亜麻仁油 亜麻仁油の概要

亜麻仁油

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/30 01:18 UTC 版)

アマニ油[1]
100 gあたりの栄養価
エネルギー 3,852 kJ (921 kcal)
100.0 g
飽和脂肪酸 8.09 g
一価不飽和 15.91 g
多価不飽和 71.13 g
ビタミン
ビタミンA相当量
(0%)
1 µg
(0%)
10 µg
ビタミンE
(3%)
0.5 mg
ビタミンK
(10%)
11 µg
他の成分
コレステロール 2 mg

ビタミンEはα─トコフェロールのみを示した[2]。試料: 食用油 
%はアメリカ合衆国における
成人栄養摂取目標 (RDIの割合。
アマニ油(100g中)の主な脂肪酸の種類[3]
項目 分量(g)
脂肪 99.98
飽和脂肪酸 8.976
16:0(パルミチン酸 5.1
18:0(ステアリン酸 3.367
一価不飽和脂肪酸 18.438
18:1(オレイン酸)(ω-9脂肪酸) 18.316
多価不飽和脂肪酸 67.849
18:2(リノール酸)(ω-6脂肪酸) 14.327
18:3(α-リノレン酸)(ω-3脂肪酸) 53.368

亜麻の種子を圧搾、又はこれをつぶして溶媒抽出することで得られる。代表的なω-3脂肪酸であるα-リノレン酸をはじめとする不飽和脂肪酸に富み、栄養サプリメントとしても販売されている。

沸騰させた亜麻仁油は油絵具のバインダーや、「オイルフィニッシュワニス」として木製品や皮革の仕上げに使われる。亜麻仁油は加熱することで簡単に重合酸化するようになる。

食用の亜麻仁油は、長時間の揚げ物や炒め物などの加熱調理では容易に酸化するため適していないが、癖が少ない風味であり、そのまま飲むか、できあがったさまざまな料理に適量をかけて摂取することが多い。温かい料理にかけても早めに食べれば酸化はあまり進まず比較的問題はない。[独自研究?]ただし、発泡ポリスチレン製容器を使用するカップ麺に入れると、容器が溶けることがあるとして2004年国民生活センターが、2008年日本即席食品工業協会が注意を呼びかけている[4][5]。光でも酸化が進むため、保管は冷暗所が適している。

リノリウムの原料として利用されている。

最近[いつ?]では、VOCを放出しない溶剤としてシックハウス症候群対策の塗料に使われている。

脚注

注釈

出典

関連項目

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