地すべり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/19 14:58 UTC 版)
地すべりと棚田
地下水面を境に地すべりが起きることによって、滑った塊の斜面上部では部分的に地下水脈が地上に露出している状態になっている。また、滑ったときの運動で地中深くからよく耕されている部分もあることから、棚田や段々畑として利用されることがある。
地球以外の地すべり
地球型惑星や衛星であれば、地すべりが発生する可能性はあるが、ある程度大きな重力の存在や地球上の地下水のように土塊が移動する際の大きな摩擦を軽減する要素がある天体は限られる[4]。近年の惑星探査の結果により、金星や火星、木星の衛星イオや土星の衛星イアペトゥスなどでは大規模な地すべりが確認されるようになった[5]。
脚注
出典
参考文献
- 古谷尊彦1996『ランドスライド-地すべり災害の諸相-』古今書院。
関連項目
外部リンク
- 地すべり対策の概要 - 社団法人 斜面防災対策技術協会
- Landslide (英語) - Encyclopedia of Earth「地すべり」の項目。
- 社団法人 日本地すべり学会
- 地すべりと斜面崩壊の違い - 中国四国農政局
- 地すべり地形データベース - 独立行政法人 防災科学技術研究所
- ^ 岩松暉 "『地すべり学入門』第1章" 国立国会図書館 インターネット資料収集保存事業 2021年3月14日閲覧。
- ^ a b 斜面調査 北海道地質調査業協会、2017年5月21日閲覧。
- ^ “地すべりとは? 地すべり地形とは?”. 防災科学技術研究所. 2012年4月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年8月17日閲覧。
- ^ “すべりに伴う物質の移動と変形 第4回” (PDF). 小松吾郎 (2004年). 2013年6月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月25日閲覧。
- ^ “土星の衛星に巨大な地滑り跡”. ナショナルジオグラフィック. (2012年7月31日) 2023年11月27日閲覧。
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