XPathNavigator.CheckValidity メソッド

.NET Framework クラス ライブラリ リファレンス

XPathNavigator.CheckValidity メソッド

メモ : このメソッドは、.NET Framework version 2.0 で新しく追加されたものです。

XPathNavigator 内の XML データが、提供された XML スキーマ定義言語 (XSD) スキーマに準拠していることを検証します。

名前空間: System.Xml.XPath
アセンブリ: System.Xml (system.xml.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Overridable Function
 CheckValidity ( _
    schemas As XmlSchemaSet, _
    validationEventHandler As ValidationEventHandler _
) As Boolean

Visual Basic (使用法)

Dim instance As XPathNavigator
Dim schemas As XmlSchemaSet
Dim validationEventHandler As ValidationEventHandler
Dim returnValue As Boolean

returnValue = instance.CheckValidity(schemas, validationEventHandler)

C#

public virtual bool CheckValidity (
    XmlSchemaSet schemas,
    ValidationEventHandler validationEventHandler
)

C++

public:
virtual bool CheckValidity (
    XmlSchemaSet^ schemas, 
    ValidationEventHandler^ validationEventHandler
)

J#

public boolean CheckValidity (
    XmlSchemaSet schemas, 
    ValidationEventHandler validationEventHandler
)

JScript

public function CheckValidity (
    schemas : XmlSchemaSet, 
    validationEventHandler : ValidationEventHandler
) : boolean

パラメータ

schemas

XPathNavigator に格納されている XML データを検証するために使用するスキーマを格納している XmlSchemaSet。

validationEventHandler

スキーマ検証の警告とエラーに関する情報を受け取る ValidationEventHandler。

戻り値
スキーマ検証エラーが発生しなかった場合は true。それ以外の場合は false。

例外

例外の種類	条件
XmlSchemaValidationException	スキーマ検証エラーが発生しましたが、検証エラーを処理する ValidationEventHandler が指定されていませんでした。
InvalidOperationException	要素、属性、およびルート ノードではないノードに XPathNavigator が配置されているか、または検証を実行するための型情報がありません。
ArgumentException	XPathNavigator が XML データのルート ノードに配置されていないときに、XmlSchemaSet パラメータを使用して CheckValidity メソッドが呼び出されました。

解説

• CheckValidity メソッドは、XPathNavigator に格納されている XML データが、XmlSchemaSet に用意されているスキーマのグローバルな型または宣言に準拠していることを検証します。

• CheckValidity メソッドは、infoset 拡大を実行しません。これは、スキーマの既定値の適用、テキスト値から原子値への変換、および情報項目への新しい型情報の関連付けはいずれも実行されないことを意味します。

• XML データのスキーマの xsi:schemaLocation ヒントまたは xsi:noNamespaceSchemaLocation ヒントは無視されます。

• XPathNavigator がドキュメント ノードに配置されている場合は、検証プロセスに一意性と参照制約 (xs:ID、xs:IDREF、xs:key、xs:keyref、および xs:unique) のチェックが含まれます。それ以外の場合は、これらのチェックが省略されます。

• パラメータとして渡される XmlSchemaSet が null 参照 (Visual Basic では Nothing) で、XPathNavigator が要素ノードに配置されている場合、SchemaInfo プロパティの SchemaType プロパティで公開される型情報は、ノードの有効性のチェックに使用されます。パラメータとして渡される XmlSchemaSet が null 参照 (Visual Basic では Nothing) で、XPathNavigator がルート ノードに配置されている場合、ドキュメント要素の SchemaInfo プロパティ (つまり、ルート ノードの要素の子) が使用されます。要素の SchemaInfo プロパティの SchemaType プロパティが null 参照 (Visual Basic では Nothing) のとき、およびパラメータとして渡される XmlSchemaSet が null 参照 (Visual Basic では Nothing) のときは、いずれも検証を実行するために使用する型情報がないため、InvalidOperationException がスローされます。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0

参照

関連項目
XPathNavigator クラス
XPathNavigator メンバ
System.Xml.XPath 名前空間