SG-1000 SG-1000の概要

SG-1000

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/19 08:41 UTC 版)

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SG-1000

SG-1000
メーカー セガ・エンタープライゼス
種別 据置型ゲーム機
世代 第3世代
発売日 1983年7月15日
1983年
CPU Z80A
対応メディア ゲームカートリッジ [1]
コントローラ入力 ケーブル接続
(着脱は要改造)
外部接続 拡張スロット
売上台数 40万台[注 1]
100万台[注 2]
互換ハードウェア SD-G5
SG-1000II
SC-3000
SC-3000H
オセロマルチビジョン
次世代ハードウェア セガ・マークIII
セガ・マスターシステム
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特徴

同社のSC-3000をベース[3]に、よりゲームに特化し、シンプルな回路で構成された製品。SG-1000のSGは「Sega Game」の略である[4]

別売の外付けキーボード SK-1100[1]には、SC-3000から省略されたインターフェイスも搭載されており、機能的には同様のものが提供される。ハードウェアとしては入出力周りの実装と、メモリの実装量が異なるため、拡張しても等価になるわけではない。

単色のみのスプライト機能あり。価格は15000円[3]

日本国内では販売時期に相応して3種類のバージョンが存在している。写真は後期モデルのものである。

初期
黄色をベースにパステル調の明るい色を採用したボックスで、コストダウンのためにボール紙とエアパッキンのみで構成、梱包されている。この後の中期Verと共に印刷されているSG-1000本体のラベルの色や、その接続方式などが同梱されている本体と違っているのが大きな特徴であり、パッケージ画像は黒ラベルに赤いSG-1000のロゴだが同梱されていたのは後期と同じ青ラベルの本体である。また対応ソフトにも実際のものと違う名称や画像が使用されていた。テレビへの接続方式は、パッケージ画像ではAV入力端子に接続されているが、実際はRF信号での接続のみである。パッケージが総ボール紙製であることから、状態を維持しての保存は大変難しいバージョンである。
中期
後期と共にシルバーを基調としたマニア層に広く認知されているパッケージ画像のバージョンで、周辺機器として発売されたキーボード SK-1100のパッケージと統一されたデザインになっている。本体を収める部分に発泡スチロールが採用されている。初期とは逆に青ラベルの本体を採用したパッケージ画像だが黒ラベルの本体が同梱されていた。ゲーム画像はSG-1000実機のものが多く使われているが、『シンドバッドミステリー』だけは業務用のままである。タイトル表記も初期箱同様、実際のタイトルと異なっている部分がある。
後期
この時期になってようやくパッケージ画像が実際の製品と同じになった。大まかな構成は中期箱と一緒だが中期箱と比べSG-1000のロゴが本体のラベルのロゴと同じフォントに統一されている。また掲載されているゲーム画像がいくつか変更され、実際販売されているタイトル名が使われている。ただし、シンドバッドミステリーの画像だけは業務用のままだった。

また初期 - 中期に移行した辺りのタイミングで、SG-1000の基板設計が変更され、CPUやVDP、SN76489の位置が異なっている。VDPに色差信号対応のTMS9928を採用し、高画質化製品を視野に入れた変更がなされ、それに対応した信号出力ターミナルの追加とシルク印刷、CPUの上をオーディオ信号を含む7本のジャンパー線を走らせている。なお外観上、2P側のコントローラー端子がボディーから出っ張っているのが初期、面位置になっているのが設計変更された基板の特徴である。

カートリッジコネクタの固定方法が基板にハンダ付けされているのみの方法を取っている上、基板そのものがビス4本によって間接的にボディーを介して固定されているため、ソフトの抜き差しに対するスロット周辺の強度が不足し結果的にハンダ剥離、パターン破壊を引き起こしソフトを認識しなくなるトラブルが多発した[要出典]。セガは基板と本体ボディーが接する部分にボール紙によるパッキンを当てて強度を増そうとしていたが、根本的な解決にはなっていなかった。

SG-1000の1プレイヤー側ジョイスティックは本体直結となっており、コントローラーを交換する事はできない[4]。2プレイヤー側はコネクタ式のため差し替え可能である。ただし、本体を開けて1プレイヤー側ジョイスティックを取り外し、別売されていたエクステンションケーブルキット(JC-100)[5]を取り付ける事により、1プレイヤー側もコネクタ仕様となり着脱可能となる。エクステンションケーブルキットは基本的には店頭販売されておらず、セガのサービスセンターでJC-100の取り付けサービスと、取り外したジョイスティックコントローラSJ-200の着脱対応化改造を行っていた。

