0マン
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『0マン』(ゼロマン)は、手塚治虫による日本のSF漫画作品。1959年から1960年にかけて雑誌『週刊少年サンデー』(小学館)に連載された。『週刊少年サンデー』では創刊号から連載された『スリル博士』に続く手塚作品であった。
- ^ 『週刊少年サンデー』の初発表時は「199x年」という年代設定がなされていた。現行の単行本では具体的な設定はない。
- ^ 初発表時は物語の舞台が前記の戦争から「十年後」とされていたので、本来なら2000年代ということになるが、手塚の勘違いからかその時点を「199x年」「1990年時代」と記した箇所が存在した。
- ^ ただし、この「替え玉屋」は二人のクローンの型を取る指令を受けており、「替え玉屋」を含めた説明自体がそのための虚偽である可能性もある。
- ^ 手塚自身は1966年に執筆した文章の中で、自分のSF作品のテーマとして「世界滅亡」と「ミュータント」を挙げており、本作は「ミュータント」ものであるとともに、『来るべき世界』とともに「世界破滅テーマのバリエーション」と記している(参考文献:手塚治虫と戦争 ミュータントと世界滅亡 - 手塚治虫公式ウェブサイト(2021年6月30日閲覧。手塚が1966年に刊行した『ロック冒険記』の単行本に寄稿した「SFと私(つづき)」が引用されている)
- ^ 『朝日ジャーナル』1989年4月20日臨時増刊号「手塚治虫の世界」50-51ページ
- ^ 米澤嘉博「手塚治虫マンガ大史」『別冊太陽 子どもの昭和史 手塚治虫マンガ大全』平凡社、1997年(『手塚治虫マンガ論』(2007年、河出書房新社)に収録)。
- ^ ただし、これは単行本で改変されたもので、『週刊少年サンデー』での連載当時は別のセリフになっていた。
- ^ “手塚治虫の「0マン」カラー復刻した、小クリの限定版BOX”. コミックナタリー. (2011年6月23日) 2011年6月25日閲覧。
- ^ 「中日新聞」2006年3月2日 連載企画「アニメ大国の肖像」
- ^ 津堅信之『アニメ作家としての手塚治虫―その軌跡と本質』NTT出版、2007年、98-100ページ
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