≪韓国語≫ペン
韓国語「ペン」とは、「ペン」の意味
韓国語の「ペン」とは、アーティストやアイドル、俳優などを応援している人を指す言葉で、日本語でいう「ファン」のことである。特定のグループを応援している人のことをグループ名の最後にペンをつけ、「グループ名+ペン」と表現し、個人やグループの中でも特定のメンバーのことを特に応援している人のことを名前の最後にペンをつけ、「名前+ペン」と表現する。グループ全員を応援しているいわゆる日本語の「箱推し」は、英語の「ALL(オール)」からくる「올(オル)」に「ペン」をつけ、「オルペン」と表現される。
韓国国内だけではなく、日本でも主にK-POPのジャンルを好む人の間で使用されており、敬愛の念も込めてあえて「ファン」ではなく韓国語で「ペン」と表現されることが多くある。その他にも、ファンミーティングは「ペンミティン」、ファンレターは「ペンレト」となるなど、「ペン」はファン活動を通した様々な場面で使用される言葉である。
韓国語「ペン」のハングル表記
アーティストや俳優のファンを意味する「ペン」はハングルでは「팬」と表される。筆記用具であるボールペンなどの「pen」も同じく「ペン」と発音されるが、ハングル表記は異なり「펜」と表される。
「〇〇のファン」は「〇〇팬」と表す。
韓国語「ペン」の発音
「ペン」は、日本で和製英語として使用されている「ファン」と同じく、英語の「fan」からきている言葉である。日本人の感覚では英語の[F]の発音は「フ」であるが、韓国では[F]の音を[プ(P)]と発音する。そのため、同じ英語の「fan」からきている言葉ではあるが、「ファン」は韓国語では「ペン」と発音される。
韓国語にはもともと[F]の音の言葉がないとされており、英語の[F]の発音には韓国語では基本的に「ㅍ(P)」が当てられる。
英語の[F]の発音は唇を使う発音だが、韓国語では唇を使った発音は子音の「ㅁ、ㅂ、ㅍ」の3つで表現されている。「ㅁ」はマ行の発音として使用される。「ㅂ」はパ行またはバ行の発音として使用されるが、有声音化(濁音化)するので[F]の発音にはふさわしくない。韓国語の中では「ㅍ(P)」の音が[F]の音に最も近いということになる。
「Fighting(ファイティン)→파이팅(パイティン)」、「Cafe(カフェ)→카페(カペ)」、「Coffee(コーヒー)→커피(コピ)」、「Africa(アフリカ)→아프리카(アプリカ)」など、[F]の音が[P]と発音されるのは、「ペン」だけに当てはまるルールではなく、韓国語の発音の基本となるルールである。
ペソ(peso)
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