SL「ワイパウ号」と「バージニア号」について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 05:36 UTC 版)
「ウェスタン村」の記事における「SL「ワイパウ号」と「バージニア号」について」の解説
蒸気機関車「ワイパウ号 4型」は1897年アメリカ製の蒸気機関車で、ハワイのオアフ島製糖工場で使用された後に真珠湾付近のワイパウ工場に配置となり「ワイパウ」の愛称が付けられた機関車で、ワイパウ工場から引退した後はアメリカ・カリフォルニア州の保存鉄道で動態保存をされていたが1975年(昭和50年)2月からサンフランシスコに近いローリングキャンプ&ビックツリー鉄道で使用されていた。ワイパウ号はサドルタンク機で水タンクをボイラー部に背負った愛嬌ある姿から、通称「亀の子」と呼ばれて親しまれていた。軌条間隔は日本国内のJRや東武鉄道の1067ミリよりも狭い914ミリ(※標準軌は1435ミリ)であり、アメリカのナローゲージの鉄道で最も一般的な軌間となっている。1988年(昭和63年)5月1日にウェスタン村がアメリカから車輛を輸入し、園内アトラクションとして有料(大人1200円→後に800円→500円に料金変更)で運行していたが2006年(平成18年)ウェスタン村が休園した事に伴い、機体が個人に払い下げられた後に東武鉄道に移管し、2017年(平成29年)7月から機体が東武ワールドスクウェア園内の『SL広場』に静態保存されている。 蒸気機関車「バージニア号」は1926年に製造された機体で、製造はH.K.ポーター社、製造番号は7036。アメリカのウェストバージニア州の鉱山鉄道で使用され、ミネソタ州の実業家(トム・シュラーテ)に渡りその後は同氏が経営したヒンクレーのテーマパークで蒸気機関車の予備機として保存されていた機体をウェスタン村が交渉し入手して日本に移設導入をした。
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