暗号化の方法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/30 05:26 UTC 版)
「Advanced Encryption Standard」の記事における「暗号化の方法」の解説
AESはSPN構造のブロック暗号で、ブロック長は128ビット、鍵長は128ビット・192ビット・256ビットの3つが利用できる。 暗号化処理では、始めに鍵生成を行う。AES暗号の鍵長によって変換のラウンド数が異なる。次のとおりである。 鍵長128ビットのとき、ラウンド数は10回である。 鍵長192ビットのとき、ラウンド数は12回である。 鍵長256ビットのとき、ラウンド数は14回である。 暗号化は下記の4つの処理から構成される。 SubBytes - 換字表(Sボックス)による1バイト単位の置換。 ShiftRows - 4バイト単位の行を一定規則で左シフトする。 MixColumns - ビット演算による4バイト単位の行列変換。 AddRoundKey - ラウンド鍵とのXORをとる。 これら4つの処理を1ラウンドとして暗号化を行う。 なお、復号は上記処理の逆変換を逆順で実行する。 AddRoundKey InvMixColumns InvShiftRows InvSubBytes
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