W68 (核弾頭)とは? わかりやすく解説

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W68 (核弾頭)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/27 12:57 UTC 版)

W68
タイプ 核弾頭
開発国 アメリカ合衆国
配備先 アメリカ海軍
開発・生産
開発期間 -1970年
生産期間 1970年-1975年
配備期間 1970年-1991年
生産数 5,250発
要目
核出力 40-50kt
弾頭 熱核弾頭
重量 367ポンド
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W68アメリカ合衆国が運用していた核弾頭核融合弾頭であり、アメリカ海軍ポセイドン C-3潜水艦発射弾道ミサイル向けにローレンス・リバモア国立研究所で1960年代後半に開発された。

MIRV用の弾頭として開発されたものであり、Mk3再突入体に搭載される。Mk3再突入体はポセイドンに最大14基搭載できるが、通常は10基搭載で運用された。W68の詳細なサイズは公表されていないが、Mk3再突入体のペイロードから直径65インチ以下と推測されている。重量は367ポンド。核出力は40-50kt。1970年6月から1975年6月までの間に5,250発が生産された。これは、アメリカ合衆国の核兵器として最も多い数である。信管は触発および空中爆発が用意されている。

プライマリーの原子爆弾起爆用に使用しているLX-09 PBX爆薬について、経年劣化による安全性の問題が生じたため、2,000発が1977年から退役を開始し、残りは1978年から1983年の間に改良の上、1991年まで使用された。




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