メトロポリス (漫画)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/24 16:53 UTC 版)
単行本
この作品は上記に記されている通り、1949年(昭和24年)に発表された、手塚作品の中でも極めて初期の作品である。古書店街である神田の中野書店 漫画部(現:夢野書店[2])では2002年に、この昭和24年刊行の初版をレジ横のショーケースにて、半ば店の広告・看板的な扱いで陳列し、950,000円の値を付けていた。
- 『メトロポリス』育英出版(1949年)
- 現代漫画6『手塚治虫集』筑摩書房(1970年)
- 虫の標本箱II『メトロポリス』青林堂(1976年)
- 手塚治虫漫画全集『メトロポリス』講談社(1979年)
- 手塚治虫初期漫画館『メトロポリス』名著刊行会(1980年)
- 小学館叢書『手塚治虫初期傑作集1』小学館(1990年)
- 角川文庫手塚治虫初期傑作集『メトロポリス』角川書店(1995年)
- 虫の標本箱2『メトロポリス』ふゅーじょんぷろだくと(1999年)
- 『メトロポリス』(角川書店) - 新装版、構想ノート収録(2001年)
- 手塚治虫文庫全集『ロストワールド メトロポリス』講談社(2009年)
- SF三部作完全復刻版と創作ノート『メトロポリス』小学館クリエイティブ(2011年)
派生作品
手塚治虫生誕90周年記念書籍「テヅコミ」Vol.7(マイクロマガジン社)にてフランス出身の作家マチュー・バブレによる本作を原作にした読み切り漫画「呪われしもの」が掲載された。
脚注
外部リンク
- ^ 「この人工人間は、戦前のドイツ映画の名作『メトロポリス』のロボット女性のイメージをもとにしたのです。といっても、ぼくはこの映画をそれまで観たことはありませんし、内容も知りません。ただ、戦時中の『キネマ旬報』かなにかに、この映画のスチールが一枚載っていて、ロボット女性が誕生するシーンだったのです。それをおぼえていてヒントにしたまでです。『メトロポリス』というひびきがたいへん気に入って、同じタイトルを使ったので、別に映画とはなんのかかわりもありません。」(手塚治虫『メトロポリス』講談社〈手塚治虫漫画全集〉、1979年、あとがきより引用)
- ^ 2代目店主の死去に伴い、嘗て中野書店の初期の店員だった西山友和が引き継ぐ形で「夢野書店」に改称。なお、中野書店自体は廃業しておらず、古書部が東京都杉並区西荻北に移転後『中野書店 古書倶楽部』に改称し、現在も営業を続けている。
- メトロポリス (漫画)のページへのリンク