ergosterolとは? わかりやすく解説

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エルゴステロール【ergosterol】

読み方:えるごすてろーる

ステロール一種麦角酵母シイタケなどに含まれる紫外線照射によりビタミンD2になる。エルゴステリン


エルゴステロール

分子式C28H44O
その他の名称エルゴステリン、エルゴステロール、プロビタミンD2Ergosterin、Ergosterol、Provitamin D2、(22E)-5,7,22-Ergostatrien-3β-olProvitamin D、プロビタミンD2プロビタミンDProvitamin D2、(22E)-Ergosta-5,7,22-trien-3β-ol、(22E,24R)-24-Methylcholesta-5,7,22-trien-3β-ol、(22E,24R)-Ergosta-5,7,22-trien-3β-ol
体系名:(22E)-エルゴスタ-5,7,22-トリエン-3β-オール、(22E)-5,7,22-エルゴスタトリエン-3β-オール、(22E,24R)-24-メチルコレスタ-5,7,22-トリエン-3β-オール、(22E,24R)-エルゴスタ-5,7,22-トリエン-3β-オール


エルゴステロール

同義/類義語:プロビタミンD2
英訳・(英)同義/類義語:ergosterol

菌類等に含まれるステロイド化合物で、紫外線照射によって開環しエルゴカルシフェロールビタミンD2)に転換する

エルゴステロール

(ergosterol から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/09/08 04:04 UTC 版)

エルゴステロール
識別情報
CAS登録番号 57-87-4 
PubChem 4835
EINECS 200-352-7
MeSH Ergosterol
特性
化学式 C28H44O
モル質量 396.65 g/mol
精密質量 396.339216
融点

160.0 °C

沸点

250.0 °C

特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

エルゴステロール (ergosterol) は分子式 C28H44O、分子量 396.65 のステロールの一種。エルゴスタン骨格を持つ脂溶性物質である。カビなどの菌類においてラノステロールから生合成される。紫外線を受けてビオステロールとなり、これを経てエルゴカルシフェロールビタミンD2)となる。

菌類の細胞膜を構成する物質であり、動物の細胞におけるコレステロールと同様な働きをする。菌類には存在するが動物には見られないという性質は抗真菌薬の開発に応用されている。トリパノソーマのような原生生物の細胞膜の流動化剤 (fluidizer) としても作用し、これは東アフリカでみられるアフリカ睡眠病に対して用いられる。



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