豊橋創造大学短期大学部 豊橋創造大学短期大学部の概要

豊橋創造大学短期大学部

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/18 15:55 UTC 版)

豊橋創造大学短期大学部
豊橋創造大学短期大学部
大学設置/創立 1983年
学校種別 私立
設置者 学校法人藤ノ花学園
本部所在地 愛知県豊橋市牛川町松下20-1
北緯34度46分35.795秒 東経137度24分35.820秒 / 北緯34.77660972度 東経137.40995000度 / 34.77660972; 137.40995000座標: 北緯34度46分35.795秒 東経137度24分35.820秒 / 北緯34.77660972度 東経137.40995000度 / 34.77660972; 137.40995000
学生数 195
学部 キャリアプランニング科
幼児教育・保育科
ウェブサイト http://www.sozo.ac.jp/
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概観

大学全体

豊橋創造大学短期大学部は、愛知県豊橋市内にある日本私立短期大学学校コード: F223310106932, 旧学校調査番号: 5463)[1]。幼児教育・保育科とキャリアプランニング科,公務員別科で構成されている。

学校法人藤ノ花学園1983年豊橋短期大学として設置し、1996年に現在の校名に改称した。開学時は女子短大であったが、現在は幼児・教育保育科と公務員別科は共学、キャリアプランニング科は女子のみとなっている[2]

建学の精神(校訓・理念・学是)

豊橋創造大学短期大学部の建学の精神は「誠をもって勤倹譲を行え」である[3][注 1]。教育理念は「地域密着型の大学として、職業的教育を行い、その過程において人間的な成長を促す」としている[3]

教育および研究

キャリアプランニング科

学生自らが将来の進路に合わせて、その設計に必要な実務能力を身につけるための学科。「キャリア」つまり将来像を「プランニング」(設計)するという意味に由来する。

職業分野に対応した5モデル、3コースでカリキュラムの科目群を構成している。また、社会人・職業人としての基礎的な能力の修得のためにコース・モデルに関わりなく学べる就業力育成コアユニットを設けており、必修科目を修得すれば卒業時にビジネス実務士(全国大学実務教育協会)を取得できる[4]。コースと対応するモデルは次の通り[5]

  • 公務員コース
    • 公務員モデル
  • ビジネス・秘書コース
    • オフィス秘書モデル
    • 販売士モデル
    • 国際・観光モデル
  • 医療事務コース
    • 医療事務モデル
幼児教育・保育科

保育の専門家を育てる学科。幼稚園教諭二種免許状保育士資格を取得できる[6]

保育実習や教育実習のほか学園祭当日に地域の子どもたちを招いて人形劇や大型紙芝居などを実施したり、青い空コンサートを企画実行している。情報教育にも力を入れている。

学風および特色

かつて、豊橋市をはじめとした東三河地方には、県内の他地方に比べて女子高等教育機関が少ないことから地元地域への女子短大設置を望む声が高まりつつあった。その要望に応えるべく学校法人藤ノ花学園が東三河地域の公共団体・民間団体・企業などの協力を得て設置したのが豊橋短期大学すなわち今日の豊橋創造大学短期大学部である。いわば、公私協力により設置された短大でもあるといえる。

沿革[7]

前史(設置者)

  • 1902年(明治35年)4月 - 伊藤卯一、渥美郡豊橋町大字中八町(現・豊橋市八町通り3丁目)に豊橋裁縫女学校を創立
  • 1927年(昭和2年)10月 - 文部大臣より財団法人として認可
  • 1931年(昭和6年)9月 - 豊橋高等裁縫女学校と改称
  • 1932年(昭和7年)9月 - 豊橋市老松町に移転(設置法人の本部所在地)
  • 1935年(昭和10年)11月 - 豊橋高等家政女学校と改称(旧・実業学校令による認可)
  • 1946年(昭和21年)3月 - 豊橋藤花高等女学校と改称(旧・高等女学校令による認可)
  • 1948年(昭和23年)3月 - 学制改革により、豊橋藤花高等女学校を藤ノ花女子高等学校に改組
  • 1951年(昭和26年)2月 - 学校法人として組織変更認可

