架空の武器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/24 14:18 UTC 版)
投擲・兵器
ケルト神話
ギリシア神話
インド神話
- アストラ (武器) - 神の力を投擲物(矢など)の形で召喚した物の総称。インド叙事詩の英雄達が使用した。
- ヴァジュラ - インドラ神の武器。
- スダルシャナ - ヴィシュヌ神のチャクラム。
- ブラフマーストラ - ブラフマー神の武器或いはマントラ。
- アグネアストラ(アグネアの武器) - アグニのアストラ(投擲武器)で、アルジュナが使用した。
その他武器
アステカ神話・マヤ神話
ヒッタイト神話
- クルッジ(Kuruzzi) - 巨人ウルリクムミを倒すのに使用された工具(鋸)。元は天地を切り分けるのに使用された。
メソポタミア神話
ギリシア神話
インド神話
- バララーマの鋤(Halayudha)
- パシャ (ヒンドゥー教) - ガネーシャやヤマ、ヴァルナ神などが持つ投げ縄。ガネーシャは障害となる物を取り除く力を示し、ヤマ神の投げ縄は死んだ人間から魂を引き出すのに使用される[30]。
- パラシュ - シヴァ神がパラシュラーマ(斧のラーマ)へ授けた斧
日本神話
日本神話(記紀神話)に登場する武器
中国神話
中国の小説類に登場する武器
- 釘耙(ていは) - 『西遊記』の猪八戒が所持している武器。九本の歯を持つ馬鍬(まぐわ)。九歯馬鍬(九歯釘耙)とも、上宝沁金耙(上宝沁金の耙)とも呼ばれ、太上老君の作とされる。
- 宝貝 (パオペエ)(『封神演義』) - 武器を含めた道具の総称。劇中で仙人や道士らが使用する。日本の漫画作品等、作品によっては架空の幻獣として登場させるものもある(主人公太公望の四不象(スープーシン)など)。
- 金鋼琢(もしくは金鋼套) - 【西遊記】第6回で太上老君が菩薩に自慢した自作の武器。金色の輪の形状をしており、相手の武器を奪い無力化する。孫悟空を捕らえ、多くの神々の武器を奪った。
ポリネシア神話
- マナイアカラニ - 大英雄マウイの魔法の釣り針、ハワイ諸島を海の底から釣り上げた
- マレレヌイマルアトア(Marere-nui-marua-to'a)- マオリの神話に登場する半神の英雄タファキの神斧、タヒチの島を安定させる。
その他
近代の創作
近代における創作に登場する武器。
- ノートゥング(『ニーベルングの指環』) - 北欧神話のグラムがモデルとされる剣。
- アゾット - 錬金術師パラケルススの剣(もしくは杖)。
- ヴォーパルソード - 『鏡の国のアリス』中のナンセンス詩『ジャバウォックの詩』で、怪物ジャバウォックを倒した剣。
『指輪物語』など、J・R・R・トールキンの小説に登場するもの。
- オルクリスト(『ホビットの冒険』) - 「かみつき丸」とも呼ばれる剣。
- グラムドリング(『ホビットの冒険』・『指輪物語』) - 「なぐり丸」とも呼ばれる剣。
- つらぬき丸(『ホビットの冒険』・『指輪物語』) - 無銘のエルフの短剣で、ホビットのビルボ・バギンズが名付けた。
- ナルシル(『指輪物語』) - 一度折れた後に鍛え直され、「アンドゥリル」と呼ばれるようになる剣。
- アイグロス(『指輪物語』) - エルフの上級王、ギル=ガラドの槍。
- 塚山出土の剣(『指輪物語』) - 塚山から出土した魔法剣で、そのうちの一振りは魔王を倒した。
- モルグルの刃 - 小さな傷でも相手を死に至らしめる。アングマールの魔王の短剣。
- ^ 渡邉 2019, p. 239.
- ^ 渡邉 2019, p. 240.
- ^ Trachsler & 渡邉 2017, p. 104.
- ^ 『フロールヴ・クラキのサガ』『コルマクのサガ』『ラックス谷の人々のサガ』などに登場する。
- ^ 『スノッリのエッダ』の『詩語法』に登場する。
- ^ 『ヘルヴォルとヘイズレク王のサガ』に登場する。
- ^ “The Old Norse World :: dragvandill (noun m.) ‘°of a sword)’”. Skaldic Poetry of the Scandinavian Middle Ages. 2023年3月7日閲覧。; “dragvandill sb. m. (ONP)”. Dictionary of Old Norse Prose. コペンハーゲン大学. 2023年3月7日閲覧。
- ^ 『エギルのサガ』や『雄鮭のケティルのサガ』に登場する。
- ^ 『シズレクのサガ』第389章。heimskringla.no
- ^ 参考:“Adelring - Lost & Found Chest from the Fantastical World” (英語). 2023年5月13日閲覧。; “固有名編 - Lost & Found Chest from the Fantastical World / 幻想アイテムの拾遺匣”. 2023年5月23日閲覧。
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(中国語) 三國演義/第005回, ウィキソースより閲覧。
- ^ 酒見, 紀成「Sir Beves of Hamtoun の翻訳者」『ニダバ』第35巻、西日本言語学会、2006年3月31日、155-163頁、CRID 1050296265984276992。 p. 162.
- ^ 参考: “ジャンヌ・ダルクの愛剣「フィエルボワの剣」を求めて - Call of History ー歴史の呼び声ー”. 2023年3月7日閲覧。 - 参考文献のリストなどが掲載されている。
- ^ “ԹՈՒՐ-ԿԱՅԾԱԿԻ”. 2023年3月7日閲覧。; “ԹՈՒՐ-ԿԵԾԱԿԻ”. 2023年3月7日閲覧。
- ^ The Origin of the Spear. I E. A. E. Reymond The Journal of Egyptian Archaeology Vol. 49 (Dec., 1963), pp. 140-146
- ^ 『ロランの歌』第95節。
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- ^ 王と神の三柱神(ルーブル美術館)
- ^ 知っておきたい 世界と日本の神々 68p
- ^ 羅玲「中国皮影における雷公像の図像的考察」『早稲田大学大学院文学研究科紀要』第62巻、早稲田大学大学院文学研究科、2017年3月、692-676頁、ISSN 2432-7344、NAID 120006230439。
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- ^ “fífa sb. f. (ONP)”. Dictionary of Old Norse Prose. コペンハーゲン大学. 2023年5月23日閲覧。
- ^ “hremsa sb. f. (ONP)”. Dictionary of Old Norse Prose. コペンハーゲン大学. 2023年5月23日閲覧。
- ^ 『雄鮭のケティルのサガ』
- ^ 『オルヴァル=オッドのサガ』
- ^ ヴァールミーキ/阿部知二訳 『ラーマーヤナ(上)』
- ^ 十大名弓(百度 2017.6.28)
- ^ James G. Lochtefeld (2002). "Pasha". The Illustrated Encyclopedia of Hinduism: N-Z. The Rosen Publishing Group. p. 505. ISBN 978-0-8239-3180-4。
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