FACOM VP
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FACOM VPは、富士通が設計、製造、販売していたベクトル型スーパーコンピュータシリーズの名称。1982年7月に発表されたFACOM VPは、最初の3台の日本の商用スーパーコンピューターのうちの最初の製品であり、1982年8月の日立製作所のHITAC S-810、1983年4月のNEC SX-2が続いて販売された。
- ^ “FACOM 230-75 APU-Computer Museum”. museum.ipsj.or.jp. 2021年3月29日閲覧。
- ^ “FACOM VP-100 Series-Computer Museum”. museum.ipsj.or.jp. 2021年3月29日閲覧。
- ^ ASCII 1982年9月号, p. 64.
- ^ “FACOM VP Series E Model-Computer Museum”. museum.ipsj.or.jp. 2021年3月29日閲覧。
- 1 FACOM VPとは
- 2 FACOM VPの概要
- 3 参考文献
VPシリーズ (スーパーコンピュータ)
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「FACOM」の記事における「VPシリーズ (スーパーコンピュータ)」の解説
詳細は「FACOM VP」および「VP2000」を参照 ベクトル型スーパーコンピュータのシリーズである(なお、実質的には前述のFACOM 230-75 APUが富士通初のスーパコンピュータである)。ベクトル演算プロセッサを搭載していることからVP。クレイ、日本電気のSXシリーズ、日立のSシリーズと共に、世界を舞台に激しい競争を演じた。VPという名はワンチップ化されたμVPにも使われた。後に、FACOMの名は付かないが、並列ベクトル機VPPへとつながる。 FACOM VP-100, VP-200 (1982年) 実際のFORTRANプログラムの分析を元に設計された。最大500 MFLOPSを達成した(VP-200)。 FACOM VP-400(1985年) 1985年には、性能を強化した上位機FACOM VP-400が発表され、世界で初めて1GFLOPSを超えた処理性能を実測した。 VP2000ファミリ(1988年) 1988年12月に発表された。ハイエンドのVP2600は5GFLOPSを超える処理性能を実測し、1990年に世界記録を樹立した。
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