頭打ち
頭打ちとは、頭打ちの意味
頭打ち(あたまうち)とは、上昇を続けていたものが上昇の限界を迎えて、それ以上には上がらなくなった状態のこと。音楽用語としては「リズムの1拍目」を指す語。頭打ちの使い方
「頭打ち」は、「上昇の限界を迎えた」という意味で幅広く使えるが、とりわけ「相場の取引価格」や「成長性分析で用いる指標」のような、上昇・成長をよしとする数値が上限に達した(らしい)という状況を指して用いられることが多い。もちろん数値化の難しい抽象的な物事についても「頭打ち」と表現することはできる。頭打ちの類語と使い分け
「頭打ち」の類義語・類似表現としては「伸び悩み」「横這い」やなどが挙げられる。いずれも、上昇を続けていたものが上昇しなくなった状況を指す語として使える。大抵の場合、そのまま置き換えても問題ない。 「伸び悩み」や「横這い」には、「ここが限界である」というニュアンスが希薄である。今は停滞しているが、再び上昇するかもしれない、という可能性を否定しない表現といえる。「頭打ち」には「ここが限界だろう」というニュアンスが意識される表現である。むしろ「ここから下落に転じる」というニュアンスすら含む。もちろん現実には「頭打ち」と評価されてから再上昇に転じる場合は多々ある。頭打ちの語源
「頭打ち」という表現そのものが、もともと金融の専門用語だったかどうかは定かでないが、少なくとも「金融分野の用語として定着し一般にも浸透した」表現と考えられている。「頭」も「相場の天井部分」を指す意味がある。「打つ」は「(いきおいよく)ぶつかる」意味合いと解釈できる。頭打ちのよくある間違い
それ以上良くなることがない状態を表す場合、頭打ちは名詞となる。そのため「頭打ちである」「頭打ち状態になる」といった使い方が正しい。そして、動詞として使ってしまった場合は、物理的に頭を打ったという意味となる。また、原則として自発的になる状態ではないため、主観的な使い方もしない。したがって「頭打ちをした」「頭打ちを止める」といった表現は間違いである。もちろん専門用語として使用するのであれば問題はないが、それ以外は耳にした人が違和感を抱くだろう。あたま‐うち【頭打ち】
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「頭打ち」の例文・使い方・用例・文例
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