ServiceInstaller.Install メソッド
アセンブリ: System.ServiceProcess (system.serviceprocess.dll 内)



通常、コード内の ServiceInstaller では、これらのメソッドを呼び出しません。これらのメソッドを呼び出すのは、一般にはインストール ユーティリティだけです。インストール ユーティリティは、インストール中に Install メソッドを自動的に呼び出します。必要に応じて、例外を生成したオブジェクトに対して Rollback を呼び出すことにより、エラーを回復します。
アプリケーションのインストール ルーチンは、既にインストールされているコンポーネントに関する情報を、プロジェクト インストーラの Installer.Context を使用して自動的に維持します。この状態情報は、Install に stateSaver パラメータとして渡され、ServiceProcessInstaller インスタンスとして継続的に更新されます。各 ServiceInstaller インスタンスは、ユーティリティでインストールされます。通常、コードではこの状態情報を明示的に変更する必要はありません。
プロジェクト インストール クラスに関連付けられた ServiceProcessInstaller は、プロジェクト内のすべての ServiceInstaller インスタンスに共通の情報をインストールします。サービスにインストール プロジェクト内の他のサービスと区別される内容が含まれている場合は、このメソッドによってサービスに固有の情報がインストールされます。
サービスをインストールするには、Installer クラスから継承するプロジェクト インストーラ クラスを作成し、そのクラスの RunInstallerAttribute 属性を true に設定します。プロジェクト内では、サービス アプリケーションごとに 1 つの ServiceProcessInstaller インスタンス、およびアプリケーション内の各サービスにつき 1 つの ServiceInstaller インスタンスを作成します。プロジェクト インストーラ クラス コンストラクタ内で、ServiceProcessInstaller および ServiceInstaller インスタンスを使用してサービスのインストール プロパティを設定し、そのインスタンスを Installers コレクションに追加します。
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インストーラ インスタンスを追加する場合にはコンストラクタを使用することをお勧めします。ただし、Install メソッド内の Installers コレクションに追加する必要がある場合は、Uninstall メソッド内のコレクションにも同じように追加する必要があります。 |
Installer クラスから派生するクラスの場合、Installers コレクションの状態は、Install および Uninstall メソッド内と同じである必要があります。ただし、インスタンスをカスタム インストーラ クラス コンストラクタ内の Installers コレクションに追加した場合は、コレクションを Install メソッドおよび Uninstall メソッド間で保持する必要はありません。


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