Yellow Journalismとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > Yellow Journalismの意味・解説 

イエロー‐ジャーナリズム【yellow journalism】

読み方:いえろーじゃーなりずむ

興味本位記事売り物にする報道のしかた。また、そのような新聞19世紀末ニューヨーク新聞ジャーナル」と「ワールド」が「イエローキッド」という色刷り漫画奪い合って売り物にしたところからいう。


イエロー・ジャーナリズム

(Yellow Journalism から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/02/09 06:50 UTC 版)

黄色新聞の記事

イエロー・ジャーナリズム: Yellow Journalism)とは、新聞の発行部数等を伸ばすために、事実報道よりも扇情的である事を売り物とする形態のジャーナリズムのこと。

1890年代に、ジョーゼフ・ピューリツァー発行の『ニューヨーク・ワールド』紙とウィリアム・ランドルフ・ハーストの『ニューヨーク・ジャーナル・アメリカン』紙が、漫画『イエロー・キッド』を奪い合って載せた事に由来する。共に「黄色新聞(イエロー・ペーパー)」として知られた。

これは、多彩な形容詞誇張の使用や、迅速さを優先して事実検証不足のニュース速報あるいは全出来事の慎重な偽造によって作り出された物語などのような形式をとる場合がある。

黄色新聞に扇情的に扱われた人間の興味・話題は、特にアメリカ合衆国で、19世紀を通じて発行部数と読者数を極度に増加させた。

主な特徴

歴史家フランク・ルーサー・モット1941年に以下の5つをイエロージャーナリズムの特徴として挙げている[1]

  • 赤や黒の大きな活字で人を驚かせるような見出しをつける。大したニュースでもないことが多いため、全体として臭い構成になる。
  • 絵や写真を多用するが、その多くはどうでもいいようなもので、盗用捏造も見られる。
  • あらゆる種類の詐欺的行為が行なわれている。たとえば、インタビューやストーリーの捏造、誤解を招く見出し、科学的根拠のロンダリングなど。
  • 日曜版には、カラーの漫画や中身の薄い記事が掲載された付録がつく。
  • 社会的公正の支持であるかのように振る舞う。

NYワールド紙 vs NYジャーナル紙

扇情的な通俗記事や娯楽記事の掲載でピューリッツァーがニューヨーク・ワールド紙の部数を飛躍的に伸ばしたことを見て、ハーストも同種のニューヨーク・ジャーナル紙の発行を始めた。ジャーナル紙はワールド紙の半額で、よりセンセーショナルな記事を満載して部数を伸ばした。両紙による読者獲得のための熾烈な競争が始まり、1896年に、ハーストはワールド紙のスタッフをごっそり引き抜いた。ワールド紙日曜版の人気漫画イエロー・キッドの作者も引き抜き、臆面もなくジャーナル紙でイエロー・キッドを連載させた。ピューリッツァーも別の漫画家を雇い、イエロー・キッドの連載を続けて対抗した。このことから、両紙は「イエロー・キッド新聞」と揶揄され、ここからイエロー・ジャーナリズムという言葉が生まれた。ニューヨークでのこの販売競争はアメリカ各地の新聞社にも飛び火し、扇情的なイエロージャーナリズムはまたたく間に全米に広まった。

脚注

  1. ^ Mott, Frank Luther (1941). American Journalism. pp. 539. https://books.google.co.jp/books?id=3lTybuXbGVsC&printsec=frontcover&dq=mott+%22american+journalism%22&hl=en&redir_esc=y#PPA539,M1 

関連項目

外部リンク



英和和英テキスト翻訳

英語⇒日本語日本語⇒英語

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Yellow Journalism」の関連用語

Yellow Journalismのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Yellow Journalismのページの著作権

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのイエロー・ジャーナリズム (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2026 GRAS Group, Inc.RSS