M28 (天体)とは? わかりやすく解説

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M28 (天体)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/09 10:44 UTC 版)

M28
Messier 28
球状星団 M28
仮符号・別名 NGC 6626[1]
星座 いて座
見かけの等級 (mv) 6.8[2]
視直径 11.2'[2]
分類 球状星団[1]
発見
発見日 1764年7月27日 [3]
発見者 シャルル・メシエ[2]
発見方法 望遠鏡による観測
位置
元期:J2000.0[1]
赤経 (RA, α)  18h 24m 32.89s[1]
赤緯 (Dec, δ) −24° 52′ 11.4″[1]
赤方偏移 0.000053[1]
視線速度 (Rv) 15.8 km/s[1]
固有運動 (μ) 赤経: 5.76 ミリ秒/年[1]
赤緯: -5.40 ミリ秒/年[1]
距離 18,300 光年[2](約5.61kpc)
M28の位置
物理的性質
直径 約60 光年[2]
他のカタログでの名称
Mel 200
Template (ノート 解説) ■Project

座標: 18h 24m 32.89s, −24° 52′ 11.4″

M28 (NGC 6626) はいて座にある球状星団

概要

双眼鏡でぼんやりした形がわかり、恒星でないことがわかる。中心はよく輝くが、周囲は急に小さくなり口径10cmの望遠鏡でも周辺の星は見えない。口径20cmの望遠鏡で条件が良いときに周辺の星がかすかに見えてくる。口径30cmの望遠鏡では中心部分は全く分離しないが、周辺部分は淡い微星が分離して見える。

1987年M4に続いて球状星団では2番目のミリ秒単位のパルサーが発見されている。

観測史

1764年7月27日シャルル・メシエが発見した。メシエは「星のない星雲。3.5フィートの望遠鏡では難しい。直径2'」と記している[3]。後にウィリアム・ハーシェルが初めて星に分解して、球状星団であることを明らかにした[3]

出典

  1. ^ a b c d e f g h i SIMBAD Astronomical Database”. Results for NAME M28. 2016年3月13日閲覧。
  2. ^ a b c d e Hartmut Frommert, Christine Kronberg (2007年8月21日). “Messier Object 28”. SEDS. 2016年3月13日閲覧。
  3. ^ a b c Hartmut Frommert, Christine Kronberg (2005年5月22日). “Messier 28 Observations and Descriptions”. SEDS. 2016年3月13日閲覧。

関連項目





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