ThinkPad T400/T500/W500/W700系統
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/13 22:47 UTC 版)
「ThinkPad T」の記事における「ThinkPad T400/T500/W500/W700系統」の解説
ThinkPad T400/T500/W500系統は、Intel Centrino2搭載のモデルである。 T61シリーズの機能を受け継ぎつつ、更に新機能を搭載した。ちなみにWシリーズはT61pの後継機種である。 液晶部分はワイドのみであり、14.1インチ液晶(T400)、15.4インチ液晶(T500/W500)、更に好評だったLEDバックライト液晶が加わった(T400)。本体の大きさは異なるが、基本仕様はほぼ同じである。更に重量も以前よりも軽くなり、14.1モデルで、2.28Kg、15.4モデルで、2.67Kgである、 グラフィックスチップは、ATI Technologies社との共同開発に従い、MOBILITY RADEON HD3470(T400)、HD3650(T500)、MOBILITY Fire GL V5700(W500)が採用された。また、2008年8月に販売された、SONY VAIO Z と同じ機能である、スイッチひとつで、グラフィックの切替が可能な、スイッチャブル・ハイブリッドグラフィックス方式を取り入れた。これにより、IBM大和事業所による駆動テストにて、バッテリー駆動時間が前機種より60%長くなったという。(T400使用時) 更に、Blu-ray Discドライブ、SSD、内蔵カメラを搭載したモデルも登場した。 なお、8月12日に発表されたW700だけは、他のモデルと異なるセグメントの製品である。17インチ液晶、キャリブレーションセンサーを搭載し、更にノートPC史上初めてデジタイザーを搭載した。グラフィックスチップにはNVIDIA Quadro FX 3700M/2700Mが採用された。Lenovoでは、W700をグラフィックデザイナーやカメラマン、設計士などのプロに向けた製品と位置付けている。 2009年2月には、このW700にディスプレイ右側から引き出す方式のサブディスプレイを搭載したW700dsが登場、7月には、T400の薄型、軽量モデル(1.7Kg)、T400sが登場した。 ラインナップ T400/T500(インテル GM45 Expressチップセット、Core 2 Duo プロセッサー(一部インテルターボメモリー搭載モデルあり)) T400s(インテルGM45 Expressチップセット、Core 2 Duo プロセッサー) W500(インテル GM45 Expressチップセット、Core 2 Duoプロセッサー(モバイルワークステーション)) W700(インテル PM45 Expressチップセット、Core 2 Duo,Core 2 QuadもしくはCore 2 Extremeプロセッサー) W700ds(インテル PM45 Expressチップセット、Core 2 Duo,Core 2 QuadもしくはCore 2 Extremeプロセッサー)
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