゲン」の続きの解説一覧





アダプトゲンに関係した商品


アダプトゲンのページへのリンク
「アダプトゲン」の関連用語
アダプトゲンのお隣キーワード
モバイル
モバイル版のWeblioは、下記のURLからアクセスしてください。
http://m.weblio.jp/
» モバイルで「アダプトゲン」を見る
_ _   


アダプトゲンのページの著作権
Weblio 辞書情報提供元は参加元一覧にて確認できます。

  
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアダプトゲン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2012 Weblio RSS