presentation layerとは? わかりやすく解説

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プレゼンテーション層

読み方プレゼンテーションそう
別名:第6層レイヤ6
【英】presentation layer, layer 6

プレゼンテーション層とは、ネットワークにおけるプロトコル機能整理して表現したOSI参照モデルにおいて、第6層位置し文字コード圧縮形式暗号化の方法など、外部入力装置から読み込んだ機器固有のデータ形式ネットワーク共通の形式変換するための方式規定されているものである

プレゼンテーション層においてはデータの意味正しく伝わるようにアプリケーションデータを扱う際の表現形式規定する異な文字コード体系を持つサーバであってもそれぞれ変換行って解読できるようにすることなどが一例である。

なの、プレゼンテーション層を含む、第5層セッション層)から第7層アプリケーション層)までの通信方式は、単一プロトコル定められる場合が多い。

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プレゼンテーション層

(presentation layer から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/12 06:01 UTC 版)

プレゼンテーション層(プレゼンテーションそう、: Presentation layer)とは、OSI参照モデルにおける七階層の内の第六層である。プレゼンテーション層はアプリケーション層からのサービス要求に応じ、またセッション層に対してサービス要求を行う。

プレゼンテーション層は、より一層の処理または表示をするためにアプリケーション層への情報の配布と書式の整形に対する責任が有る。それは、エンド・ユーザ・システム内部のデータ表現について、アプリケーション層が構文の違いを意識しなくても良いようにする。注意: プレゼンテーション・サービスの一例としては、EBCDICコードのテキストファイルASCIIコードのファイルへ変換する事が挙げられる。

概要

プレゼンテーション層は、単なる1と0の束より更に高い次元で送信する事について、人々が意識し始める最初のものである。この層はどのように文字列が表されるか、例えばPascal言語(整数のデータ長領域の後に指定されたバイト数が続く)方式を使うかそれともC/C++言語(NULL文字で終端された文字列、つまり"thisisastring\0")方式を使うか、といった問題を取り扱う。その意図は、アプリケーション層が動かされるデータを指し示せるべきという事であり、またプレゼンテーション層はその後の事を取り扱うであろう。

アプリケーション層セッション層トランスポート層、またはネットワーク層でも暗号化できるがそれぞれ一長一短が有り、典型的にはこの層でも暗号化される。もう一つの例は、この水準で通常標準化される構造をしばしばXMLを用いて表している。[1]文字列のような単純なデータ部分はもちろんの事、より複雑な事もこの層で標準化される。二つの一般的な例は、オブジェクト指向プログラミングでの'オブジェクト'と、ストリーミングビデオが転送される正確な方法である。

広く用いられる多くのアプリケーションとプロトコルにおいて、プレゼンテーション層とアプリケーション層は区別されない。例えば、一般にアプリケーション層プロトコルと見なされるHTTPは、適切な変換をするため文字コードを識別するというプレゼンテーション層の側面が有り、その後、それはアプリケーション層の中で行われる。

プレゼンテーション層サービスの一覧

副層

プレゼンテーション層は二つの副層から成る:

  • CASE (Common Application Service Element)
  • SASE (Specific Application Service Element)

CASEアプリケーション層のサービスとプレゼンテーション層からの要求サービスを提供する。CASEは以下のような一般のアプリケーションにサービスへの対応を提供する:

  • ACSE (Association Control Service Element)
  • ROSE (Remote Operation Service Element)
  • CCR (Commitment Concurrency and Recovery)
  • RTSE (Reliable Transfer Service Element)

SASEは以下のような特定アプリケーションのサービス(プロトコル)を提供する

  • FTAM (File Transfer, Access and Manager)
  • VT (Virtual Terminal)
  • MOTIS (Message Oriented Text Interchange Standard)
  • CMIP (Common Management Information Protocol)
  • JTM (Job Transfer and Manipulation) a former OSI standard
  • MMS (Manufacturing Messaging Service)
  • RDA (Remote Database Access)
  • DTP (Distributed Transaction Processing)

関連項目

脚注

  1. ^ (原文)Another example is representing structure, which is normally standardised at this level, often by using XML.

「presentation layer」の例文・使い方・用例・文例

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