Regular Language description for XML
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/02 16:40 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動Regular Language description for XML (RELAX、リラックス) は、マークアップ言語XMLのスキーマ言語の一つである。 RELAXは、村田真などの人々によって設計された。 RELAXで記述されたスキーマは、それ自身がXML文書である。 RELAXで書かれたスキーマの記述を、RELAX文法という。 RELAXは、W3C XML Schema と比べて仕様が簡潔である。
RELAXは、RELAX Core と RELAX Namespace の2つの仕様から構成される。 RELAX Core は、一つの名前空間における要素と属性を扱う。 RELAX Core では、W3C XML Schemaで規定された豊富なデータ型を利用することができる。 RELAX Namespace は、複数の名前空間を使ったXML文書を扱う。
RELAX Core は、2000年6月に、JIS TR X 0029:2000 として発行された。 2001年8月に、ISO/IEC Technical Report 22250-1 として承認された。 RELAX Namespace は、2001年7月に、JIS TR X 0044:2001 として公表された。
なお村田などの人々がRELAXを設計したのとほぼ同じ時期に、ジェームズ・クラークも、別の新しいスキーマ言語TREX (Tree Regular Expressions for XML) を開発していた。 クラークと村田は、TREX と RELAX Core に基づいて、この2つのスキーマ言語を統合して RELAX NG を設計した。
RELAX Core で記述されたスキーマを使う例
一冊の書籍 (book) を記述するための簡単なXML文書のためのスキーマを定義することを、考える。 一冊の書籍は、一つもしくは複数の (one or more) ページ (page) の並びとして定義される。 おのおののページは、テキスト (text) のみを含む。 一冊の書籍を記述するXML文書インスタンスの例を次に示す。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<book>
<page>これは1ページです。</page>
<page>これは2ページです。</page>
</book>
この書籍のXML文書のスキーマは、RELAX Core では次のように記述することができる。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<module
moduleVersion="1.0"
relaxCoreVersion="1.0"
targetNamespace=""
xmlns="http://www.xml.gr.jp/xmlns/relaxCore">
<interface>
<export label="book"/>
</interface>
<tag name="book"/>
<elementRule role="book">
<ref label="page" occurs="+"/>
</elementRule>
<tag name="page"/>
<elementRule role="page" type="string"/>
</module>
ファイル名の接尾辞 (拡張子)
非公式的な慣習として、RELAXで記述されたスキーマ (モジュール) は、ファイルの名称の接尾辞 (拡張子) として ".rlx" が使われている。
RELAXの実装
RELAX の妥当性検証器 (RELAXプロセッサ) の実装として利用可能なものの一部を示す。 オープンソースであり無償で利用することができる。
- Sun Multi-Schema Validator (MSV) - RELAX Core 、RELAX Namespace 、TREX、RELAX NG 、DTD 、W3C XML Schema による妥当性検証を行う。サン・マイクロシステムズ、川口耕介
この他、DTD2RELAXというソフトウェアが利用可能である。 このソフトウェアは、従来のDTDのスキーマを RELAX Core のスキーマ (モジュール) に変換することができる。
関連項目
外部リンク
実装
- Sun Multi-Schema Validator (MSV) - RELAX Core 、RELAX Namespace 、TREX、RELAX NG 、DTD 、W3C XML Schema による妥当性検証を行うソフトウェア。サン・マイクロシステムズ、川口耕介
- DTD2RELAX - 従来のDTDのスキーマを RELAX Core のスキーマ (モジュール) に変換するソフトウェア。
「Regular Language description for XML」の例文・使い方・用例・文例
- 5 月15 日の午前8 時30 分から午後3 時まで、Oceanview公園で開催される、毎年恒例のWalk for Petsについてのお知らせです。
- イベントによる収益金の半分は、捨てられたペットのための保護施設であるHome for Petsに使われ、残りはさまざまな動物福祉団体に分配されます。
- 年次監査を行うために、Bradford and Partnersの会計士たちが10 月10 日の午前10 時に当社を訪ねてくる予定です。
- Bradfordの新人会計士2 名が今年の監査を担当すると連絡がありました。
- こんにちは、Bradfordさん。
- 昨日Bradfordさんが受け取られたデスクランプについてお電話を差し上げています。
- 取り違えてしまって申し訳ありませんが、あのランプは別のお客様に送られるはずのもので、誤ってBradfordさんに配送されました。
- Bradfordさんが受け取るはずだった商品は、Anne Keeganさんからの贈り物のご注文でした。
- タックマンモデルとは、チームビルディングにおける5段階、すなわち形成(Forming)、混乱(Storming)、統一(Norming)、機能(Performing)、散会(Adjourning)を示すモデルである。
- 着手する; 〔…の〕端緒を開く 〔for〕.
- 紺 《Oxford 大学およびその選手の色標》.
- 〔音楽会などへの〕優待券, 招待券 〔to, for〕.
- 等位接続詞 《and, but, or, for など; ⇔subordinate conjunction》.
- 【文法】 相関語 《either と or, the former と the latter など》.
- [for a] holiday to [in] France last year. 昨年は休暇をとってフランスへ旅行した.
- (最も奥の), foremost (真っ先の).
- 新大学, 1960 年以降に創設された大学, 板ガラス大学 《Oxford, Cambridge のような石造りの ancient universities, 19 世紀に創設された London 大学のような赤れんが造りの redbrick universities に対して言う; 建築様式がふんだんに plate glass を使ってモダンなことから》.
- コンセプション岬 《California 州にある》.
- être for this policy? この政策はどんな存在理由があるのか.
- から Oxford へ通ずる)オックスフォード街道.
- Regular Language description for XMLのページへのリンク