タブレット (コンピュータ) 市場規模、販売台数、シェア

タブレット (コンピュータ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/12 08:21 UTC 版)

市場規模、販売台数、シェア

2010年代全範囲は同市場は急激な拡大の一途を辿ったが、一方で急成長と低価格競争から企業利益への悪影響も懸念された[19]

Androidタブレットは複数メーカーから似通った製品が幾つかの同じような価格帯でリリースされ、2013年第1四半期にiOSを追い抜いて最大シェアを得た[20]。当時、Androidを搭載した機種では、低価格帯の機種(廉価版)と中級機種と高級機種(ハイエンド)とに分かれる傾向が生まれた。

2022年のタブレット型PCの全世界出荷台数は、1億6320万台だった[21]

日本でのシェアは2020年時点ではiPadが半分以上、残りの半分をAndroidとWindowsで分け合う形となっている[22]

メーカー別 日本国内のタブレット メーカーシェア 2023年 資料: MM総研[23]
順位 国籍 メーカー シェア
1位 アメリカ合衆国 Apple 53.3%
2位 中国 / 日本 NECレノボ 13.8%
3位 アメリカ合衆国 マイクロソフト 11.9%
4位 アメリカ合衆国 Amazon 03.1%

脚注

関連項目


注釈

  1. ^ 専用ペンを使うものは「ペンタブレット」と呼ばれている。たとえばペンタブレットの大手ワコム1986年1月に発売した“WT-460M”を「小型ペンタブレット」と表現した
  2. ^ なおアラン・ケイの着想では、このDynabookの主なユーザーは子供を想定していた(大人は"その次"であった)。今日、日本の小学校や中学校でも、生徒たちは学校からタブレット型コンピュータを与えられ、教室での学習でも自宅での自習でも活用するようになっているが、これはある意味、アラン・ケイのKiddiCompやDynabookというコンセプトが、かなり現実のものになっているということになる。
  3. ^ なお画面の大きさに関しては、ChromeOS の開発においては、「タブレットを5 - 10インチディスプレイを持つ物」と定義している[13]。この大きさは、紙の寸法では、A5 - A7にあたる。
  4. ^ タブレットに先行した製品カテゴリと2010年以降に登場したiPadやAndroid Tabなどのタブレットを比較すると、電子手帳携帯情報端末 (PDA)は、機能がはるかに限定だった。タッチパネルPC(後のタブレットPC)は一応は携帯性はあるが、iPadやAndroid Tabよりも重い上に極めて高価であった。Amazon Kindleは、iPadやAndroid Tabに似たサイズだが電子ブックリーダ電子書籍専用の端末)であり、機能が限定されていた。スマートフォンは携帯サイズ軽くて機能も豊富だったが、画面が小さかった。

出典

  1. ^ アラン・ケイとスティーブ・ジョブズは2007年のiPhone発表会で何を話しましたか?”. Quora. 2023年9月26日閲覧。 “スティーブ、これをこのサイズにできれば、君は世界を征服できるよ”
  2. ^ Users Manual for Penpad 320, Pencept, Inc., (June 15, 1984), http://ruetersward.com/pens/biblio85.html#Pencept84d 
  3. ^ Software Control at the Stroke of a Pen, Pencept, Inc., (1985), http://www.open-video.org/details.php?videoid=8023&surrogate=storyboard 2009年5月21日閲覧。 
  4. ^ Handwriter(R) GrafText(TM) System Model GT-5000, Communication Intelligence Corporation, (January 15, 1985), http://ruetersward.com/pens/biblio85.html#CIC85 
  5. ^ The BYTE Awards: GRiD System's GRiDPad, BYTE Magazine, Vol 15. No 1, (January 12, 1990), p. 285, http://ruetersward.com/pens/biblio90.html#GridPad90a 
  6. ^ DigiBarn Systems: GRiDpad Pen Computer”. www.digibarn.com. 2015年11月16日閲覧。
  7. ^ 登場しては消えていった電子ブック (PDF) 工場からの発信
  8. ^ 【WPC EXPO 2002速報】NEC,東芝,富士通など7社が発売予定のタブレットPCを展示 | 日経クロステック(xTECH)
  9. ^ インプレス・ケータイWatch 2002年11月
  10. ^ Apple公式サイト「iPad、4月3日に米国で発売」
  11. ^ RIM、7インチディスプレイのタブレット端末「PlayBook」
  12. ^ タブレット端末元年 日経ビジネスオンライン 2011年1月
  13. ^ Form Factors Exploration(The Chromium Projects)
  14. ^ a b c d e f g h i タブレット:必要ないのになぜ売れる? WIRED.jp 2011年4月
  15. ^ 笠原一輝のユビキタス情報局/ネットブック市場を侵食したARMのタブレット PC Watch 2012年1月20日
  16. ^ 13年にノートPCを逆転か タブレット出荷予測 MSN産経ニュース、2013年1月14日
  17. ^ Arm版Windows 10/11でx86/x64アプリが動作するのか試してみた:Windows 11 Trends - @IT
  18. ^ 注意喚起 ARM版Windowsの購入について | 上智大学情報システム室
  19. ^ タブレット市場が1〜3月に急成長--出荷と販売の乖離で在庫問題への懸念浮上 - ZDNet Japan
  20. ^ ASCII.jp:世界タブレット市場は好調、アンドロイドがシェア逆転
  21. ^ Around 163.2 million units of tablets were shipped worldwide in 2022.(出典:Tablet shipments market share by vendor worldwide from 2nd quarter 2011 to 1st quarter 2023(の中の「Tablet market share in 2022 – additional information」の節)。
  22. ^ タブレット、iPadが11年連続でトップシェア WindowsがAndroidを抜く | マイナビニュース
  23. ^ 株式会社インプレス (2023年3月9日). “2023年国内タブレット出荷、前年比13.8%減で2013年以降最少に。MM総研調べ”. PC Watch. 2024年3月12日閲覧。


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