豊橋短期大学・豊橋創造大学短期大学部

  • 1983年(昭和58年)4月 - 豊橋市牛川町に豊橋短期大学として開学。 幼児教育科(学生数[注 2]110[8][9])・秘書科(学生数[注 2]:女177[8][9])を置く。榊原康男が初代学長に就任[8][9]
  • 1991年(平成3年)4月 - 経営情報科を新設(3科体制):当時、学内唯一の男女共学の学科、初年度入学生は124人(うち男子52人[注 2][8][10])。
  • 1996年(平成8年)4月 - 豊橋短期大学を豊橋創造大学短期大学部に名称変更。豊橋創造大学が併設される。
  • 1997年(平成9年)3月 - 経営情報科を廃止[11]。これにより、1997年4月1日より再び女子短期大学となる
  • 1998年(平成10年)4月 - 秘書科を実務教育科と改称
  • 2000年(平成12年)4月 - 再び男女共学となる
  • 2002年(平成14年)4月 - 専攻科福祉専攻(1年課程)を設置
  • 2003年(平成15年)4月 - 幼児教育科を幼児教育・保育科に改称
  • 2005年(平成17年)4月 - キャリアプランニング科(女子のみ)を開設(実務教育科を改組)
  • 2007年(平成19年)3月 - 実務教育科を廃止
  • 2012年(平成24年)4月 - 専攻科医療情報専攻(1年課程)を開設
  • 2014年(平成26年)3月 - 専攻科医療情報専攻を廃止
  • 2019年(平成31年)4月 - 公務員別科(1年課程:男女共学)を開設
  • 2020年(令和2年)3月 - 専攻科医療情報専攻を廃止
  • 2022年(令和4年)3月 - 専攻科福祉専攻を廃止[12]

注釈

  1. ^ 母体となった私立豊橋裁縫女学校(現・学校法人藤ノ花学園)の創設者伊藤卯一が、学校設立時に三河地方で盛んだった報徳運動の影響を受けて定めたとされる。
  2. ^ a b c 5月1日時点での学生数。
  3. ^ 学生募集は1995年度入学生まで。1997年3月31日付けで正式廃止。

出典

  1. ^ 文部科学省 学校コード:文部科学省”. 文部科学省ホームページ. 2022年11月25日閲覧。
  2. ^ a b c 令和3年度全国短期大学一覧:文部科学省”. 文部科学省ホームページ. 2022年11月29日閲覧。
  3. ^ a b 建学の精神/教育理念”. 豊橋創造大学. 2022年11月29日閲覧。
  4. ^ キャリアプランニング科学科紹介”. 豊橋創造大学短期大学部. 2022年11月29日閲覧。
  5. ^ キャリアプランニング科カリキュラム”. 豊橋創造大学短期大学部. 2022年11月29日閲覧。
  6. ^ 学科紹介”. 豊橋創造大学短期大学部幼児教育・保育科. 2022年11月29日閲覧。
  7. ^ 沿革”. 豊橋創造大学・豊橋創造大学短期大学部. 2022年11月29日閲覧。
  8. ^ a b c d 出典:『全国学校総覧
  9. ^ a b c 昭和59年度版『全国学校総覧』52頁より。
  10. ^ 1992年度版69頁より。
  11. ^ 平成23年度『全国短期大学高等専門学校一覧』110頁より。
  12. ^ 豊橋創造大学短期大学部専攻科福祉専攻同窓生のつどいの開催について”. 豊橋創造大学短期大学部. 2022年11月25日閲覧。
  13. ^ 『豊橋創造大学短期大学部』より
  14. ^ 福祉の里(専攻科福祉専攻同窓生組織)”. 豊橋創造大学・豊橋創造大学短期大学部. 2022年11月25日閲覧。
  15. ^ 学科紹介”. 豊橋創造大学短期大学部幼児教育・保育科. 2022年11月25日閲覧。
  16. ^ 「大学教育・学生支援推進事業」採択”. 豊橋創造大学・豊橋創造大学短期大学部. 2022年11月29日閲覧。
  17. ^ サーラと創造大が包括協定”. www.tonichi.net. 東日新聞 (2007年5月11日). 2023年2月10日閲覧。
  18. ^ 豊橋創造大学と共同で「暮らし創造LABO」と「学び共創LABO」の2プロジェクトを始動します”. www.sala.jp. 株式会社サーラコーポレーション (2022年7月12日). 2023年2月10日閲覧。
  19. ^ 趣意書”. toyohashiminami-h.aichi-c.ed.jp. 東三河・浜松地区高大連携協議会. 2023年2月10日閲覧。
  20. ^ 大学連携”. www.city.toyohashi.lg.jp. 豊橋市. 2023年2月10日閲覧。
  21. ^ 豊橋創造大学・豊橋創造大学短期大学部・イオンモール株式会社「産学連携協力に関する連携覚書」を締結”. イオンモール株式会社 (2023年1月13日). 2023年2月10日閲覧。


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