M29 (天体)とは? わかりやすく解説

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M29 (天体)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/28 18:19 UTC 版)

M29
Messier 29[1]
M29
仮符号・別名 NGC 6913[1]
星座 はくちょう座
見かけの等級 (mv) 6.6[1]
視直径 7.0' [2]
分類 散開星団[1]
発見
発見日 1764年7月29日[2]
発見者 シャルル・メシエ[2]
発見方法 望遠鏡による観測
位置
元期:J2000.0[1]
赤経 (RA, α)  20h 23m 56.0s[1]
赤緯 (Dec, δ) +38° 31′ 24″[1]
赤方偏移 -0.000070[1]
視線速度 (Rv) -21.05 km/s[1]
固有運動 (μ) 赤経: -1.47 ミリ秒/年[1]
赤緯: -4.69 ミリ秒/年[1]
距離 4,000光年[2](約1.2kpc)
M29はγ星の南に位置する。
物理的性質
直径 11光年[2]
年齢 10×106[2]
Template (ノート 解説) ■Project

座標: 20h 23m 56.0s, +38° 31′ 24″

M29(NGC 6913)は、はくちょう座にある散開星団

概要

はくちょう座γ星から南に1.7度、わずかに東に位置している[2]。双眼鏡を使っても見ることができる。小望遠鏡では4つの星が四辺形に、3つの星が三角形に並んでいるのが見える[2]

M29はうすい星雲状物質につつまれている。写真で撮影すると赤い散光星雲が浮かび上がってくるが、肉眼ではとらえることは難しい。生まれてまもない若く重い星の集まりで、星の周りを星間ガスがとりかこんでいると思われている。

観測史

1764年7月29日にシャルル・メシエにより発見された。メシエは「7~8個の星からできている星団で、3.5フィートの望遠鏡では彗星のようにみえる」と記している[3]

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k SIMBAD Astronomical Database”. Results for NAME M29. 2016年3月15日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h Hartmut Frommert, Christine Kronberg (2007年8月21日). “Messier Object 29”. SEDS. 2016年3月15日閲覧。
  3. ^ Hartmut Frommert, Christine Kronberg (2006年4月2日). “Messier 29 Observations and Descriptions”. SEDS. 2016年3月15日閲覧。

関連項目





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