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【技術研究本部】(ぎじゅつけんきゅうほんぶ)

Technical Research and Development Institute(TRDI)

防衛省の特別の機関の一つ。
自衛隊における装備品や船舶、航空機および食糧その他需品についての技術的な調査研究や考案、設計、試作及び試験ならびに自衛隊において必要とされる事項についての科学的調査研究を行う。
また防衛省ならびに陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自衛隊が使う車両や船舶、航空機、誘導武器および統合運用に資する各種装備品から防護服にいたる広い分野の研究開発を一元的に行っている。

研究開発においては陸上、船舶、航空機、誘導武器担当の4技術開発官が各々置かれ、研究や試作品の評価は装備別の研究所とセンターが行う。
他に4つの試験場と3つの支所を有する。

過去にもF-2支援戦闘機や10式戦車など多くの国産兵器の研究開発を行ってきた。
現在はミサイル防衛に関する日米共同研究やいわゆる「心神」などのプロジェクトが実施されている。

組織


技術研究本部

(TRDI から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/08/11 01:35 UTC 版)

日本の行政機関
技術研究本部
ぎじゅつけんきゅうほんぶ
技術研究本部が設置されていた防衛省庁舎D棟(右)
組織
上部組織 防衛省
内部部局 総務部、技術企画部、事業監理部
附置機関 航空装備研究所、陸上装備研究所、艦艇装備研究所、電子装備研究所、先進技術推進センター
概要
所在地 東京都新宿区市谷本村町5番1号
年間予算 959億2,800万円(2011年度)
設置 1958年(昭和33年)5月23日
廃止 2015年(平成27年)10月1日
前身 防衛庁技術研究所
後身 防衛装備庁
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技術研究本部(ぎじゅつけんきゅうほんぶ、英語:Technical Research and Development Institute、略称:TRDI)は、かつて防衛省に置かれていた特別の機関のひとつである。略して技本(ぎほん)とも呼ばれた。 

概要

自衛隊の装備品等(装備品、船舶、航空機および食糧その他の需品)についての技術的調査研究、考案、設計、試作および試験並びに自衛隊において必要とされる事項についての科学的調査研究を行っていた。

防衛省本省並びに陸上自衛隊、海上自衛隊および航空自衛隊が使用する車両、船舶、航空機、誘導武器などの兵器等、電子機器、防護服などの各種装備品の研究開発を一元的に行っていた機関。陸上、船舶、航空機および誘導武器担当の4技術開発官が置かれ、研究と試作品の評価は装備別の4研究所とセンターが行っていた。その他に4試験場と3支所を有していた。岐阜試験場ではBK117ヘリコプターを2機保有していた。

F-2戦闘機や10式戦車、P-1固定翼哨戒機などの多くの国産装備品の研究開発を担当してきた。末期には、ミサイル防衛に関する日米共同技術研究やXC-2次期輸送機、X-2先進技術実証機などのプロジェクトが実施されている。

予算は、人件費81億円、歳出化経費710億円、一般物件費257億円の計1,047億円で、新規後年度負担は1,039億円、装備品試作など物件費1,296億円である。人員は、事務官・技官等820人、自衛官273人が所属していた。

2015年(平成27年)6月10日に成立した防衛省設置法の一部を改正する法律に基づき、装備施設本部とともに防衛装備庁へ発展改組の形で統合され、廃止された。

沿革

  • 1952年(昭和27年)8月1日 - 保安庁の付属機関として技術研究所が江東区深川越中島に設置[1]
  • 1953年(昭和28年)6月4日 - 川崎市玉川向に移転[1]
  • 1954年(昭和29年)
    • 7月1日 - 防衛庁設置法の施行に伴い防衛庁技術研究所と改称[1][2]
    • 10月1日 - 航空試験場設置[1]
    • 12月8日 - 玉川庁舎が焼失[1]
    • 12月16日 - 三鷹仮庁舎に移転[1]
  • 1955年(昭和30年)
  • 1956年(昭和31年)7月 - 陸上自衛隊初のロケット「TMA=0」の試験を王城寺原演習場にて
  • 1957年(昭和32年)
    • 7月25日 - 航空試験場が浜松基地から岐阜基地に移転[1]
    • 8月1日 - 土浦、相模原、目黒試験場新設。航空試験場を岐阜試験場、臨海試験場を久里浜試験場に改称[1]
    • 11月1日 - 札幌試験場設置[1]
  • 1958年(昭和33年)
    • 3月1日 - 立川試験場設置
    • 5月23日 -防衛庁設置法の一部改正により 防衛庁技術研究本部と改称[1][2]、第1~第5研究所が設置
  • 1959年(昭和34年)7月3日 - 下北試験場開庁[1]
  • 1962年(昭和37年)3月1日 - 新島試験場開庁[1]
  • 1963年(昭和38年)11月1日 - 川崎試験場開場[1]
  • 2000年(平成12年)2月28日 - 市ヶ谷新庁舎に移転完了[4]
  • 2006年(平成18年)7月31日 - 大規模な組織改編を実施[2]
  1. 第1~第4研究所は艦艇装備・電子装備・航空装備・陸上装備研究所へと名称を変更
  2. 第5研究所は艦艇装備研究所の久里浜地区となったほか、先進技術推進センターが新設された
  • 2007年(平成19年)1月 - 防衛庁設置法の一部改正により防衛省技術研究本部と改称
  • 2014年(平成26年)3月 - 土浦試験場を廃止し、航空装備研究所土浦支所に改編
  • 2015年(平成27年)10月1日 - 防衛装備庁発足に伴い廃止

