永樂和全 永樂和全の概要

永樂和全

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/18 02:03 UTC 版)

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1852年に義弟・宗三郎(回全)とともに仁清窯跡に御室窯を築窯し、本格的な作陶活動に入った。さらに、44歳で隠居した後も加賀大聖寺藩に招かれて山代で製陶の指導を行うなど、精力的な活動を続けた。保全の残した負債に苦しむなどもしたが、よく後代に基盤を残した。

作品・作風

色絵七宝文盃洗 東京国立博物館
色絵遠山若松図角皿 東京国立博物館蔵

父・保全と同様、茶碗から香合、平皿など様々な作品を手掛けている。赤絵、交趾焼仁清などの写しに優れた技量を示しているのも父と共通するところである。義弟・宗三郎など工房の人材にも恵まれ、その卓越した陶技を十分に発揮して幅広い作風の作品を残した。

略歴

参考文献

  • 三井記念美術館 編集『永樂の陶磁器:了全・保全・和全:三井記念美術館蔵品図録』三井記念美術館(2006)



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