SLすずらん号
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1998年(平成10年)12月11日から18日、NHKの連続テレビ小説『すずらん』の撮影が、真岡鐵道から蒸気機関車C12 66を借り入れて行われた。これを機に、JR北海道においてもC11 171が動態復元され、これを使用した「SLすずらん号」が1999年(平成11年)5月から本路線で不定期運行されていた。2000年(平成12年)からはC11 207が動態復元されて運用に加わり、C11 171とC11 207による重連運転も実施された。 運行にあたっては空知・留萌の2支庁にまたがる沿線自治体を中心に「空知・留萌SL運行推進協議会」(2002年(平成14年)度からは「北空知・南留萌広域観光連絡協議会」)を設立し、JR北海道と地元との協力体制を確立した。2002年(平成14年)度からは運行区間が深川駅 - 留萌駅間から深川駅 - 増毛駅間に延長されたが、2003年(平成15年)度からは沿線自治体のお祭り等にあわせたイベント的な運行となり、運行日が大幅に絞り込まれた。しかし、乗車人員が年々減少していたことから、2006年(平成18年)9月10日を最後に運行終了となった。 「SLすずらん号」は1日1往復、全車指定席の快速列車として運転していた。留萌駅 - 増毛駅間は全車自由席だった。指定席券は800円と、他のJRの蒸気機関車牽引列車(SL列車)と同様、通常の快速列車・急行列車の指定席券よりも高く設定されていた。
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