SX-5
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1998年(平成10年)6月発表。シングルノードの最大CPU数は16個(128GFLOPS)、最大共有メモリ容量は128GB、主記憶転送速度は1024GB/sであった。 SX-4と同様にCMOSを採用、集積化を進めチップの処理速度向上施策と共に排熱設計/多層配線などにより全体の処理速度の向上を図ったモデルがSX-5であり、クロックが4ns(250MHz)、ベクトル命令パイプラインが16本と、SX-4に比べCPUモジュール1個あたりの性能が4倍の8GFLOPSとなった。この32チップで構成されたCPUモジュールを1チップLSI化したのが初代地球シミュレータのCPUである。 1999年5月に、ベクトルパイプラインが半分の8本のサーバモデルSX-5Sを発表。2000年6月クロックを約3.2nsに向上させた1CPUモジュール10GFLOPSのモデルを発表。このCPU演算性能強化モデルではシングルノードの最大演算性能は160GFLOPSと向上したが主記憶転送速度は640GB/sに低下した。
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