SOHC/DOHC VTEC
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/01 18:32 UTC 版)
「ホンダ・F型エンジン」の記事における「SOHC/DOHC VTEC」の解説
F18B/F20B/F22B/F22B/F23A B型エンジン(スペックR)やC型エンジンなどの高回転型VTECエンジンとは異なり、高出力と実用性を両立する目的で可変バルブタイミング・リフト機構が装備されている。SOHC仕様には吸気側カムシャフトにのみ2種類のカム駒を設け、そこに接するスイングアームを切り替えて吸気バルブの開閉タイミング(バルブタイミング)とリフト量を変化させる仕様と、エンジンの低回転域で吸気バルブのうち片方をほぼ休止してリーンバーン運転をする「VTEC-E」に類似した仕様がある。さらに、ロッカーアームのカムとの摺動部にはフリクションの低減のためローラーを適用。DOHC仕様は吸・排気ともバルブタイミングとリフト量を変化させ、中・低速域のトルクと高速域の出力を両立させている。 PGM-FI仕様のみだが、低燃費化のために一部仕様へインテークマニホールドから2次エアを供給し、燃料の霧化を促進するAAI(エアアシストインジェクター)と、吸気バルブ休止時に機能するスワールポートとが装備されている。さらに電動EGRバルブを適用して、EGR流量の大流量化と高精度の制御を行い、NOx排出の低減と低燃費化を図った。
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