廃止時の組織編成

艦艇装備研究所(目黒地区)
歴代の技術研究本部長
代 氏名 在職期間 出身校 前職 後職
保安庁技術研究所長
事取 増原惠吉 1952年11月15日 - 1953年3月27日 東京帝国大学
昭和3年卒
保安庁次長として保安庁技術研究所長事務取扱
1 鈴木桃太郎 1953年3月28日 - 1954年6月30日 東京帝国大学
大正14年卒
元・東京都立女子専門学校長 防衛庁技術研究所長
防衛庁技術研究所長(官職:防衛庁技官)
1 鈴木桃太郎 1954年7月1日 - 1955年2月4日 東京帝国大学
大正14年卒
保安庁技術研究所長 防衛大学校副校長 兼 教授
事取 久保亀夫 1955年2月5日 - 1955年9月15日 東京帝国大学
昭和9年卒
防衛庁参事官として防衛庁技術研究所長事務取扱
2 青山秀三郎 1955年9月16日 - 1958年5月22日 東京帝国大学
大正7年卒
元・東京大学工学部長(1954年3月31日まで)
東京大学名誉教授
技術研究本部長
(防衛庁 / 防衛省)技術研究本部長(官職:防衛庁技官(防衛技官))
1 青山秀三郎 1958年5月23日 - 1962年5月7日 東京帝国大学
大正7年卒
防衛庁技術研究所長 退職
2 守屋富次郎 1962年5月8日 - 1970年9月30日 東京帝国大学
大正12年卒
防衛大学校教授
3 堀夷 1970年10月1日 - 1978年5月31日 東京帝国大学
昭和8年卒
元・技術研究本部第5研究所長
(1964年3月31日まで)
4 大森幸衛 1978年6月1日 - 1985年3月15日 名古屋大学
昭和17年卒
元・技術研究本部第3研究所長
(1978年1月20日まで)
5 山下徹 1985年3月16日 - 1987年10月26日 名古屋大学
昭和22年卒
元・技術研究本部第1研究所長
(1983年12月16日まで)
6 筒井良三 1987年10月27日 - 1990年11月12日 東京大学
昭和29年卒
防衛庁参事官
7 鈴木輝雄 1990年11月13日 - 1992年12月14日 東京大学
昭和28年卒
8 上原祥雄 1992年12月15日 - 1994年12月14日 東京大学
昭和31年卒
9 太田眞弘 1994年12月15日 - 1997年12月15日 東京大学
昭和33年卒
10 別府信宏 1997年12月16日 - 2001年7月9日 東京大学
昭和39年卒
11 青山謹也 2001年7月10日 - 2004年3月31日 京都大学
昭和39年卒
防衛庁防衛参事官
12 安江正宏 2004年4月1日 - 2008年3月23日 東京大学
昭和44年卒
13 佐々木達郎 2008年3月24日 - 2011年8月14日 日本大学
昭和45年卒
防衛省大臣官房技術監
14 秋山義孝 2011年8月15日 - 2013年9月9日 東京大学
昭和51年卒
15 渡辺秀明 2013年9月10日 - 2015年9月30日 慶應義塾大学大学院
昭和54年修
防衛装備庁長官

脚注

注釈

出典

  1. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 『防衛庁技術研究本部二十五年史』防衛庁技術研究本部創立25周年記念行事企画委員会、1978年1月、391-420頁。NDLJP:12018350。
  2. 1 2 3 “防衛省 技術研究本部 > 組織情報 > 沿革(2015年09月01日アーカイブ)”. 2026年8月11日閲覧。
  3. ↑ 三宿駐屯地 生活情報 | 曹友連合会
  4. ↑ 『防衛庁技術研究本部五十年史』防衛庁技術研究本部、2002年11月、585頁。NDLJP:1283286。

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