Wang VS シリーズ
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「ワング・ラボラトリーズ」の記事における「Wang VS シリーズ」の解説
1978年、Wang VS の最初の機種がリリースされた。これは、DECのVAXと同じ時期であり、Wang VS は 27年後も使われ続けた。その命令セットは System/360 と互換性があるが、360 向けのソフトウェアは動作できない。VS のオペレーティングシステムやシステムソフトウェアは独自のもので、対話型処理とバッチ処理が可能であった。主にビジネスデータ処理に使われた。様々なプログラミング言語をサポートしていたが、主な言語はCOBOLである。統合開発環境でサポートされていた言語としては、アセンブリ言語、COBOL 74、COBOL 85、BASIC、Ada、RPG II、C言語、PL/I、FORTRAN、Glossary(Wang OIS上の独自言語)、MABASIC、Procedure(スクリプト言語)がある。PascalはI/Oコプロセッサ向けの開発用に提供された。Wang PACE(Professional Application Creation Environment)という4GLとデータベースが1980年代中盤からよく使われるようになった。主なアプリケーションとしては Wang OFFICE や Wang WP がある。 Wang VS シリーズは、業界ではミニコンピュータに分類された。1992年の Charles Kenney の本でもミニコンピュータとされている。VS のハイエンド機はメインフレームに匹敵するという見方もあったが、アン・ワングはその用語を使わせなかった。彼の自伝でも、VS 300 をメインフレームとは呼ばず、「メインフレームの性能に匹敵する」としている。彼は、IBM が市場を独占している大型機のみを「メインフレーム」と考えており、独占できていない中小型機は「メインフレーム」ではなく「ミニコンピュータ」と考えていた。彼は「ミニコンピュータ市場はまだ健全だ。これは顧客にとってもメーカーにとっても良いことだ」と書いている。
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