エルシニア菌とは? わかりやすく解説

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エルシニア細菌

読み方:エルシニアさいきん
別名:エルシニア菌、エルシニア属菌エルシニア

食中毒原因となる一種一般的にエルシニア感染症」などと呼ばれる、強い腹痛下痢を伴う食中毒症状引き起こす

エルシニア細菌は、主に家畜体内腸管)に生息しており、食肉加工の際などに肉に付着して感染経路となる場合がある。比較低温でも増殖するという特徴を持つが、熱に弱いため、十分に加熱調理すればエルシニア細菌で食中毒罹患する危険は低い。

国内では過去5年以上、感染例報告されなかったが、2011年8月25日静岡県小学生児童数名が感染して入院する事件発生した

関連サイト
エルシニア感染症 - 国立感染症研究所感染症情報センター 感染症の話

エルシニア菌

エルシニア菌を持つ動物糞便を介して汚染され食肉飲料水摂取により食 中毒引き起こします保育所小学校集団食中毒が起こることがあります。 <特徴家畜(特に豚)、ネズミなどの野生小動物保菌する。低温域(0~5 )でも増
殖することができる。
食中毒症状潜伏期2~3 日主症状は、発熱腹痛下痢。 <過去食中毒原因食品>主に食肉サンドイッチ野菜ジュース井戸水報告され
いる。
対策食肉十分に加熱75 以上、数分)する。低温でも増殖するので冷蔵庫保存して過信しない。

エルシニア属

(エルシニア菌 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/14 01:29 UTC 版)

エルシニア属真正細菌の一つで、グラム陰性の通性嫌気性桿菌。生育は遅いが0〜4℃程度の低温でも増殖可能で芽胞は形成しない。室温程度で運動性を示すものもある。GC含量比は46から50。属名はペスト菌の発見者アレクサンドル・イェルサンフランス語版英語版に因む。尿素やβ-ガラクトース代謝することができ、混合酸醗酵英語版を行う。動物の体内に常在するが、細胞内に寄生しペスト仮性結核、エルシニア腸炎などの感染症を引き起こす病原菌を含む食中毒の原因菌の一つである。




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