運命の翼
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/10/06 14:40 UTC 版)
『運命の翼』 | ||||
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ジューダス・プリースト の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | 1976年4月 | |||
録音 | 1975年 - 1976年 | |||
ジャンル | ヘヴィメタル | |||
時間 | 39分22秒 | |||
レーベル | ガル・レコード | |||
プロデュース | ジェフリー・カルヴァート マックス・ウェスト ジューダス・プリースト |
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専門評論家によるレビュー | ||||
ジューダス・プリースト 年表 | ||||
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『運命の翼』(原題:Sad Wings of Destiny)は、ジューダス・プリーストが1976年に発表した2作目のアルバム。
解説
前作『ロッカ・ローラ』(1974年)と同じく、マイナー・レーベルのガル・レコードから発表された。本作もチャート・インは果たせなかったが、後のライヴで頻繁に演奏される楽曲も含んでいる。8分近くに及ぶ大作「生け贄」、組曲構成の「夢想家 I」「裏切り者の歌 (夢想家 II)」、キーボードを中心としたインストゥルメンタル「プレリュード」等、プログレッシブ・ロックの要素を取り入れた曲も多い。一部楽曲は、デビュー前にジューダス・プリーストを脱退したアル・アトキンスが作詞・作曲に関わっており、「生け贄」はアルのソロ・アルバム『Victim of Changes』(1998年)でセルフカヴァーされた[1]。
1996年から2003年にかけてジューダス・プリーストでリード・ボーカルを担当したティム・"リッパー"・オーウェンズは、バンド加入のためのオーディションで「生け贄」を歌い[2]、ステージ・ネームの「リッパー」は「切り裂きジャック(原題:The Ripper)」にちなんでいる。
ガル・レコードからの初回盤に付いていたインナー・スリーヴでは、AB面が逆に記載され「プレリュード」が1曲目となっていたが、レコード盤のA面1曲目は「生け贄」だったというミスがあった[3]。再発盤からは、「生け贄」を1曲目とした曲順で定着している。
本作の制作に参加したレコーディング・エンジニアのクリス・タンガリーディスは、ジューダス・プリーストの1990年のアルバム『ペインキラー』にプロデューサーとして参加することとなる。
収録曲
特記なき楽曲はロブ・ハルフォード、K. K. ダウニング、グレン・ティプトンの共作。
A面
- 生け贄 - Victim of Changes (Al Atkins, Rob Halford, K.K. Downing, Glenn Tipton) - 7:53
- 切り裂きジャック - The Ripper (G. Tipton) - 2:49
- 夢想家 I - Dreamer Deceiver (A. Atkins, R. Halford, K.K. Downing, G. Tipton) - 5:53
- 裏切り者の歌 (夢想家 II) - Deceiver - 2:44
B面
- プレリュード - Prelude (G. Tipton) - 2:02
- 独裁者 - Tyrant (R. Halford, G. Tipton) - 4:26
- 虐殺 - Genocide - 5:46
- 墓碑銘 (エピタフ) - Epitaph (G. Tipton) - 3:20
- 暴虐の島 - Island of Domination - 4:32
カヴァー
- 「生け贄」は、ガンマ・レイにカヴァーされた。アルバム『Somewhere Out in Space』(1997年)が2002年に再発された際、ボーナス・トラックとして追加収録されている。
- 「切り裂きジャック」は、ジューダス・プリーストのトリビュート・アルバム『トリビュート・トゥ・ジューダス・プリースト〜レジェンド・オブ・メタルVOL.1』(1996年)でマーシフル・フェイトが取り上げた。
- 「独裁者」は、オーヴァーキルのカヴァー・アルバム『Coverkill』(1999年)で取り上げられた。
参加ミュージシャン
脚注
- ^ allmusic (((Victim of Changes > Overview)))
- ^ 日本盤CD(VICP-61651)ライナーノーツ(伊藤政則、2002年1月)
- ^ Judas Priest -Sad Wings Of Destiny (LP, Album, P/Mixed) at Discogs-
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「Sad Wings of Destiny」の例文・使い方・用例・文例
- Microsoftがβ版をランチするのは「NetShow streaming server」で動画や音声をオンデマンドで提供する。
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 an admiral of the fleet 海軍元帥.
- 篏入的 r 音 《英音の India office /ndiərfɪs/の /r/の音》.
- =《口語》 These kind of stamps are rare. この種の[こういう]切手は珍しい.
- (英国の)運輸省. the Ministry of Education(, Science and Culture) (日本の)文部省.
- は of の誤植です.
- を off と誤植する.
- あいまい母音 《about, sofa などの /ə/》.
- 副詞的小詞 《on, in, out, over, off など》.
- 迂言的属格 《語尾変化によらず前置詞によって示す属格; たとえば Caesar's の代わりの of Caesar など》.
- çon of garlic [humor]. それにはガーリック[ユーモア]がちょっぴり必要だ.
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 the Speaker of the House of Commons 下院議長.
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 the Committee of Ways and Means 歳入委員会.
- 初めて読んだ英文小説は“The Vicar of Wakefield”
- (違法罪―a sin of commission―に対する)怠惰罪
- 『each』、『every』、『either』、『neither』、『none』が分配的、つまり集団の中の1つのものを指すのに対し、『which of the men』の『which』は分離的である
- 『hot off the press(最新情報)』は『hot(最新の)』の拡張感覚を示している
- 『Each made a list of the books that had influenced him』における制限節は、リストに載った本を制限節で定義された特定の本だけに制限する
- 臨床的鬱病を治療するのに用いられる三環系抗鬱薬(商品名ImavateとTofranil)
- 『sunshine-roof』は『sunroof(サンルーフ)』に対する英国の用語である
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