コントローラ形状は縦長の箱状で、両側面にボタンが1つずつある8方向レバーのジョイスティックである。これはAtari 2800スーパーカセットビジョンなどと同様である。これらに比べてSG-1000のものは小学生の手にフィットする細長い形状になっている[6]。なお、コントローラー端子に5Vが供給されていないので、後に発売されたラピッドファイヤーユニットやアスキースティックαはこの機種には利用できない。アーケードを意識したスティックの付いたコントローラーの操作性には難があった[2]

当初はSG-2000という名称で定価19,800円にて発売予定だった[7]。ファミコン発売に合わせて、価格を下げSG-1000として発売した。

仕様

コントローラは直付けになっている
  • CPU NEC μPD780C(Z80A互換チップ)
    • NTSC版(3.579545 MHz)PAL版(3.546893 MHz)
  • VDP TMS9918A
  • RAM 1KiB
  • VRAM 16KiB
    • 画面解像度 256 × 192ドット
    • 同時表示色数 : 15色 + 1色、横8ドット中2色まで
    • スプライト : 8 × 8ドットもしくは 16 × 16ドット、32枚、横方向の同時表示可能数は4枚、単色
    • ハードウェアスクロール機能なし
  • サウンド機能:SN76489PSGと機能はほぼ等価。ハードウェアによるエンベロープが無い反面、ノイズの出力をトーン出力と独立して制御可能になっている)
  • ジョイスティック1個(1P側) 本体に固定
  • ジョイスティック接続端子 1個(2P側)
  • ポーズボタン 本体に設置、ゲーム一時停止 / 再開用
  • ROMカートリッジスロット1個
  • 拡張用スロット1個 外付けキーボードSK-1100等の接続に使用
  • RF出力



注釈

  1. ^ 本文にある通り、出典では初年度16万台となっているため、この数値にはSG-1000II等の互換ハードが合算されている可能性がある。
  2. ^ 本文にある通り、世界では40万台とする資料もあるため、この数値にはSG-1000II等の互換ハードが合算されている可能性がある。
  3. ^ 同じROMを流用したベタ移植のため、起動直後のセガロゴまで再現された一方、ポニーの著作権表記は無かった。
  4. ^ SC-3000の下位機種であるSG-1000も「セガの家庭(ファミリー)向けコンピュータ機器」ではあるので、言葉の理屈としては必ずしも間違ってはいないと解釈することはできる[12]

出典

  1. ^ a b 関連・周辺機器 | SG-1000 | セガハード大百科 | セガ
  2. ^ a b c コアムックシリーズNO.682『電子ゲーム なつかしブック』p.61.
  3. ^ a b c “セガ社家庭用TVゲームでゲーム専用機も”. ゲームマシン. アミューズメント通信社 (216): p. 6. (1983年7月15日). 1983-07-15. https://onitama.tv/gamemachine/pdf/19830715p.pdf 
  4. ^ a b c 【連載】セガハードストーリー第1回 セガはなぜ家庭用ゲームに参入したのか?セガハード大百科 2017年7月14日
  5. ^ jc100.html代替品を自作した者もいる[1][独自研究?]
  6. ^ a b c 月刊コロコロコミック』1983年10月号、pp154-157
  7. ^ 『トイズマガジン』1983年8月号より。
  8. ^ 1983年7月15日付けの日刊電波新聞に掲載されたセガの広告にSC-3000とSG-1000が本日発売との記載が存在。
  9. ^ MSXでSG-1000のゲームを動かすためのアダプタ「MEGA MSX ADAPTER」 - AKIBA PC Hotline!
  10. ^ 『月刊コロコロコミック』1983年9月号、pp187-191
  11. ^ 『月刊コロコロコミック』1983年11月号、pp287-291
  12. ^ a b 早川清一朗 (2020年6月3日). “愛すべきセガ60周年! ファミコンと同年発売・家庭用ゲーム機の開発、そして撤退”. マグミクス. https://magmix.jp/post/28956/2 2020年6月9日閲覧。 
  13. ^ 週刊ファミ通2013年8月29日増刊号別冊付録 SEGA CONSUMER 30th ANNIVERSARY BOOK参照
  14. ^ Othello Multivision
  15. ^ Dina 2 in one


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