擲弾発射器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/17 09:41 UTC 版)
対戦車擲弾発射器
擲弾発射器の性格上、運動エネルギー弾ではなく成形炸薬弾などの化学エネルギー弾が使用される。装甲貫徹力と命中精度を向上させるため、ロケット推進を導入した対戦車ロケット弾の採用が一般的になっているほか、一部では、発射機に無反動砲の原理を導入しており、擲弾発射器というよりは、ロケットランチャーあるいは無反動砲とも考えられる[3]。
- 主な機種
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- パンツァーファウスト(ドイツ国防軍)
- パンツァーファウスト44(ドイツ連邦軍)
- パンツァーファウスト3(ドイツ連邦軍)
- RPG-2(ソビエト連邦軍、ロシア軍)
- RPG-7(ソビエト連邦軍、ロシア軍)
- RPG-16(ソビエト連邦軍、ロシア軍)
- RPG-18(ソビエト連邦軍、ロシア軍)
- RPG-22(ソビエト連邦軍、ロシア軍)
- RPG-26(ソビエト連邦軍、ロシア軍)
- RPG-27(ソビエト連邦軍、ロシア軍)
- RPG-28(ソビエト連邦軍、ロシア軍)
- RPG-29(ソビエト連邦軍、ロシア軍)
- RPG-30(ソビエト連邦軍、ロシア軍)
- RPG-32(ソビエト連邦軍、ロシア軍)
- 試製66mmてき弾銃(陸上自衛隊(日本); 試作のみ)
- PF-89(中国人民解放軍)
脚注
参考文献
- 防衛省 (1971年). “防衛省規格 弾薬用語” (PDF). 2018年7月8日閲覧。
- 防衛省 (1992年). “防衛省規格 火器用語(小火器)” (PDF). 2018年7月8日閲覧。
- 弾道学研究会 編『火器弾薬技術ハンドブック』防衛技術協会、2012年。 NCID BB10661098。
- 田村尚也『WWII戦術入門』イカロス出版、2021年。ISBN 978-4802210751。
- 床井雅美『現代サポート・ウェポン図鑑』徳間書店〈徳間文庫〉、2008年。ISBN 978-4198928360。
- ワールドフォトプレス 編『世界の重火器』光文社〈ミリタリー・イラストレイテッド〉、1986年。ISBN 978-4334703738。
- Rottman, Gordon L. (2017). U.S. Grenade Launchers: M79, M203, and M320. Osprey Weapon Series. Osprey Publishing. ISBN 978-1472819529
関連項目
注釈
出典
- ^ 防衛省 1971, p. 39.
- ^ a b c 防衛省 1992, p. 23.
- ^ a b c d e f g h i 弾道学研究会 2012, pp. 830–836.
- ^ a b c d 床井 2008, pp. 88–93.
- ^ ワールドフォトプレス 1986, pp. 54–62.
- ^ 田村 2021, p. 28.
- ^ Rottman 2017, pp. 6–8.
- ^ 床井 2008, pp. 94–177.
- ^ アルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局 (1995). 37/38mm Gas/Flare Guns with Anti-Personnel Ammunition are Defined as NFA Weapons (Report).
- ^ 弾道学研究会 2012, pp. 532–533.
- ^ “MCWP 3-15.1 Machine Guns and Machine Gun Gunnery”. U.S. Marine Corps. 2021年4月24日閲覧。
- ^ “50発射撃すると爆発する韓国のK11複合型小銃、開発の失敗を認め「開発中止」提案”. grandfleet.info (2019年5月29日). 2022年11月25日閲覧。
- 1 擲弾発射器とは
- 2 擲弾発射器の概要
- 3 対戦車擲弾発射器
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