i7との相違点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 08:21 UTC 版)
「Intel Core i5」の記事における「i7との相違点」の解説
Nehalem 世代 特徴についてはIntel Core i7 の記事も参照。ここでは相違点についてのみ述べる。 Bloomfield・Gulftown世代の Core i7(900番台)と比較すると、以下のような相違がある。 パッケージにLGA1156が新規採用され、初代i7のLGA1366と互換性はない。 対応チップセットはP55系で、LGA1366 用のX58系は対応しない。 ノースブリッジ(IOH)にあたる機能がCPUに内蔵されたため、ノースブリッジが存在しない。CPUコア内でのノースブリッジにあたる通信はQPI、サウスブリッジ(PCH)との通信にはBloomfieldと同様にDMIで接続されている。 メモリ帯域が、Core i7 (デスクトップ用のみ) の3チャンネル(DDR3-1066×3; 25.6GB/s)から2チャンネル(DDR3-1333×2; 21.3GB/s)に16.7%減少。 TDPが73W〜95Wとなり、Bloomfieldの130Wに比べ発熱・消費電力量が低減される。 Lynnfield 世代の Core i7(800番台)と比較すると、以下のような相違がある。 Turbo Boost動作時の最大増加数が低めに設定されている。(700番台Sで6ビン・700番台で4ビン・600番台で2ビン) i5 700シリーズでは、Hyper-Threading Technology (HTT)非対応。4コアで4スレッド動作する(Core i7ではHTTで8スレッド動作する)。 i5 600シリーズではコアが2個に減るが、HTTで4スレッド動作する。 i5 600シリーズではGPUが統合される。グラフィック出力にはフレキシブル ディスプレー インターフェース(FDI)を持つH57 / H55 / Q57 チップセットが必要。 i5 600シリーズではAES-NIに対応する。 Core i7 (900番台) の時代とは異なり、メモリ帯域は Core i7, i5 ともに 2チャンネル(DDR3-1333×2; 21GB/s)に統一。 Sandy Bridge 世代 デスクトップ向けの4コアモデルでは、ハイパースレッディング・テクノロジー(HTT )が無効化されている。 L3キャッシュが、8MB から6MB に削減されている。 Core i7の低消費電力モデルのTDPが65Wなのに対し、Core i5にはTDP 45W/35Wのより低消費電力のモデルが存在する。これらのモデルはプロセッサナンバー(型番)の末尾にTの文字が付く。 グラフィックス機能を搭載しないモデルが存在する。グラフィックス非搭載モデルはプロセッサナンバー(型番)の末尾にPの文字が付く。例外的に2550Kは末尾がPではないがグラフィックス機能を持たない。 Ivy Bridge 世代 デスクトップ向けの4コアモデルでは、ハイパースレッディング・テクノロジー(HTT)が無効化されている。 L3キャッシュが、8MBから6MBに削減されている。 Core i7の低消費電力モデルのTDPが65Wなのに対し、Core i5にはTDP 45W/35Wのより低消費電力のモデルが存在する。これらのモデルはプロセッサナンバー(型番)の末尾にTの文字が付く。 3570Kと3475Sを除き、グラフィックス機能がHD4000と比べて性能の低いHD2500である。 Haswell 世代 デスクトップ向けの4コアモデルでは、ハイパースレッディング・テクノロジー(HTT )が無効化されている。 L3キャッシュが、8MBから6MBに削減されている。 Core i7の低消費電力モデルのTDPが65Wなのに対し、Core i5にはTDP 45W/35Wのより低消費電力のモデルが存在する。これらのモデルはプロセッサナンバー(型番)の末尾にTの文字が付く。 Broadwell 世代 デスクトップ向けの4コアモデルでは、ハイパースレッディング・テクノロジー(HTT)が無効化されている。 L3キャッシュが、6MBから4MBに削減されている。
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